2020-01-01から1年間の記事一覧

老いのひとこと

5人以上の会食は罷りならん、帰省は自粛しろ、里帰りも控えなさいとの御達しで結局今年は誰も来ないことになった。 二人だけの侘び所帯で好いじゃありませんか。 ところが不思議なものだ、身に付いた習性は自ずとしめ飾りやかがみ餅に手が行きすす掃いをし…

老いのひとこと

先日は豪雪のニュースが伝えられたが同じ日本海側に居ながらも此方は山雪だった所為か平地は差ほどではなかった。 でもお慰みに積もった十センチばかりの歩道の雪は除け去ることなく踏み固まったままだ。 其処でも齢を積み重ねた悲哀を味あわざるを得なかっ…

老いのひとこと

初参りには白山さんの左義長の火柱で身を清め、旧盆にはご先祖の御霊に供養を捧げて年の暮れには筆を執り賀状をしたためる。 此れがつたない老生の年中行事になる。 虚礼は省略した方が良かろうと胸中の隅っこにうずうず致すがどうしたことか来る年も来る年…

今日は納会の日、迷いに迷った末あさ目覚めた折に寝床の中で決断した。 炬燵にあたってテレビを見るよりよっぽど益しだ。 そう思いながら今年初めての県立武道館の床を踏んできた。 さすがに自粛が叫ばれる中なので参加者は心もち少ない。 改修工事は外回り…

老いのひとこと

安倍さんは嘘の釈明をなされた 嘘を就いたのは秘書の嘘を鵜呑みにしたからだと盛んに弁明された 嘘を就いた秘書さんは東京地検より罰金刑に処せられ詰め腹を切った いや詰め腹を切らされた 処が国会を国民を愚弄した当のご本人はお咎めなしで無罪放免です や…

老いのひとこと

凍える北風を避けてうつむき加減に身を丸め震えるように秋桜が咲く。 その翌日にも依然として花の矜持を保ちおるではないか。 燃え尽きるまで健気にも花の命を謳歌する姿は何んと神々しいことか。 明日にも散り果てようと今を懸命に生きている其の根性を愛で…

老いのひとこと

長土塀の交流センターでのお勉強会は午後4時30分に終わった。 そぼ降る秋雨の中雨合羽に身を包みバイクにて帰路に就いた。 既に夕暮れ近くで車列はライトを灯して走る。 車線の片隅を遠慮がちに慎重運転を期した。 御影大橋を渡り増泉と西泉の交差点を過…

老いのひとこと㉜

百聞は一見に如かずの言葉通り「政鄰記」の実物を此の目に納めてきた。 原寸大が縦135mm横195mmで細字が紙面一杯にぎゅうぎゅう詰めに書き並ぶ。 書損じ箇所は探す限り何処にもない、恐るべき几帳面さと忍耐力が要求されよう。 正隣の生真面目なお…

老いのひとこと

無断掲載 日曜会稽古に赴けば玄関先の掲示板に「武術の体研究会」とあるではないか。 名たる古武術家の拝顔に与かろうと胸ときめかせながら急げば時すでに遅し、散会した直後でした。 道場に屯する中からそれらしき人物を探し出し目立たぬようにカメラに収め…

老いのひとこと㉛

加賀藩の要人たちの動静に限らず藩内の些細な事象をも含めた出来事を細大漏らさず「政鄰記」には記述される。 だから著者津田正隣と漢学者五十川剛伯との直接の繋がりはどうもなさそうだ。 宛がわれた教材に見る字体の筆跡は津田正隣本人の運筆によるものか…

老いのひとこと

断りもなく他人様のものを盗れば盗っ人で在り窃盗罪が成り立ちましょう。 今年も又わたしは悪びれることなく白昼堂々と盗っ人を演じてしまった。 例年のコスモス街道沿いではなく最寄りの小学校の学校園のコスモスと序でに菊芋を遣ってしまった。 尤もお花や…

老いのひとこと

空一面の日本晴れを愛でるうちにいつの間にやら空は鉛色に急変し木枯らしの時節を迎えてしまった。 予報では近々には寒気団が南下し氷点下を告げ始める。 鬼の来ぬ間に車輪交換を思い立った。 腰の塩梅を見計らいつつ為さねばならぬ年中行事に精を出す。 留…

此の初冬の時期になりブロッコリーは今を盛りに実りの秋を迎えた。 あの烏帽子のような冠部分も良いがわたしはむしろ団扇のような葉っぱが良い。 それでも売り物にはならないらしくスーパーでは見たことがない。 余程の変人でない限りあれを喰らう人はいない…

老いのひとこと

朝っぱらから一仕事がある、いつもの投稿のためネットを開こうと試みるがダメだ。 いつもの「5G」から接続を切断に切り替えても繋がらない。 其の折に為さねばならぬ電源の切り替え操作をやらずにサポートセンターへ救助を求めてしまった。 オペレーターの…

老いのひとこと

雲一つない稀に見る日本晴れ、気も爽やかに晴れ渡った。 額新町の銭湯から雀のお宿に差し掛かるといつもの御仁がいられるではないか。 立ち止まったりひょいと横向きなったりしながら或いはひょっとしてわたしに出逢うのをためらっていられるようにもお見受…

老いのひとこと

静止画像なので停車中に見えるが実は此の二両編成の車両は間違いなく前進して来た。 踏切に仁王立ちし悠然と近寄る被写体を確認しながらシャッターを押した。 シャッターがストンと落ちると同時に警報機がけたたましく鳴った。 遮断機が下りるには少し間があ…

老いのひとこと

大航海時代にコロンブスはインドを目指して船出し発見したアメリカ大陸をてっきりインド大陸と勘違いし先住民をインド人と誤って名付けてしまった。 南米大陸のアンデス山脈の山腹に住むインデオたちが今栽培した此のヤーコンと同じ植物を食していたとは此れ…

老いのひとこと

仰々しく語るほどでもなかろうにそんなちっぽけなハプニングがどうしたと云うのだ。 冬枯れひふ枯れネタ枯れの類でどう仕様もなかろう。 竹刀を交え形を打ち終えお開きとなった後残務整理ではないが今少しおのれに残業をば課するのです。 其の日は殊更疲れて…

老いのひとこと

時代遅れの最たる者、「ニコニコ動画」も況してや「ガースー」も全く知らない聞いたこともなかった。 偶々金曜の「報道1930」を視聴中に此の動画が飛入りし菅さんが何時になくご機嫌な笑みを湛えてご登場し「わたしはガースーです」と其の場を爆笑の渦に…

老いのひとこと

齢の所為か足首が痺れる特に右足に症状が著しい。 血流が悪いのか足が冷たく冷えるので寝る時はいつも靴下を履く。 掛かり付けの医師に申せば足の血圧を測定し併せてCT検査も施してくれた。 幸い血管の硬さ=baPWVは左右共に1800台で標準範囲内で…

老いのひとこと

4月に植えてから植えっ放しのほったらかし全く手の掛からない優等生なのだ。 肥料こそ少々食べあがった所為かよく育ったものだ。 根元から茎が何本も林立し木質化している。 まさに鋸引きで薙ぎ倒しいよいよ地中の獲物を掘り起こさんと致せば生憎の時雨模様…

老いのひとこと

上杉鷹山先生の名言「為せば成る」にみる「為さねばならない事」は此のわたしには諸々の身辺整理にほかなかろう。 気の赴くままあれやこれや手掛けてはいるが今日は変なものを整理した。 鉛筆でものを書くことは孫へのお便り以外もうない。 精々がメモを取る…

老いのひとこと

慾張り爺さんが大根を栽培しました。 限られた耕地を有効に生かそうと心持ち間隔を狭めて密集状態で植えました。 より多くの収穫を得ようとの浅ましき魂胆が見え隠れします。 すぐり菜も終え一本立ちして肥料を与え速く大きく育ちなさいと葉っぱを茂らせた。…

老いのひとこと

癒しの花園のあるお宅のすぐ横に小路が通り其処は砂利道になっている。 ブロックの塀に寄り添うようにこぼれ花たちがひそかに咲き誇るのです。 名も知れぬ花たちの中にあって朝顔だけは馴染みが深い。 つるを絡ませる支えは何一つないので地べたに這うように…

老いのひとこと

病死は該当しない交通事故等の傷害を受けた際の保険について貴殿は既に年齢オーバーに付き契約更新の手続きは出来ませんと伝えられた。 来年令和3年3月一日を以って保険契約を終了させますゆえご了解あれとの通知でした。 家内共々事故に遭うのなら今の内…

老いのひとこと

無断掲載 新聞の政治欄に首相「病床逼迫 強い危機感」と大きな活字がおどる。 首相の記者会見は見ようと思ってもなかなか見れないので本日は期待を込めた。 或いはひょいとして望月記者にお目に掛かれる知れない淡い期待を込めて聞き入った。 ところが新聞の…

老いのひとこと㉚

図書館で少し勉強をしようと年甲斐もなく粋な計らいを為すもののものの見事に覆されてしまった。 ・正隣家に養子に入った佐七郎正和の事 ・正矩の跡を継いだ正隣の次男修理正直の事 ・修理正直の正室の実家の主人中川平膳の事 を調べてみようと玉川図書館へ…

老いのひとこと㉙

無断掲載 変なことに拘ったり意地を張る風変わりな変人が此処にいる。 正隣の養子になった佐七郎が義父正隣の次男坊正直を養子に入れた。 此の正直が津田徳方家へ養子入りし中川平膳の娘を嫁にして一女を儲けた。 此の一女が津田清三郎の弟音五郎に嫁いだと…

老いのひとこと

ブロッコリーとキャベツは同じアブラナ科の親類同士であるらしい。 姿かたちこそ似つかわしくは感じないが大きな団扇のような葉っぱは何処となく同じように映る。 先日、こぶし台の果実を収穫した折に葉っぱの部分を口にすれば間違いなく食感がキャベツにそ…

老いのひとこと

無断掲載 我が家に配達される新聞の一面記事の4番手ながらも「学術会議問題 高校生らも声 官邸前」が写真入りで載った。 現政権は悪びれる様子もなく六名の任命を拒否した。 その理由を問われても曖昧なことばでお茶を濁すだけでは一国の宰相として国際的に…