老いのひとこと

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朝っぱらから一仕事がある、いつもの投稿のためネットを開こうと試みるがダメだ。

いつもの「5G」から接続を切断に切り替えても繋がらない。

其の折に為さねばならぬ電源の切り替え操作をやらずにサポートセンターへ救助を求めてしまった。

オペレーターの方がNTT用の弁当箱のラベルから型番を読み取って伝えなさいと言う。

机の下へもぐるが蛸足配線がむだかり難儀の末読もうとするが辺りが暗くて字が読めない。

年甲斐もなく慌てふためいて電気スタンドを取り出し漸くにして読み取ったが其の間十分以上は掛かったかも知れない。

業を煮やした先方様はこんなボケ老人はネットに触る資格がないと判断したかどうかわからぬが電話は切られていた。

虚しかった悲しかった。

御身の惨めさ醜さを嫌という程知らされた。

右手を捥ぎ取られる苦痛には耐え切れないとわたしは恥を忍んで再度オペレーターに泣き付いた。

されど矢継ぎ早にアカウントがどうのIDがどうのと専門用語がずきんずきんと突き刺さる。

苦し紛れに口ごもれば先方様は一方的に担当者を代えさせて頂きますと男性の声に変わる。

此れぞまさにたらい回しなんだ。

除け者扱いにされた悔しさが倍加する。

でも此の男性へはわたしは物言った。

ゆっくりした口調ではっきり指示を出してくださいと請願した。

お蔭で繋がってくれた。

此の男性には涙が出るくらい嬉しいと感謝の意を伝えた。

お昼近くにして本日の投稿が漸くにして適った。