2024-01-01から1年間の記事一覧

老いのひとこと

ご好意を戴いた修理店の社長さんの手前、スキーストックを突くわけには参りません。 それでむかし採取した流木を代用する古木杖と併用し二本杖にしてお出掛けだ。 正式の操作法を心得てはいないので我流でゆけば直ぐに肩がこり突くのが邪魔なのでだらしなく…

老いのひとこと

ツウブルウベリーあんどスリーストロベリー ベリーベリーベリーベリーベリーマッチ サンキュウーベリマッチ 意味不明な呪文を唱える 。 此のお宅の玄関先に2本のブルーベリと3本のイチゴの苗がプンターに植えられる。 今日も歩ける喜びをかみしめ感謝しなが…

老いのひとこと

馬替上橋から中橋にかけてツバメの観察をしながらゆけば丁度川向こうの扇台保育園に動く物体あり。 一足お先にと云わんばかりに早々と端午の節句の鯉のぼりのお出ましなのだ。 あの園長さんのご配慮であの色褪せた真鯉と緋鯉たちが泳ぎ居るではないか。 年甲…

老いのひとこと

新旧所を変え配置換えのシーズンだ、万物全てが新旧交代し衣替えを果たす。 一番孫も讃岐の国から播磨の国神戸に配置替えしたし大阪の孫は晴れて大学へ進学した。 白蓮はあっと言う間に緑蓮と化した、ピンク色に染まった高尾の山肌も何時の間にやら若葉色に…

老いのひとこと

無断掲載 衆議院の三つの補欠選挙は何時もは旗色が芳しからざる立憲の下馬評がどうしたことか堅調で新聞各紙事もあろうに読売までもが三つ共々優勢であろうと伝えおる。 それもその筈、裏金問題で煮えくり返る此のご時勢に一番の旗振り役を立派に勤めた当然…

老いのひとこと

足掛け50年間、下手の横好きで竹刀を握った、矢張りどうしても左脚と左の肩を引いた半身の姿勢が正当ではなかった所為か背骨が曲がってしまった。 でも全く気にするほどでも無くむしろ剣道人の勲章であろうと軽く見過ごした。 だが此れが元で腰痛に連動し不…

老いのひとこと

背戸の金魚鉢のセフティネット上に又しても悪さをし上がる、再三再四繰り返される、憎くて手強き相手に違いない。 処が嘗ての粘質の悪臭放つ軟便ではない、不可解なことにギンナン状の固形物が未消化のまま排便される、差ほどの匂いはなさそうだ。 果たして…

老いのひとこと

こんな些細なことで思い悩むのも愚かしい、今年は手っ取り早くムサシで種芋を購入した。 盛んに芽吹く3k入り「男爵」に決めた、(3000g÷50g=60個)均一に50gと云いうわけにはゆくまい。 大小入り混じるので二つ切、三つ切、四つ切りにして案分せね…

老いのひとこと

学園点描 其の一 むかしは小使いさんと呼んだが少しばかり失礼ではなかろうかと用務員さんに呼び名を変えたが最近では更に校務士さんと名称が改められたらしい。 思い起こせばむかしの小使いさんには人徳厚き御方が居られたもので昼間の校長先生よりも人望熱…

老いのひとこと

如何にもみすぼらしい出で立ちでしかも危なかしい足取りでご老体が行く。 何時ものコースを辿る、薬局屋を過ぎ自動車修理屋に差し掛かれば、偶に挨拶を交わして呉れる若きエンジニア―さんではない恐らくオーナーと思しき御方が近寄り棒切れを差し出す。 見れ…

老いのひとこと

昭和34年学卒の年に菊水分校勤務の拝命を受けた、親爺さんも余程嬉しかったのかわたしに背広を新調して呉れた。 当時金沢には「洋服の青山」がある筈もなく、わざわざ老舗の仕立て屋さんに採寸から依頼しあつらえて貰った。 自負心が沸々と湧きいずる思いを…

老いのひとこと

無断掲載 図らずも足踏み公園のベンチに佇めばあすなろ幼稚園の入園式に出くわす、好く晴れた土曜日の事だった。 我が家のベランダの窓越しに月曜日の朝、扇台小学校の入学式に登校する様子が目に入る。 馬車馬のように働いた現役時代には三人の息子たちの保…

老いのひとこと

金沢大学角間キャンパスの資料館へ赴き、旧石川女子師範の写真資料の開示を願い出た。 例によって免許証で身分を証し戸籍謄本で母との続柄を明示して我が母親の在り処を問い質した。 1925年に金沢第二高女を卒業し同年に石川女子師範本科第一部(修業年限五…

老いのひとこと

嗅覚までも劣化したものか、それとも香りを失った白蓮の新種なのかわたしにかその香りが伝わらない。 桜に先んじて豪華な開花の美しさを誇らしげに披露する、一斉に白き天使たちが乱舞する。 ところが生ある物体はやがては衰退し終焉を迎える、生と死が表裏…

老いのひとこと

無断掲載 列記とした名門校、嘗ての石川県立金沢第二高等女学校という実在した学校本体が其の面影を後世に伝承する系統的遺産が無い、泉野・玉川にも市教委・文教会館にもない。 ただ断片的な残滓が散在するに過ぎない実態に文化都市を自認する金沢には信じ…

老いのひとこと

長享の一向一揆にあやかり高尾城攻略に挑んだ。 さくら晴れの快晴の朝風はヒンヤリと冷たい、9時20分に米寿と傘寿の祝事とこころして第一歩を踏み出す。 家内はまだまだ健脚だ、ふらつく身を奮い起こし一本杖を頼りに登る、恐らく此れが登り納めだろう。 兎…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 馬鈴薯の種芋を求めてほがらか村へ赴いたが生憎売れ切りだという。 諸物価値上がりの4月を迎え家庭菜園愛好者たちは挙って生活防衛自己防衛のため一斉に立ち上がったのであろう。 年金受給者には株価高騰も賃上げラッシュも全く以って無関…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 原付バイクのキック式始動でエンジン音が鳴る、冬越しした耕運機のスターター紐を引けば此れも高らかにエンジン音が鳴り響く、さあ共々春だ、脳作業の始動だ。 年齢の事など構っては居れない脳作業用の出で立ちでさあ出動だ。 脳作業仲間…

老いのひとこと

舟田氏の執念には些か驚きを禁じ得ない。 彼は大正から昭和初期の頃小学校で教鞭を執ったという自分の叔父の足跡を執拗に追跡し遂には居所を突き詰めたのだと誇らしげに語る。 そして、彼が言うにはわたしの親爺の分まで探し当てたのだと鼻息を荒くして其の…

老いのひとこと

若かりし頃用いたスキーのストックを持ち出し外歩きに際し二本杖を突くことにした。 山歩き専用のものもあるらしいが廃物の再利用と決めた次第、 見っともない見苦しい限りながらお構いなしのへっちゃらだ。 さすがリングの部分は切断したが何分長さが長すぎ…

老いのひとこと

ああ棒切れや つわもの気取りの 夢のあと 法定の形のために仕立てた木剣が二本、日本剣道形を演ずるための太刀と小太刀、取り分け愛用の使い慣れた本枇杷木刀はわたしの分身だ。 黒檀まがいの木刀は重くて使い物にならず飾り物に過ぎなかったなあ、悪かった…

老いのひとこと

一度限りの命、誰しもやがてはのたばり自然消滅するのを待つしかないのだが何分慾ったましい性分ゆえ延命策に汲々する。 憐れと共思しき其の魂胆はいつも閻魔大王さんからは笑いものだ。 最近はとみに下り勾配を意識するようになった、守備範囲が極端に狭ま…

老いのひとこと

少し寄稿が遅れもうモクレンは散りそめる。 今日も歩める喜びを噛みしめながら一歩一歩を踏みしめる。 晴天下に雨傘携え如何にも泥臭いが擦れ違う人影もなく何処までもマイペース平気そのものだ。 目にする自然の風物だけを愛でる、又してもモクレンの花芽ほ…

老いのひとこと

好むと好まぬに関わらず近い将来には必ずや其の中に身を潜めお隠れ遊ばされましょうことよ。 前回挑んだが生憎焼成時に体形が歪み本体に上から被せる家型蓋が納まって呉れない、こんな隙間風が吹き込むな荒ら家で永眠いたそうにも出来っこなかろう。 今日は…

老いのひとこと

有名進学校の清風学園でカンニングが元で我が子が自殺へ追いやられた親御さんが提訴に及んだとのニュースに接する。 学校側に落ち度がなかりしものかと第三者委員会を設置し事の経緯を審査するものの指導上なにら瑕疵は見出せなかったとの結論に至ったのだと…

老いのひとこと

舟田氏は当方の体調不良を見越してか桜の花芽を届けてくださった。 生憎、外出中にて家に置いて行ってくださったと家内は云う。 有り難いことです、外で見る桜と屋内で観賞する桜とでは其の趣きはまた別物なのです。 見るまでもなく此れは野田山墓地芝山の地…

老いのひとこと

冷たい風を頬に受けながらも日ごとに花芽ほころび今にも咲かんとするが此の日も寒風がひゅひゅう過ぎる。 川面にはカルガモ群れ遊ぶが白き羽毛の異端児は見当たらない。 その代役に買って出たのかのように孤高の水鳥シラサギが一羽水辺に彩りを添える。 肌寒…

老いのひとこと

無断掲載 日曜日の夜、宛てもなくチャンネルを探ればN響に出くわした。 荘厳な合唱曲を演ずる。 殊の外大編成だ、みな真剣な眼差しで一糸乱れず声高らかに絶叫する。 耳劈くボリューム音が鳴り響く、楽器が奏でる楽師たちが躍動しながら全身でリズムを奏で…

老いのひとこと

無断掲載 国会審議で山本太郎さんから成田悠輔のことを聞かされた、質問通告がなかったらしく岸田総理にも聞き覚えのない人物らしく戸惑う様子が覗えた。 成田悠輔なる新進気鋭な経済学者が今喫緊の課題の少子化問題の最良の解決策はもはや生産性を喪失した…

老いのひとこと

楽器のようで楽器ではなさそうな得体知れない飾り物がある、多分大昔に家内が嫁入り道具として雛祭り用の置物を持参し其れが今以って茶棚に格納される。 鼓のようで鼓ではなさそうな女児の玩具のような置物を此の度は題材として遊んでみることにした。 たた…