老いのひとこと

楽器のようで楽器ではなさそうな得体知れない飾り物がある、多分大昔に家内が嫁入り道具として雛祭り用の置物を持参し其れが今以って茶棚に格納される。

鼓のようで鼓ではなさそうな女児の玩具のような置物を此の度は題材として遊んでみることにした。

たたらを刳り抜き四つのパーツをドべで貼り合わせるだけの一見単純そうで在って決して単純ではない脳作業に取り組んだ。

パーツ1

辺の長さが35mmの正五角形を6枚

パーツ2

辺の長さが35mmの正四角形を20枚

パーツ3

35mm×60mmの長方形を5枚

パーツ4

長さ350mmの紐を丸めた輪っ環を2個

作業手順

➀パーツ1の4枚の夫々の一辺にパーツ2の正方形をドべで貼り付け内側に曲げる

②パーツ4の輪っ環の表と裏に➀をドべで接合する

③パーツ1の正五角形2枚とパーツ3の5枚の長方形をドべで貼り付け正五角錐を作る

④②と③をドべで接合し正五角錐に空気穴を開けて作業は完了

 

正五角錐の中に粘土玉を入れて土鈴にも転用させる目論見を失念してしまった、此れは大失敗だった。

延べ実働は凡そ四時間であった。

難作業を成就したので我ながらあっ晴れと云えよう。