2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

虐げられた人 切り離され孤立した人 前が見えずに行き詰まった人 暗闇の中にうずくまる人 茫然と立ち竦む人あり そんな人へ後ろから声がかかる 肩にそおっと手を添える人あり はあっと目が醒める

老いのひとこと⑯

無断掲載 先日、妙典寺住職さんをお伺いした折に大変貴重な資料をお見せいただいた。 北春千代先生が編纂された小冊子(現地43回金沢仏像巡りー平成24年7月3日付) の中に半山の墓ほか3基の津田家所縁の墓石が収録されていて市指定の文化財に匹敵する…

老いのひとこと

大きなスピーカーから大きな声量で警報音と共に金沢市からのお知らせが始まる。 お子さんやお年寄りを配慮したのでしょう随分と口調がゆったりしている。 ゆっくりしたのんびり感とマンネリ感がどうしても付きまとう。 緊急を告げる緊迫感がどうしてもあまり…

老いのひとこと

小作人名簿に名を連ねる筆頭幹事OUNISIさんはわたしの姿に見るに見かねて耕運機を入れてくださった。 ひと畝だけではあるが助かった、スコップを立てる気力も馬力も最早途絶えてしまった。 ところが他人様のご厚意を甘んじて受けて居ながら欲を言って…

小学校の屋上に設置された大型スピーカーから台風シーズンにはよく大雨洪水警報が流れた。 此の時期には当然ながらコロナ警報ならぬ注意喚起のアナウスが流れる。 ところが窓を閉め切る関係でよく聞き取れない。 何かしら早口で表現しているが著しく音声が不…

老いのひとこと

額谷に遊んだころの思い出になる。 朝の修練の場である軒下道場はもう馴れっ野こと化した。 純白の大型猟犬と二三回出くわすこともあったがどうも朝の早くには小型犬の通り道にもなっているらしい。 参りますと神聖なる我が道場に可愛いウンチの置き土産やシ…

老いのひとこと⑮

我がご先祖の亡霊たちが挙ってわたしを取り巻き色々とちょっかいを掛けていらっしゃる。 それはそれは賑やかで結構なことじゃありませんか。 昨日も心霊写真もどき出来事を投稿しょうと何時もの手続きに入ったのだがどうしたことか何度試みてもうまくいかな…

老いのひとこと⑭

母方のご先祖の霊が眠る野田山墓地へは足繁く通った。 2018年12月、歳が迫る26日の午前10時過ぎに最後のお勤めに参った。 その時に味わされた心わななく出来事は今以って鮮明に甦る。 此れは翌27日の投稿文の一節になる。 レンズの窓が開いて呉…

老いのひとこと

お世話になる鶴来道場の日曜会幹事さんから新年度より団体としての利用が叶わなくなったので組織は存続するものの今後は個人利用の手続きを経て入館してほしい旨連絡をいただいた。 後刻、当館の管理人さんに入館規制が改定された主旨に付いてお尋ねした。 …

老いのひとこと

散るさくら 残るさくらも 散るさくら 良寛さんの詠んだ句だという。 また斬首刑に処せられたという勤王の志士雲井龍雄の辞世の句でもある。 散る定めを背負うさくらだが淡々と誇らしげに咲きはじめたと思えばやがて淡々と散り逝く風情が何んと云ってもたまら…

老いのひとこと

天気晴朗なれど風強し、此処高尾城址櫻の園は今を盛りに咲き誇る。 全山さくら色に染まるが悪戯っぽく舞い立つ強風が恨めしい。 花びらが突風に舞い立ち空中に漂う。 折角の満開よ今暫し、散り初めは今暫し待っておくれ。 300段の階段は最早家内には敵わ…

老いのひとこと

何時の間にか葉桜に変わりつつあるがボケの花やミツバツツジが今を盛りに咲き乱れる。 額谷の大自然を満喫しながら軒下道場の床を踏む。 一しごとを終え畳みかけているところへお役人らしき人物が現れ“精が出ますなあ”と時候の挨拶でも為されるのかと思いき…

老いのひとこと

とうとう激震が日本列島を走る。 遅きに失したと云えど漸くにして緊急事態宣言が日本全国を被った。 さしずめ外出自粛が法的根拠を伴うならばさすがに強がりは言えません。 不要不急の外出は慎まざるを得なくなりました。 秘蔵の軒下道場も5月6日まではお…

老いのひとこと

無断掲載 1月11日に開催されたÑ響公演会でマーラーの交響曲第2番=復活が演奏された。 その日のコロナ状況は武漢での発生が確認された程度で日本へは何ら及んではいなかった。 此の収録分が4月5日の日曜日にテレビに映った。 其の間3か月ばかりで余り…

老いのひとこと

コロナの蔓延でさぞかし混んでいるだろうと思ったが意外と少ない。 心配した血圧がこれまた意外にも119と63と出た、今日は至って健康体ではないか。 好いことはつづくものだ、何んとヘモクロビンA1Cは驚くなかれ7.6%に改善したではないか。 先生…

老いのひとこと⑬

些か衝動的過ぎたのかも知れない。 事もあろうに唐突に半山君の墓をお守りしたい旨住職さんへ願い出てしまった。 処が住職さんからはとても好意的に接していただき丁度処遇に迷っていた矢先だったので返って当方が助かったと率直にものをおっしゃる。 と云う…

老いのひとこと

全剣連から対人稽古の自粛要請が出されたらしい。 所属団体である鶴来日曜稽古会の幹事さんから最たる端くれの此のわたしにも確と伝令が届いた。 確かに防具こそ身に纏うがウイルス侵入には敵う筈もなかろう。 おメーンの発声と共に吐き出された無数の飛沫は…

老いのひとこと⑫

あるじ亡き無人の館、いや其の廃墟すら既に取り壊し空しき更地と化した。 此の亡霊に惹かれて野田山へと足は引き寄せられた。 早春の無人の墓地ながら此処は恰好の桜の名所でヤマザクラやエドヒガンザクラがまさに今は丁度散り初めのはしりであった。 音もな…

老いのひとこと

無断掲載 わが石川県の知事までもが緊急事態宣言を出すという。 確か愛知県や京都府の知事たちも挙って緊急事態宣言を発令するという。 此処のところ矢鱈とあちこちで緊急事態宣言の火の手が上がり乱立しその内火の海と化し収拾がつかなくなりはしまいか些か…

猛威を振るうコロナ旋風をよそに辺りは春の気配、気兼ねしながらも今年の桜は遠慮がちに咲いたようだ。 寒気が緩み一気に春が来た。 畑の草むしりを思い付き勤労の気に引火させエンジンを吹かす。 生気を取り戻した雑草たちは既に青々と根付く。 手際よく三…

老いのひとこと

奈良時代の僧泰澄は白山へ登り白山を開いたという。 その泰澄が山頂にて瞑想いたせば十一面観音菩薩が現れて自らを白山明神を名乗ったという。 つまり仏が神の姿となって現れたのだという。 生きとし生きるものを救うために仏が神の姿に化身して仮の姿として…

老いのひとこと⑪

又しても同じことを繰り返す。 我が母方先祖―津田家の本家筋に今枝家の血を汲む要人が嗣子として入籍し夭逝した平太夫の正室を妻として迎え平左衛門近英を儲けた。 即ち今枝要人と堀十郎兵衛の娘の嫡子として本家六代目当主津田平左衛門近英が在位しその近英…

老いのひとこと

額谷の大自然の真っ只中此の日もわたしは鼓を打つ。 心地よい鼓の音色が額谷の谷間を響き渡る。 決して澄み透るほどの音色ではないにしても打ちつづけるうちに梢の鶯が草叢の雉が相槌を打ち始める。 額谷の谷間を鶯が谷渡りをする。 それを合図に額谷に潜む…

老いのひとこと

22枚つづり2080円の回数券です。 その都度100円のお賽銭でもよかったが スズメの涙ほどの割安感を買い求めた。 毎週金曜の鶴来詣でをおのれに課した。 広い道場にわれ独り完璧に濃厚接触からは免れます。 ちっとも寂しくはない其の手の免疫抗体は生…

老いのひとこと

なりすまし詐欺師の話は聞いたことは在ったおのれが其の当事者になるとは情けない。 3月14日にアマゾンを介してサブリメントを発注したが数日たっても商品が届かない。 不審に思い発注先へメールを入れて確認を取るが返答がない。 再三再四問い合わせをす…

老いのひとこと

無断掲載 一流のミュージシャンは 一流のアーチエストであり 一流のアスリートでもある。 また一流のファイターでもあって しかも一流の剣士でもあられた。 Askaこと宮崎重明氏が東京都北区の剣道大会にて優勝為されたという。 ニュースが流れ動画までも…

老いのひとこと

額谷の地は深山幽谷の辺地ではない。 加賀の一向一揆の残党が隠れ住んだと云うが今や其の山村集落も跡を絶った。 でも漫ろ歩けば珍奇なる珪化木にもお目に掛れる絶好の憩いの場である。 吾がこよなく愛でる軒下道場からは此の額谷の遠景を容易く望むことが適…

老いのひとこと

軒下道場に慣れ親しむ頃より居合の場を鶴来へ移すことにした。 鶴来には此の上なき格好の道場があり日曜日共々金曜日にも此処にて修練を積む。 ただ金曜は個人使用に付きその都度入場料100円を支払う必要が在る。 白山市に市民権を有しない入場者は100…

老いのひとこと

通り一遍な凡々たる日々を手繰り寄せ無下にやり過ごす此の空しさやいかに。 月日の経つのは何んと早いことか今日は年度末のみそかではないか。 明日からの新たな日々を迎えんがため今日のみそかをいかに活きようぞ。 三文銭を探しに公園へゆきイチニイサン、…

老いのひとこと

凍てつく山颪もけろりと忘れて今日の日射しは何んと柔らかいことか。 自然エネルギーのお蔭で床の温もりが心地よい。 軒下道場は云うことなしだ。 此の道場主は今日も他言憚るべき妄言をずけずけと吐き捨てながらコロナどこ吹く風と独り善がりな禅修行に没頭…