老いのひとこと

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凍てつく山颪もけろりと忘れて今日の日射しは何んと柔らかいことか。

自然エネルギーのお蔭で床の温もりが心地よい。

軒下道場は云うことなしだ。

此の道場主は今日も他言憚るべき妄言をずけずけと吐き捨てながらコロナどこ吹く風と独り善がりな禅修行に没頭す。

没頭の域に入り恐らく無の境地に到達致したのでありましょう。

ふと足元へ目線を遣れば小さき生命体が悠然とのさばり歩く。

大自然と渾然一体となり業に勤しんだ。

天道虫君と共々額谷の自然空間にどっぷり溶け込み至福の一時でした。

 

青い車が乗り付け御高齢の御婦人が降り立ち持参のボールでバスケに興じられる。

不思議な光景である。

むかし獲った杵柄を試されてござっしゃる。

片や丸太ん棒を握る剃髪の翁が身を反らして無心に反り禅に興ず。