2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

今年の墓参は秋風立つこの時期にずれ込みました。 10時過ぎころに戸締りを済ませ実弟鉄二さんを皮切りにわたしの実家と家内の実家分に清三郎さんにもご挨拶した。 夏草を取り除きながらお線香は線香でも蚊取り線香まで持参して息子夫婦と孫たちは懇ろに手…

老いのひとこと

町内の夏のイベント家族夕食会が今年から元の通りに里帰りし公園の中で行うことになりました。 町会発足30周年記念を期して原点に復帰させたらしいのです。 今年は、お役御免の身とはいえ知らぬ顔して傍観するわけには行かず一人の一老兵卒として裏方に回…

老いのひとこと

小3を頭に双子の4歳児と8か月の乳飲み子が賑々しくやって来た。 音なしの構えと決め込んだ我が家は瞬時にして戦場と化した。 これこそが嬉しい悲鳴と云うものか兎も角も最大限の歓迎陣を敷くしかありません。 田舎の味お袋の味おばばの味と家内こそは孤…

老いのひとこと

真夏のミステリーではないが我が身辺に解せぬ不可思議なことがありました。 わたしは泉野地内にある罹りつけのお医者さんから降圧剤のお薬を含め数種類の錠剤を処方して頂き最寄りのコメや薬局から調達する慣わしを此処三十年以上続けている。 先日のこと、…

老いのひとこと

お隣さんとの境目のブロック塀脇の極めて狭い露地には毎年の事ながら此の時期になると「ミョーガ」が顔を出す。 秋の到来を此の目で実感いたしました。 先日の蛙騒動に乗じて辺りの草薮を捜すうちに見つけたしだいです。 まだ、小振りで実がしっかり締まっ…

老いのひとこと

22日の午後には前線の通過に伴い空掻き曇り雷鳴轟き渡って叩きつける激しい雨脚に見舞われた。 しかし、夕刻には地表が奇麗に洗い清められカラッと晴れ上がった。 十分すぎるお湿りで雑草の根元も揺るんで引っこ抜き易くなった頃合を見計らいわたしは除草…

老いのひとこと

何時からか縄文式土器とは云わずに縄文土器と呼び名が変わったらしい。 此の自作の土器は、縄目模様のない形もとてもいびつな下手糞な作品である。 草創期の土器の更にもっと遡った時期のものより下手糞なのです。 一万数千年むかしの縄文時代の人たちより…

老いのひとこと

背戸の草むしりをしていたら突然トノサマガエルがお出ましになった。 そもそもカエル自体にお目に掛かることは滅多にないこの時期なので驚きました。 曾てはいたる所何処にでもいたはずのカエルが姿を消して久しい。 此の地に移り住んだ三十数年前の頃には…

老いのひとこと

額四峠の一角にとても芳しい香りを発する箇所がある。 カメラに納め一度はブログの挿画にも用いた。 その名前に興味があったので図鑑で調べるがなかなか判りづらい。 ならば、県の自然史資料館が手っ取り早やかろうと駆け込んで尋ねる先に、それは『クサギ…

老いのひとこと

無断掲載 先月7月30日の夕方NHKラジオ第1放送「夕方特集私も一言」を入浴中に聞くともなく聞いていた。 川内原発の再稼働問題が話題でした。 原子力規制委員会の安全審査をクリアしたので秋にも再稼働ありきの論調が何となく主流となりつつある。 ご…

老いのひとこと

教室生の中で最古参はどうもわたしらしい。 奥方たちを含めてみな赫灼たる存在ばかりだ。 みな意欲満々実にてきぱきと事に当たり処して行かれる。 脂の乗り切った壮年たちに伍して対等に組していくにはうかうか出来っこない。 マイペースにてちょいとのんび…

うらなりの記《122》

第四章まとめ Ⅴ 些かどころか大いに漫画染みた愚論に過ぎません。 野田山の頂に出で座す前田の大殿様を取り囲むようにわたしたち三人兄弟は21世紀のこんにちまで恭しくも鎮座するのです。 それにもまして、吾らが母方津田家の清三郎近猷を取り巻く人脈か…

老いぼれの独り言

山百合や 額四峠に 風かほる 峠路に ヤマユリの香 かすかなり 銀輪に 巻きつくほどの くずの花 むんむんと やまゆりに葛 咲き乱る 峠越え いやす花園 秋のかぜ

老いぼれの独り言

通りすがりに見掛ける或る学校園です。 生い茂る雑草の中辛うじて生きているサツマイモの姿は何とも痛ましい。 何ゆえサツマイモなのか其の理由付けは知らないが恐らく此の光景からは水遣り等手間いらずに収穫の歓びだけは手に入るからなのでしょうか。 年…

老いぼれの独り言

2010年度 金沢市春季少年剣道大会 帰省中の孫娘と4年振りに竹刀を交えた。 盛夏8月まさに土用稽古と相成った。 偶々、今日の朝刊は男性平均寿命80歳越えを報じている。 それに肖った訳でもないが、孫は孫でわたしの誘いに厭うことなくやさしく応じて…

老いぼれの独り言

69年前の8月15日は二俣町の大瀬さん宅に疎開中の身でありました。 8月15日は終戦の日ではありません。 わたしに致しますればまさしく敗戦の日に違いありません。 わたし自身がわたし自身に負けたという意味合いです。 わたしはわたし自身の意思を制…

老いぼれの独り言

此の拙い絵は昭和34年(1959年)に赴任した菊水町で描きました。 内川を渡り川向こうの土手から下田のじろしちさん宅をとらえたものです。 生前に此の絵を“みよ子”に見せて上げたかった。 今や帰らぬ人となってしまったあの子の病床で此の絵を見せて…

老いぼれの独り言

5日から12日まで8日間の滞在でありました。 宿題を仕上げたご褒美に念願の大阪帰還が適いママさんの元へ帰って行きました。 よくぞ、長い間辛抱したものだ。 遊ぶ間もなく宿題に追い捲られて耐え抜いた8日間だから大したものだ。 しかし、その間暫しの…

老いぼれの独り言

わたし自身がそうであったように孫も読書感想文に呻き苦しんでいる。 実は、むかしのわたしが感想文の題材に何を選んだか皆目記憶がない。 憶えているのは作者の序章と終章を適当に繋ぎ合わせて誤魔化し先生からこっ酷く扱かれたことぐらいしかない。 何ん…

老いぼれの独り言

大阪の孫くんの滞在期間がもうそろそろ一週間にならんとする。 年寄りだけの家の中で年寄りだけを相手に四六時中生活を共にすればそりゃさぞかし退屈であったであろう。 況してや、台風襲来を受けて此処二三日は終日生憎の天候であった。 ラジオ体操にもサ…

老いぼれの独り言

四十万の孫娘と大阪の孫息子を伴って額谷の体育館にて遊ぶ。 遊ぶというより、わたしにすれば「剣道形特訓」と「孫守」に他ならず連日の日課と化した。 高1の孫娘と「形」を執り行う傍らで小三の大阪の孫は一人して「バスケットボール」に打ち興ずる。 年…

ニュージーランド行き《6》

無断掲載 ニュージランド紀行 二〇〇六年三月二十六日~四月二日 ⑥此処ニュージーランドの面積は北島と南島合せて27万平方キロ程度でわが国のおよそ70パーセントぐらいらしい。 小さな島国だったので滔々と水をたたえる大河こそそんなに多くは見掛けるこ…

老いぼれの独り言

血を分けた孫なら歌の文句ではないがそりゃ無条件で可愛いはずです。 可愛いが故に可愛さ余っていろいろと些細な場面で気を遣い過ぎるのです。 好き放題のほったらかしという訳には元より行くはずがない。 手を焼き世話を焼けば焼くほどにある種の軋轢が生…

老いぼれの独り言

気晴らしにママチャリを漕ぎだすことを日課とする。 孫が來る二三日前の出来事でした。 額四峠を駆け抜けて額乙丸、額新保を通って馬替の集落に差し掛かった折、清閑とした旧家の片すみに一羽の野鳥が横たわっているのに気付いた。 既に息絶えてはいたが左…

老いぼれの独り言

新型車両「W7系」が金沢駅にデビューした日に、孫は午後3時27分「サンダーバード21」のデッキより降り立った。 颯爽とはいかないまでも日焼け顔を一層紅潮させて「こんにちは」のことばにわたしらはそれだけで大いに満足し安心も致した次第です。 口…

老いぼれの独り言

此処北陸の地は早場米地帯で9月にはもう脱穀も終えて新しい籾殻が入手可能になるのです。 依って、秋ぐちに入ればわたしたちの陶芸教室は待望の野焼きの実習を迎えることになる。 それに備えて目下のところはその作品の制作に精を出すのです。 皆さん夫々…

老いぼれの独り言

大阪の孫がわたしらの下でしばらくホームステイすることになった。 今日の夕刻やって來る 出迎えは改札口という訳にはいかないぞ。 入場券でホームまで入らねばなるまい。 血眼で捜さねばならないよ。 どんなお顔で何ということばで第一声を発するだろう。 …

老いぼれの独り言

先だっての新聞一面トップに「年金抑制策発動へ」と活字が躍った。 ご多分に漏れず、我が輩も2012年制定の『被用者年金一元化法』に伴い共済年金支給額の大幅削減が強行されげっそり痩せ細ってしまった。 昭和34年から昭和36年までの追加費用対象期…

老いぼれの独り言

旧河北台商業高校は昭和45年(1970年)に産声をあげ平成15年(2003年)終焉を迎え津幡高校に統合された。 高度経済成長期と軌を一にして成立しバブル崩壊期と時を同じゅうして消滅した。 IT時代の先駆けに乗じ、またMarketing時代の…

老いぼれの独り言

先日の新聞によれば旧河北台商業高校の廃屋と化した校舎をとうとう解体する運びとなったのだと報じている。 跡地の活用案は未定のままだが取り敢えず解体し新地にすれば買い手が付き易くなるだろうという憶測に基づく誠にずさん極まりなき記事内容でありま…