老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
通りすがりに見掛ける或る学校園です。
生い茂る雑草の中辛うじて生きているサツマイモの姿は何とも痛ましい。
何ゆえサツマイモなのか其の理由付けは知らないが恐らく此の光景からは水遣り等手間いらずに収穫の歓びだけは手に入るからなのでしょうか。
年年歳歳、この学校園の主役はサツマイモに定まってはいる。
いやいや、主役は雑草の方かも知れません。
 
秋には細やかながらも収穫祭を催すことでありましょう。
でも、教師は子らと共に何を歓び合い祝い合うのでしょうか。
サツマイモの本当の美味しさを共に味わう事が適うのでしょうか。
お百姓さんへ感謝の気持ちが果たして芽生えましょうか。
勤労の歓びや尊さを教えることが可能でしょうか。
豊かな情操教育を高らかに謳い文句にしているがそれは只単なる空念仏に過ぎないのではなかろうかと危惧いたす次第なのです。
果たして「理科離れ」の元凶が何処にあるのでしょうか。
わたしには一切合財かいもく判りません。
 
よく夜遅くまでまるで不夜城のように先生方は残務なされ職員会議に忙殺されていらっしゃいます。
敬意を表する次第です。
もちろん、いじめ行為のない、しかも不良少年の居ない、更には落ちこぼれ無き学力アップ策を管理職の期待に副うように先生方は真剣に御話し合いを為されることは大いに結構かと思う。
今朝の新聞にも「学力テスト」の成績コンテストを世に公表すべきか否やに大きな活字が躍っています。
ゆとり教育」の付けを取り戻し「学力アップ」達成に向けて日本國中至る所で競争原理に火を点け煽り立てているようにさえ思えてならない。
何か大事なものを置き去りにしているようにわたしには思えてならないのです。