2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

「一剣入魂」と揮毫された面タオルが届いた。 人口に膾炙する四字熟語ではなさそう、恐らくは丹羽俊夫先生創案の文言のようだ。 石川県剣道連盟の設立七十周年の節目に当たる記念品として戴いたことになる。 連盟に貢献した憶えなく然も名も無き存在には身に…

老いのひとこと

薬局屋さんからお薬がダブついてはいませんか、お家にストックされた飲み残しが仰山ありませんでしょうか。 そんな問い掛けは只の一度たりともなかった。 ただ野放図に不要な薬を垂れ流すだけの薬局屋さんでした。 クスリを必要とする病人どもの意中に添うこ…

老いのひとこと

文化の秋・実りの秋に相応しい朗報が相次いだ。 中一になった双子のお孫ちゃんたちが自らの努力の成果を披露して呉れたではないか。 お姉ちゃんは奈良市立美術館で催されて第70回日本学書展に出展し大賞こそ逸したものの堂々と王羲之の蘭亭序の一節を半切り…

老いのひとこと

医薬品が不足する事態に陥っているという、ジェネリック薬の製造過程で不正が発覚したので製造停止の処分下にある小規模製薬社が多数あることがどうも其の原因らしい。 確かに幾つかの ジェネリック薬のお世話に与かるが幸か不幸か現時点では此のわたくしに…

老いのひとこと

剣の先人から給わった忠言に大きな声を出せがある、天井が突き抜けるかの如き、又一里四方に響き渡るが如き盛大なる発声が兎に角求められた。 剣技至らねども気と掛声だけに精進いたしたことを思い出し、あの時も無闇矢鱈とデッカイ声で唸り且つ絶唱した。 …

老いのひとこと

路上をそぞろ歩けば異様な異物が目に留まる、よくぞ見つけたものだ、われながら呆れ果てる。 足元をよく見れば紛れもなく雛鳥の主翼のようだ、外敵に襲われ幼気ない命が犠牲となり其の残骸の一部が路上に留まり一陣の風と共に脇の城谷川に流れ去る定めであり…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 畑友の南さんが引退されると云う、まだまだお元気そうだが此の際身を退く決意をしたと云う。 小まめに農作業日記を付けてその博識には舌を巻いた。 止めるに際しネットやバケツや収穫篭、オクラや法蓮草の種を戴いた。 好意の籠った法蓮草…

老いのひとこと

校下の文化祭の折に秋の草花を題材とした生花展をしばし観賞したのだが、彩りを添えるお花も然ることながら矢張り此のわたしにはどうしても花器の方に目がゆく。 其の中でお気に入りの一点をカメラに納め、今回は其れを拝借しそっくり真似てみることにした。…

老いのひとこと

ご近所の歯医者さんで上顎の型取りがあり、噛み合わせの必要から序でに下顎にも施された。 六十歳代にお伺い出来そうだ、年齢の割には実にてきぱきと指示を出される。 欠損歯と欠損現況を歯学用語で読み上げ看護助師は記録する。 また健有歯とその状況を矢継…

老いのひとこと

枯れて仕舞った生け垣も今漸く生き返えろうとしている。 息づくクスノキ・ナンキンハゼ・エノキは未だ緑を湛え色付く気配はない。 ホットリップスは健気にも今以って可憐な花を咲かせ居る。 秋も深まりコスモスは今を盛りに咲き誇り黄花の西洋菊も漸くお出ま…

老いのひとこと

蓮月さんが抹茶を嗜んだかどうかはわたしは知らないが手掛けた陶芸に抜きん出た才能を発揮したのだという。素朴な秀作を数多く世に出し「蓮月焼」として随分と持て囃されたのだと言う。 余は、此の際に蓮月さんに因んで抹茶碗モドキのお碗を作り、其処に代表…

老いのひとこと

先日のお送りする会の際に、隣席の村田さんから安田さんご逝去の報に接しおのれの落ち度を悔いた。 新聞では何よりもお悔やみ欄に目をやる筈にも拘らず全く気付かずにいた其の散漫さを嘆けざるを得ない。 しばしの一時ではあったが安田のやっさんからは格別…

老いのひとこと

嘗ては公園敷地内の藤棚の一角に蜘蛛の巣を張ってテリトリーとした。 別に獲物が掛かるのを待っていたわけではないが小学一年生の颯人君が出席カードを首にしてよく遊びに来たものだ。 春浅い桜が蕾の頃から夏休みが過ぎ去り桜の枯れ葉が木枯らしに舞う時節…

老いのひとこと

ラジオ体操に馳せ参んずる同好の士、足腰くたばり目尻には皺多けれど気だけは未だ青春そのものだ。 森先生を送らんと21名の男女が参集し昼餉を共にしながらラジオ体操談議に花が咲く。 確かに花が咲き誇る雰囲気こそあれど悲しいかな聴力喪失するものにはつ…

老いのひとこと

ラジオ体操の面々の中、異色の存在で居られた森クリニックの先生がお家の事情で東京へ転居なされるというニュースが飛び込んだ。 早速有志の面々がお別れの会を立案し隣町会のわたしにも参加の呼び掛けが及んだ。 格別、此の先生とは懇意な仲でもなかったの…

老いのひとこと

順調に作動していた体時計の調子が思わしくない。 暗闇の夜中と思いきや6時30分を通り越している、止む無く本日はお休みだ。 何の足しにもならないラジオ体操だが滑り出しにつまずけば矢張りどうしてもおのれを責める、おのれの怠惰を戒める。 準繰りから言…

老いのひとこと

去年の11月5日の記、「歓びと失望の落花生顛末記」を思い出した。 昨年の二の舞を演じぬよう早めに収穫すべきところむしろ遅れてしまったようだ。 恐る恐る辺りを探ってみるが幸い今年は例のハサミムシの形跡はなさそうだ。 スコップは要らない地表すれすれ…

老いのひとこと

面白い記事に出くわした、ちょうど10年前の2013年9月4日の台風17号の余波を受けて此処金沢地内で午後3時時点には瞬間最大風速28.1ⅿの突風が北北西に吹き抜けたとの情報をわたし自身がスクープした記載を見付けたのです。 此の突風が野田山墓地芝山の地に自生…

老いのひとこと

遂先日のこと、手押し車に押し込まれた園児たちの表情を評してまるで囚人のような澱んだ顔付きはどうみても頂けませんと発信した。 保育園の育児方針に問題ありきと辛辣にも酷評した筈なのだ。 それから間もなくして何時ものコースを辿れば前方より隊列を組…

老いのひとこと

無断掲載 此度は又またとんでもない副大臣がお出ましのようだ。 岸田さんが年内解散を見送らざるを得ないお家の事情が良く良く頷ける。 野党第一党にすれば千載一遇のチャンスが降って湧いた按配ながら此方の方もスッタモンダの大悶着の有様じや拍子抜けで全…

老いのひとこと

「キャベツにこぶが」「キャベツにかぶら大根が」などで検索しても謎はなかなか解明しない。 一度殺虫剤と殺菌剤の混合剤を散布したので薬物障害で奇形キャベツに化けたのかも知れない。 周囲の畑友に知れたら汚染が伝搬しないものか心配なので極秘にしてい…

老いのひとこと

無断掲載 又しても小沢一郎が小川淳也らを引き込み「泉おろし」を扇動する。 「政権交代を実現する有志の会」が息巻く「泉よ、即刻やめろ」と実に猛々しい。 有権者は取り分け心ある立憲支持層はもう辟易して顔を背け、いわんや無党派層からは又もや醜い内輪…

老いのひとこと

玉葱の苗150本を翠星高校へ予約を入れた。 約束の時刻に合わせ受け取りに参ったまでは何ら問題もなく経過したのだが帰る間際に車の方向転換を計ろうと右にハンドルを切りながら後退いたせば、又してもやったではないか。 不気味は金属音と同時に停車し直ち…

老いのひとこと

とうとう転院を決意した、家内が推奨する直ぐ近くの歯科医に決めた。 三回目の予約日に合わせ電話を入れた。 口実は加齢に付き通院困難を告げた、先代の頃から半世紀にわたりお世話いただいた感謝の意を込めてお詫びの言葉も添えた。 同業間の厳しい競合は巷…

老いのひとこと

何ら確たる検分も検証もないことを記するは心許ない限りだ。 家の前に城谷川が流れる、倉が岳が水源地だというらしい。 藩政期の高尾村と馬替村の境界をなす此の城谷川は当地区の延べ27年の長期にわたる区画整理事業の完成に伴い昭和62年には堅固な護岸が施…

老いのひとこと

永平寺の銘の入った革底草履を愛用したが今一つ鼻緒が窮屈で造りはしっかりするが弾力性に乏しくどうしても物足りなさを感じる。 それで此処のところはTwincamの銘のある在り来たりの草履をはくようになった。 兎に角軽い絶妙の履き心地、布製の幅広の…

老いのひとこと

無断掲載 弱冠23歳初挑戦の棗田龍介選手四段が見事全日本を制覇した。 初出場の怖いもの知らずの特権をフルに活かし破竹の大進撃を見せて呉れた。 実力の世界には年齢も段位も剣理の蘊蓄も経験の度合いも全く無関係であることを何よりも実証した。 見る者に…

老いのひとこと

骨壺を大量生産しても始まらない、其処らに転がる駄石や流木の台座作りも面白いが陳腐なアイデアを幾ら捻り出してもどうも変わり映えがしない。 図鑑をめくる内に登呂遺跡に出くわし高床式倉庫に興味が行き即座に此れだと決めた。 適寸のミニチュアセットを…

老いのひとこと

昭和10年11月1日に金沢市殿町21番地の産院にて出生、 以来88年の年月を経た。 幼児の頃疫痢に罹り親爺の背中に抱かれ真夜中に片町松田小児科に担ぎ込まれ九死に一生を得た。 また小3時の通信簿には栄養不良に付き要注意、備考欄には要養護と記載、身長119c…

老いのひとこと

二回目の予約日に治療に行く。 なにか知らぬが下の前歯の歯間に詰め物をするらしい、歯間ブラシが通用しないじゃないかと口にする気もならない、何故か知らぬが不思議でならない。 治療台に乗れば何かしら作業が始まったがどうも此れは水圧洗浄機による歯の…