老いのひとこと

面白い記事に出くわした、ちょうど10年前の2013年9月4日の台風17号の余波を受けて此処金沢地内で午後3時時点には瞬間最大風速28.1ⅿの突風が北北西に吹き抜けたとの情報をわたし自身がスクープした記載を見付けたのです。

此の突風が野田山墓地芝山の地に自生する樹齢数百年に及ぶ「上溝桜」の古木をなぎ倒したのです。

わたしの母方先祖に所縁ある此の巨樹の切れ端を記念品として頂き、いずれノミを振るって仏像に仕立てて見ようと長らく物置に保管した。

ところが寄る年波には如何ともし難く其の処分方を苦慮した折に図らずも願ってもない絶妙の貰い手に出くわせたのです。

 

引き受け手が何んとお若き木彫家とはもう魂消るしかない。