2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれの独り言

愚かなりし者が記す 今日も何かに憑かれたかのようにママチャリは野田山へ向かった。 外環の歩道沿いに窪地内より長坂台経由にて入るのだが本日は寒風が真正面から吹き下ろし殊の外大変であった。 文字通り長坂台は長い長い上り坂であることを再認識した。 …

老いぼれの独り言

愚かなりし者が記す 漸くにして金太郎さんと清三郎さんのお墓に在りつけた。 舟田氏から得た情報に基づき再三試みたが空しく不発に終わったままであった。 それで今日は管理事務所にて確認をとって漸くにして延べ七万基の中から見事的中を果たした。 目ぼし…

老いぼれの北海道行き《6》

知床連山 北海道紀行 二〇〇五年秋 ⑥飲んで騒いで丘に登れば白夜は明ける、まさに青春讃歌だ。 このようなほろ苦き青春時代を謳歌できたがこそ襟裳の歌も知床旅情もこの世に長く歌われ続けているのでしょう。 世界遺産に登録された途端にぞろぞろと人が集ま…

老いぼれの独り言

お彼岸に野田山墓地に踏み入り津田家の墓を捜すが行き着くことが叶わなかった。 確か、此の一角だろうと目星をつけてそぞろ歩くのだが同じような個所には遭遇するが終ぞ探し当てることが出来なかった。 山の冷気は身に染みたが梢の先には青空が広がりあちこ…

町会よもやまばなし

町会よもやま話 ②自薦、他薦を問いません。町会の役員候補を募集しますと云っても反応は薄い。 薄いどころか無いに等しい。 とは言っても何処の世界にても、企画運営面に積極的に身を乗り出し参画する活動家は存在するものだ。 このような方々に全てを委ね…

老いぼれの独り言

無断借用かたじけない セーフ生還 悲喜こもども 人生の圧縮図のようです 細胞診の結果は陰性、CTスキャンも腎臓、膀胱に悪性疾患の徴候はないと診断された。 潜血反応の+2に関しては原因が不明だという。 本当の解放感を味わうには至らなかったにしても…

高橋家を辿る≪1≫

高橋家を辿る=その1 此の世に生を賜わって今に生きています。 わたしは自分の因って来るルーツを一度は辿ってみたのだが今一つしっくりせず気懸かりにしていた。 それで、もう一度納得がゆくまで焼き直してみることにした。 明日をも知れない我が身、急が…

老いぼれの独り言

菊水町の集落は内川ダム建設とは裏腹に消滅した。 廃村の憂き目を見たことになる。 この集落から人気が絶えて分教場も姿を消した。 ところが何時とはなしに恰も蕗の薹が残雪の下から顔を出すように誰彼とはなく別邸か別宅なのか仮住まいできるセコンドハウ…

老いぼれの独り言

不法投棄・・・ 小西清君は菊水時代からの知り合いだ。 剪定ゴミの処理かたを思案投げ首の最中に何故かしら清君のお顔が思い浮かんだ。 電話を入れて見れば、彼はまるで待ち受けたかのように二つ返事で快諾してくれたではないか。 わたしは其処まで期待した…

老いぼれの居合稽古《6》

その6 素朴で幼稚な疑問がある。 先日、石井竜也のショータイムを見ていたら年若き居合斬りの達人が登場なされた。 お名前も素性も聞き漏らし記憶にはない。 元メジャー投手の外国のお方が投げる140キロ台のボールをバッターボックスで待ち受け抜刀もろと…

「孫旅」の思い出

5 東京デズニーランドの巻(1) 人が何と云えどもわたしには掛買のない楽しかった思い出話なのです。 その「孫旅」も回を重ね残り少なくなった。 楽しかった思い出がだんだん少なくなった気がしてわたしはさみしい。 爽やかな朝を迎えた。6時にケイタは…

老いぼれの独り言

市民病院には、かつて初任の折に菊水の山里で骨折し村落挙げての大仕掛けな救出作戦で以って担ぎ込まれて以来の再来になる。 十メートルに及ばんとする豪雪の中担架に乗せられてのことでした。 随分内部の様子も一変し外科病棟の昔の面影はどこにもない。 …

老いぼれの独り言

18日月曜 平丸医院にていつもの検診を受けた。 診察室へ入る前に何時になく採尿を促された。 その時は、別段何も勘繰ることなく血圧を計り採血後は心電図室にても何らの異常なく終えた。 ところが、帰り際に医師は少し話があるのだとおっしゃる。 そして…

敗者の条件«1»

敗者の条件―その1 行き付けの道場に一風変わった道場訓が掲げられる。 『敗者の条件』という題目だ。 その副題には“勝者になるために敗者の特性を知ろう”とある。 今流行りの暴力に誘発された勝利至上主義とは毛色が違う。 勝者になるには『敗者の条件』を…

雑草園顛末記《28》

㉖タマネギへの追肥 早や弥生三月が來た。 雪の下で越冬したタマネギの苗がまだ寒そうに顔を出している。 針金のようにか細くか弱き苗は雪の冷たさと重さに耐えかねて淘汰され自然消滅したのも見受けられた。 厳しき自然の摂理を知らされる。 本日は、さっ…

老いぼれの独り言

3月15日快晴 空気がピシッと締まり背筋がぴっんと伸びる。 凍てつく床も日溜まりへ行けば和らぐ。 いつものように金曜あさはおのれに独修の機会を課して一本目「前」を繰り返し抜いていた。 そこへソフトテニスの祖父江さんから突然お声が掛かった。 わ…

うらなりの記《114》

⑳母との京都案内への夢も破れさってしまった。 何もかも叶わない失意を抱きながら、帰りの車中にて河上肇の「貧乏物語」に目をやったことを思い出す。 自己矛盾を解きほぐす確固たる信念も情熱すら持ち合わすことのない青二才分際には難解なる論理構成に梃…

老いぼれのタイ行き《11》

タイ国ツアーに参加して=その11 機上より バンコク~チェンマイ間凡そ800K弱をバスや鉄道で移動すれば優に10時間は要するらしいが、飛行機なら一時間で済む。 カラフルな民族衣装に身を包みお出掛けするのは何処のお国でもみな同じ。 みな陽気で闊達でし…

老いぼれの独り言

良心の呵責 ( かしゃく ) あなたは自分の足を持ちながらなぜ行かぬ あなたは寝 (ね)食 (ぐ)いに足る金をもらいながらなぜ行かぬ あなたは同胞の受難に背を向けたままなぜ行かぬ あなたは安閑の地に居座ったままなぜ行かぬ あなたは仮面をかぶった偽りの人偽…

老いぼれの夕雲考《112》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(38) 畜生心を戒めた師夕雲 ㉛【畜生は元來天理を全く得ざる物なれば五常備らず、五常なきが故に君臣父子夫婦兄弟朋友の分も無く、時々刻々唯食を貪るにのみ專一の心を用ゆ、劣れるものをば己が類也と云へども、今日の食とし…

老いぼれの独り言

信号無視 先日、マイカーを駈って工大前通りを通り過ぎた。 まさに窪方面に向けて通り過ぎたのです。 校門前の向こうに極めて近距離間に設置された信号をものの見事に無視してしまっていた。 対向車線の車両が信号待ちで止まっているのに気付き何故わたしだ…

老いぼれ教師の回想記《115》

その六 石垣の 陰に潜みし 将中や 習字の授業=その3 何ものにも捉 ( とら )われず拘 ( こだわ )らずに無我の境地へ誘 ( いざな )うことに執着し腐心 ( ふしん )もした。 只それだけが習字の授業のねらいであった。書が上達すること以上の授業の眼目を此処…

老いぼれの独り言

とある廃屋の片隅にほったらかしにされる石の手水鉢を家主に断わり貰い受けたことがある。 夏場は溜まり水にボウフラが湧き家蚊に悩まされます。 そこで一番安くて丈夫な雑種の金魚を三匹泳がせました。 ここの所突然春が飛び込んで来た。 めっきり春めき水…

老いぼれの愛犬日記《25》

孫が幼少のころ描いたリリーのようすです。 繋いだ首輪をほどき逃げ出した時のようすです。 追いかけられて嬉しそうに逃げ回るりりーのようすです。 天国の野原いっぱいを自由に駆け回っているりりーのようすです。 りりーは天国でも幼子たちによく好かれ幼…

老いぼれの弓事始め《27》

㉕2月28日 久方ぶりの冬の好日です。 相も変わらず本日も、巻き藁の前で足踏みすることに躊躇いもなく取り掛かった。 鏡の前のおのれと自問自答しながら幾本か打ち込んだ。 漸く、ユカケも手に馴染み取り懸けが思うようになり掛けた矢先にまたしても珍事…

老いぼれの北海道行き《5》

北海道紀行 二〇〇五年秋 ⑤襟裳の春は何もない春です。 旅人なら一度はこの言葉に誘われて行ってみたい衝動に駆られよう。 自分の心の内面に潜む鬱積した、なんとも遣る瀬無い人間の性を詩人岡本おさみさんは見事に代弁してくれた。 わけのわからぬことで悩…

老いぼれの独り言

またしても訳の分からぬものが高尚なるクラッシック音楽をおちょくって申し訳ない。 らららクラシックに指揮者小林研一郎さんが登場なされた。 風貌が小林桂樹さんによく似ていらっしゃる。 恰 (あたか)もご兄弟のようにも伺える。 果たしてどちらがお兄さ…

老いぼれの独り言

町会よもやま話 ① 2月のある日町会の役員会があった。 公民館の一室には既に皆さんご参集で二三人のお方を除けば初対面の方々であった。 名前だけの自己紹介が始まった。 とある初老の方が名乗られたのだが列席の面々の皆さん方みな不可思議そうなお顔で見…

老いぼれの居合稽古《5》

その5 一本目前、抜き付けにて序破急と鞘引きを意識して横一文字に斬り付けるが羽音が一向にしない。 横一線に刃筋が通るように試みるがわが耳には感知しない。 あるいは微弱過ぎて、加齢に伴う難聴現象からだろうと不甲斐なくも己と妥協せざるを得ない。 …

[孫旅」の思い出

「孫旅」の思いで=その6 4 ホテルの巻(2) 胸騒ぎがだんだん大きくなった。 じいさんは慌ててトイレへ走った。 ケイタケイタと何度となく名前を呼んでも返事がない。 これは大変なことになってしまった。 ロビーを探すけれど、ケイタはいない。もう1…