雑草園顛末記《28》

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㉖タマネギへの追肥
早や弥生三月が來た。
雪の下で越冬したタマネギの苗がまだ寒そうに顔を出している。
針金のようにか細くか弱き苗は雪の冷たさと重さに耐えかねて淘汰され自然消滅したのも見受けられた。
厳しき自然の摂理を知らされる。
本日は、さっそく追肥を施した。
好みの鶏糞にネギ専用の化成肥料と通常の化成肥料を程よく混ぜて与えて置いた。
過分に与えすぎれば収穫期に見事な薹がたってしまう。
ほどほどの程度が素人には分かりかねるのだが、この大自然との無言の問答が堪らなく好きだ。
 
また新しい春がやってきた。
金魚もタマネギも陽春の光に目覚めあらたな出立の日を迎えた。
わたしも、またわたしなりにとぼとぼ歩み出さねばならない。