2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれの独り言

タイ行きツアーに参加して=その4 程度の知れたお粗末な話です。 バンコクのホテルのラウンジにパソコンが置いてあるのに気づき、当てもなく触ってみた。 Yahoo Japanを開いてみれば素直に日本語に早変わりした。 しかし、相も変わらず派手にや…

老いぼれ剣士の夕雲考《105》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(31) 針谷夕雲の遺志を継ぐ ㉔【夫に付思ふに、今予に直に相傳を受る人にも、面々の天機の得やうにて、理を説く所に變りはなけれども、聞得る所に少しづつの變りあるやうなり、又其人の他へ説き聞かせられ教へらるヽ上に、面…

老いぼれ教師の回想記《108》

その六 石垣の 陰に潜みし 将中や 礼に始まり礼に終わる=その1 小将町中学校の校区は此花町小学校と瓢箪町小学校に馬場小学校の三つの校下に跨ってある。 でも校舎は材木町校下の飛地に建つという極めて変則的な形態にあった。 従って生徒たちは旧市内の…

老いぼれの愛犬日記《18》

⑱ 鼻を鳴らす習性 この犬は散歩中好き勝手に自分の好むところへ身を寄せて道草を食うヤツだった。 捨て犬だったが故、躾け不十分で仕方がないと思いつつも、ついついリりの行動を制御して自由を奪ったりした。 犬の手綱をリードというが本当はリーシュとい…

老いぼれの弓事始め《20》

⑱初心者講習会開催中の最中のことで、随分以前の話です。 礼法について、いろんな角度からいろんな見解をいろんな先生方からお聞きする機会があった。 弓道は礼に始まり礼に終わるのだという。 礼は本来禮と表す。豊かさを示すことになる。 何よりも心の豊…

老いぼれの中国紀行《10》

中国紀行 ⑩ この中華人民共和国は共産主義なる甲冑に身を包んだ押しも押されもしない強大な実力を擁する資本主義国家に生まれ変わって久しい。 党是たる平等思想はかなぐり捨て貧富の格差を公然とした。 考えてみれば万里の長城然り、兵馬俑坑も然り、故宮…

老いぼれの形稽古《25》

小太刀二本目=その3 加藤さんから今回もコメントを頂いた。 後学のため参考にさせていただきました。 【小太刀の二本目の、打太刀が下段から刀身を仕太刀を攻めながら上げてくる時、仕太刀は最初小太刀の刃を下向きで迎えながら降ろし、打太刀の刀身が地…

雑草園顛末記《20》

⑳ 9月22日は絶好の好日でした。 わたしたちの慎ましやかなる収穫祭が執り行われた日でした。 本来なら一心同体と化した愛犬と共にサツマイモ掘りに携わったはずなのに、こればかりは如何ともしがたい。 自由奔放に伸び切ったイモの蔓ではなく巨大に生育した…

うらなりの記《106》

⑫私たち家族は泉寺町の飴玉屋さんの二階の借間生活であった。 借間であれ、母にとっては住み慣れた住処 ( すみか )に違いない。 其処に最後の一夜だけでも安置すべきではあったのだが、父は大家さんに遠慮した。 皆が皆、無念に思った。 ひつぎは通夜を営む…

老いぼれの独り言

タイ行きツアーに参加して=その3 海外旅行に行けるご身分が羨ましいとのコメントをいただいた。 なるほどだと思った。 意義あるご指摘を得たものだと感じ入った。 誇示するほどの表現は避けたつもりだが、そのように映ったとすれば、わたしの不徳の致すと…

老いぼれの独り言

タイ行きツアーに参加して=その2 実はこの身の危険にさらされた撮影犯は同行のお方でした。 実に紳士然とした善意の塊のような方で悪意の伴った撮影ではないことは誰の目にも明らかだった。 後の会話で知り得たことだが、そのお方はバイオテクノロジー理…

老いぼれの独り言

タイ行きツアーに参加して=その1 バンコクとチェンマイへ行った。仏教国だけあって至るところに寺院がありさながらお寺参りに行って来たと云っていい。 ただシャカの教えが北方に伝わり中国を経て日本に伝来したそれとは些か趣を異にしていた。 こちらは…

老いぼれの独り言

きのう、小春日和につい誘われて兼六園まで足を伸ばす。 ママチャリを駈ってサイクリングと洒落てみた。 というより、おのれへのある種の挑戦を試みてみたことになろう。 途中難所と思しき箇所が二か所、市営グランド坂と白山坂がある。 弓の稽古のため赴く…

老いぼれ剣士の夕雲考《104》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(30) 針谷夕雲の遺志を継ぐ ㉓【此器用人達そろそろ弟子を取扱うて世間へもひろめ、予が名も自ら顯れ、先師夕雲老後に自得せらるヽ所の妙術も是に依て世間へ流布す、今の勢を以て熟々考ふるに當流は水の初めてあふれ出でたる…

老いぼれ教師の回想記《107》

雑感=8 ⑧美川料金所で収受業務をしていた頃、ブースの中から田中誠君に幾度となくお目に掛かった。 彼との出会いは二年二組の時だった。浅野川中出身でとても実直で裏表なく人に接することのできる心穏やかな好人物であった。 今や立派な社会人に成長され…

老いぼれの独り言

NHKはアメリカ大統領選挙の開票速報をほゞ終日伝えていた。 現地のABC放送を生放送で同時通訳しながら中継していた。 異例と云おうか、むしろ異常すぎるトーンの高さに少々驚いた。 日米間の利害関係についてはさて置くとして画面から見た幾つかの印…

老いぼれの愛犬日記《17》

⑰ 精一杯の世話を焼き愛情を注いでいるのに、この犬はよく脱走をした。 わたしにしたら脱走常習犯であった。 とはいっても、リリ自体が鎖を食いちぎって逃げるのではない。 何のことはない、わたしの繋ぎ方が好い加減で曖昧であるからである。 ご近所の方が…

老いぼれの弓事始め《19》

⑰ チョン懸け 9月13日、一つの課題を携えて巻藁の前に立つ。 ところが矢が一直線に的に突き刺さらない。ほぼ右方向から斜めに入る。 自己流で試行錯誤を繰り返すが修正することがどうしても叶わない。 流儀の基本に忠実であるべき本居 ( もとい )の姿勢…

老いぼれの中国紀行《9》

上海証券取引所 中国紀行 ⑨ 海岸部と内陸部、商工業と農業、時代の潮流に身を翻して波に乗ったものと時代の潮流から取り残されてしまったもの、学歴社会に便乗したものと学歴社会からも取り残されてしまったもの、富者と貧者、強者と弱者、高度先端技術を我…

老いぼれの形稽古《24》

小太刀二本目=その2 先日拝見に与りました加藤さまからのリアルな解説に感服いたしました。 確認する意味でわたくしの所感を厚かましくものうのうと述べさせていただきます。 お許し願います。 両者間合いに接し、小太刀で太刀を制しながら入り身の気勢に…

雑草園顛末記《19》

⑲ 種蒔き完了 時の移ろいは早い。 いささか時季を逸したトンチンカンな絵です。 遮二無二 (しゃにむに)一気呵成 (いっきかせい)に突貫し、12日には種蒔きまでこぎつけた。 それにしても、極めて投げやり的作業だ。 農耕の神を冒涜したも同然、わたしはど…

老いぼれの独り言

一昨日テレビで代表質問を拝聴した。 一つだけ印象に残ったことがあったので書き記します。 元官房長官仙谷由人さんのときです。 さすが弁護士出身のお方らしく立て板に水を流す如く流暢 ( りゅうちょう )に語られた。 ただ、声帯を痛められたか病み上がりか…

老いぼれの独り言

昨日のお粗末な茶番を笑ってやってください。 この無様なグロテスクなるお足を見給え。 右足の脛の傷は自転車の信号待ちで転倒致したもので今回関係はない。 左足は明らかに浮腫 ( むく )んで見える。 此れは老人特有の浮腫 ( むく )みではない。 実は、自…