老いぼれの形稽古《24》

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小太刀二本目=その2
先日拝見に与りました加藤さまからのリアルな解説に感服いたしました。
確認する意味でわたくしの所感を厚かましくものうのうと述べさせていただきます。
お許し願います。


 両者間合いに接し、小太刀で太刀を制しながら入り身の気勢に、打太刀は耐え切れず脇構えに変じ空かさず真向より斬り下ろすのですが、ここのところをもう少し細分すれば仕太刀入り身に入らんとする、打太刀脇に変ずるをみて仕太刀は小さく右左と体を進めてまさに入り身の攻めを示す。
 入り身で体を正面へ進めながら、すかさず体を右に開いて裏鎬(右鎬)で請け流す。
 
わたしはこちらの先生より、仕太刀は自分の右手 ( たなごころ )でわが鼻頭をこすり上げるように鋭く頭上へ掲げるのがポイントで決して刃で以って受けてはならないと教えられました。
軟らかい手首の返しと掌の操作に気を使っております。
入り身に攻め入る小太刀の剣先は相手の水月ではなく咽頭部であるとの加藤さまからのご指摘とても参考になりました。
ありがとうござい ます。