老いぼれの形稽古《21》

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小太刀の部一本目=その1
 
打太刀左上段、仕太刀中段半身で剣先は打太刀眉間に付ける。
互いに三歩進み間合いに接するや仕太刀は入身にて打太刀眉間を突かんばかりの気勢を示せば打太刀の氷の刃が頭上に降り注ぐ。
其処へわが脳天を曝け出すや否や打太刀の刃をわが頭上にて請流す。
仕太刀手の内柔軟に親指の背を人差し指で支える要領で刃は後ろ左鎬で将に的確に受け流さねばならない。
仕太刀の入り身に入らんとする気勢、捨て身の請け流し術が見物ではありませんでしょうか。