2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

外環状線沿いに大額地内から四十万に向けて歩道がある。 そこは峠道で自称「額四峠」とわたしは名付けた。 どうしたことか其処は落石危険個所らしく市は防護柵を設置された。 利用者には有り難いことです。 若しや、丸い落石が歩道を乗り越えて車道にまで転…

老いのひとこと

ワード2010で横書きで稿をすすめ、その合間に縦書き部分を挟み入れたがそれをブログに用いたら縦書きの部分も横書きで表わされた。 ワードの持つ奥深き機能の幾ばくをも理解し得ない特殊な者が上っ面だけのいい加減な知識で操作してみても巧くゆくはずが…

老いのひとこと

何事もそう容易くはない。 あれこれ試みるが結局のところは腰砕けの頓挫に終わる。 何はともあれ学芸員の方々のお力添えで以って一応解読は為し得た。 作者である一六居士( いちろくこじ)は巌谷一六 ( いわやいちろく )なる人物で幕末から明治にかけての著名…

老いのひとこと

歳をとっても死ぬるまでお勉強ですよと豪いお方が申される。 遅ればせながら漢詩の隅っこをちょびっとだけ齧ってみるのです。 ヒョイとした事由で最近話題となった学芸員の皆様方ではあるが若しや一掃でもされてしまったらそりゃ大変なことになりましょう。 …

老いのひとこと

無断掲載 ・或る日の出来事、小林麻央さんが敢え無く逝った。 前向きに懸命に生きた姿からとても素晴らしい勇気を頂きました。 華々しい役者の世界ゆえに猶のことその悲しみが大きく伝わりました。 人の命の尊さを今更のように知りました。 ・沖縄戦没者慰霊…

老いのひとこと

一端は生き返ったに見えた千両ナスも手厚い処置にも拘らず敢え無く枯れてしまった。 宛がわれた運命なのでどうしようもなかろう。 変なことろにセンチになるのもやはり齢のせいだろう。 齢には勝てない、嘗ては内に秘めてはいたモノは最早どこかへ消え失せて…

老いのひとこと

熱し易く冷め易い三日坊主の典型例でしょう。 あれ程までも熱気に浮かされた陶芸の世界をいとも簡単に捨て去った。 わたしは自分を人でなしの薄情者だと決め付けた。 此の自己嫌悪に陥っていた或る日のことふと目にした時代の寵児堀江貴史氏の物凄いフレーズ…

老いのひとこと

やがて逝( ゆ)き憑 ( つ )くであろうわたくしの果て無き大宇宙には未だ煌めく星座は存在しません。 飽くまでも何処までも只々真っ暗闇で漆黒の闇夜の世界なのです。 其の地獄の門前に待ち構える閻魔さんからの口頭試問が楽しみで、それに備えて日ごと齷齪い…

老いのひとこと

リフレッシュさせ元通りに復元するには素人の手ではやはり無理がある。 それでも精製水にエタノールを混ぜ脱脂綿に浸して絵の具の表面にこびり付く積年の 汚れを拭い取る。 以前に比べれば何となくそれとなく甦ったような気がするが70年むかしの鮮明な光沢…

老いのひとこと

数値目標はない。 宛がわれた力に応じてやれるだけのことを為すしかない。 背伸びしたとて仕様がない身の丈に合ったことをしなしなと熟してきたにすぎない。 つまつまと積み上げてきた五萬の数値、わたしには金字塔、わたしはわたし自身に表彰状を手渡さねば…

老いのひとこと

子らはみなひとり立ちし離れて行った。 離れて行った者たちからむかしのちちははを思いだし何がしかのことづけ物が届く。 何よりも新入生となった双子ちゃんから憶えたばかりの平仮名を駆使してお手紙が届く。 読み解くのにルーペを取出し頭を捻くるがそれで…

老いのひとこと

何時もの自転車コースで額新保地内を行けば車道の隅でご婦人がお二人立ち話を為される。 野良仕事中の方はキューリを一本差し出される子犬を抱っこされるもう一方の御方はそのキューリをまさに受け取られんとしたその時に丁度自動車が来たので此のわたくしは…

老いのひとこと

孫の成績が上がれば良いに決まっている。 株価も上がるに越したことはない。 日経平均株価は二万の大台を目指して攻防がつづく。 ところが血圧が上がれば此れはよろしくはない。 また、HBAICの数値が上がればこれまた極めて不愉快だ。 子供じみた数値だ…

老いのひとこと

三口町の麦畑 落ち穂拾いに麦わら拾い シート広げて 地べたに座り わら切り押し切り 切りまくる わらスベ大好き取り巻かれ 埋もり埋まって身動きとれず 今度はせっせと 袋づめ 勤労奉仕に社会奉仕 奉仕精神旺盛な お人好しのお馬鹿さん 一億総活躍の仲間入り…

老いのひとこと

壁面に寄り添い左の腕を真っ直ぐ真上に伸ばし中指の先も真上を指刺す。 右手で右の足の指先をしっかり握り上へぐっと持ち上げる。 同時に左の足の踵を持ち上げて爪先立ちの姿勢となり片足立禅に入る。 108煩悩の教え通りゆっくりと108を数える。 その…

剣道はすごいぞ≪15≫

『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー 2007年に著わしたので文字通り10年一昔と相成る。 だから、随分と古臭い記述に今以って拘っていることになる。 でも、武道としての剣道の良さは質量ともに今も昔もなにら変わり…

老いのひとこと

白山連峰の深山で手軽に山菜どりに興ずることが叶った。 横着にも、殊更谷川を這いつくばって登らなくても林道のあちこちに生えている。 手当たり次第だが年寄りだけの侘び所帯なのでそんなに仰山あってもどうしようもなかろう。 一握りの収穫で大満足でした…

老いのひとこと

三ツ屋野の里で一時寛いだ後ドライブを兼ねて瀬波川の上流を探訪することにした。 直海谷、瀬波、尾添川と3本の支流が手取川本流に流れ込む。 大笠山と奈良岳と奥三方山の三山を源流とする此の瀬波川へ足を踏み入れるのはわたしには初めてのことであった。 …

老いのひとこと

麦わらは中が空洞でストローの様なので農作業上には大いに効果があるのだという。 土壌の通気性に作用し愛好者が多いらしい。 また、作物の株間に置けば雑草除けにも働くのだという。 鶏小屋のやっさんは三ツ屋野にいらっしゃる親戚筋に此の麦わらを届けるの…

老いのひとこと

鶏小屋のやっさんから手伝って呉れないかと頼まれる。 麦わらを拾いたいのだという、家内の実家のアン様が減反政策に乗じて大麦を栽培したのだと話しながら軽トラを走らす。 行き先は手取大橋をわたった辰口地区の三ツ口町まさに穀倉加賀平野の真っ只中では…

老いのひとこと

此の末生り千両ナス君は長い間生と死の狭間を彷徨いつづけました。 枯死寸前の瀕死状態が一か月近くに及んだが今まさに九死に一生を得たようだ。 生き物にあたわった自然治癒力を信頼し回復に期待した甲斐があった。 その都度水と活性剤を施し純粋腐葉土に有…

老いのひとこと

農作業には勿体ない網代笠です。 竹を均等な厚さに裂いで小まめに編み込んでいったそれは立派な民芸品に違いない。 例の鶏小屋のやっさんは事も無げに使って呉れないかと言って差し出す。 やっさんのご好意を貰う筋合いがないと無碍に断るわけには行かない。…

老いのひとこと

糠漬けのシーズン到来です。 自家栽培した小ナス2個にキューリ1本を家内は小糠漬けにしてくれた。 これが何んとも美味い、この絶妙なる味を文章に顕わすことは敵いません。 誰が言ったか知りませんが此れを筆舌に尽くし難いと実に旨いことを言ったものです…

老いのひとこと

富士の裾野にあると或る道場でのちょっとした稽古前の一光景なのだそうです。 師範の先生が訓示の冒頭に口にされた言葉だという。 「お相手を打つことを考える先にまずは自分の姿勢を正しなさい」 さぞかしこの道場の粛粛としてきりりと締まった雰囲気がじか…

老いのひとこと

何ゆえこんなにも下らぬことに拘るのか自分自身能く判りません。 野田山の一角に前田利家の長女、まつが生み育てた幸姫のお墓がある。 小高く盛った墳墓の前に石廟が安置されその石廟のすぐ右手に枯死した大樹の根株が 横たわる。 根っこが剝き出しのまま放…

老いのひとこと

無断掲載 然程の技量も馬力もないのにお面お小手が大好きでここ三十年ほどのお付き合いになる。 試合で勝負に挑み、また段位を上乗せしたい大それた野心はもはや何処にもない。 ところが、此れが大好きでたまらない週にたったの一度きりではあるがお面を被り…

老いのひとこと

手塩にかける我が菜園での初物が生った、もう少し太ってからにしようと暫し待つことにした。 その心境足りや育ててみて初めて分かる。 正直のところ採るのが勿体ないし可哀想なのだ。 大袈裟ながらよくぞ子宝に恵まれた、これぞ天佑神助に他ならず年甲斐もな…

老いのひとこと

やあ、やっぱり親父も乃木希典に惚れ込み心酔していたのか。 酒好きの親父さんは飲むほどに酔うほどに 希典の詩を吟詠したのだろうか。 微笑ましく途轍もなくでっかい親近感を覚えてしまう。 しかし、わたしが知る限り倹しき借間住まいの親父さんには床の間…

老いのひとこと

孫にも就活の時節がやってきた。 幸い難関一次の志し叶い今晴れて名古屋での二次に挑戦いたすべく出立して行った。 息子らには余りあからさまにしなかった負い目があるのでしょう。 せめて孫にだけは素直で在りたい。 孫を思う不思議な世の倣いに此のわたく…

老いのひとこと

我が人生で一度たりとも大鉈を振るうような大それた場面には巡り合うことはなかったのだが事此処に至ってようやくそれが訪れた。 農業実習生として何んとか定着し仕事が慣れてきた其の矢先に今日は農園主やっさんから竹杭つくりを手伝ってくれと頼まれる。 …