老いのひとこと

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三ツ屋野の里で一時寛いだ後ドライブを兼ねて瀬波川の上流を探訪することにした。


直海谷、瀬波、尾添川と3本の支流が手取川本流に流れ込む。


大笠山と奈良岳と奥三方山の三山を源流とする此の瀬波川へ足を踏み入れるのはわたしには初めてのことであった。


やっさんはどうも渓流釣りの下見を兼ねて道路沿いで山菜採りをするのがお目当てであったらしい。


勿論、舗装は途切れ随所に無数の落石が散らばる。


路肩注意の標識は在るはずもなく対向車が来ればお手上げだ。


岩はだで何度か軽トラの底を削る。


谷底はどこまでも深く慎重運転が続くが30分ほどでようやく路面と川床が変わらぬ平場にたどり着いた。


道路沿いの山肌でカタハと野フキを採取する。


対岸の松尾谷にはなだれ落ちた残雪が覗える。


ウグイスが囀りわたり大自然の真っ只中なんとニホンザルの一群の歓待を受けたではないか。


正直谷辺りでボスと思しき丸々と太る一匹を確とレンズに撮らえることが適った。


偶には自然と戯れるもよし、ここまで来た甲斐がありました。


 


なお蛇足ながら此の間みちすがら唯の一匹たりとも蛇くんに出くわすことがなかった。


マムシはもとよりシマヘビも青大将もヤマカガシにも出会うことがなかった。


だからお猿さんに逢えてよかった、奇遇でした。


 


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