2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれの夕雲考《120》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(46) 殺戮行為が罷り通った往時においてすら、夕雲と一雲は人の道の何たるかを真摯に追い求めた。 剣の理法を修錬するのみならず人間形成の道を追い求めたことになる。 人の道の修行 【然らば一生の中を考ふるに、君に忠を盡…

老いぼれの独り言

真夏の炎天下にペタルを漕ぎ出し額四峠を風を切ってひた走る。 爽快そのもの開けっ放しでこれ以上開放的な世界はない、空気が実に美味い。 ところが、一転して薄暗き個室のPCの前に蹲るのです。 ワード文を打ち込むキーボードに首っ丈と相成り果てる。 此…

老いぼれの独り言

昨日の茹だるような夕なぎ時に計らずも一抹の清涼剤をいただいたのです。 ご近所の若きお母さんが可愛いお子さんを伴って玄関先に立たれました。 『この度、転居いたすことになりました。長い間有り難うございました』とご丁寧な挨拶を為される。 いや、わ…

老いぼれの独り言

昨日の茹だるような夕なぎ時に計らずも一抹の清涼剤をいただいたのです。 ご近所の若きお母さんが可愛いお子さんを伴って玄関先に立たれました。 『この度、転居いたすことになりました。長い間有り難うございました』とご丁寧な挨拶を為される。 いや、わ…

老いぼれの独り言

無断掲載 もうずいぶん以前のお話しです。 參議院の予算委員会をテレビ中継していた。 正直なところ、最早どうしようもない、この世は成る様にしか成らないと諦めの境地でいました。 スイッチを捻ると民主党の福山哲郎さんが集団的自衛権を追究されていた。…

老いぼれの独り言

齢のせいでしょうか夏の暑さも手伝って又してもポカを演じてしまった。 先日、孫とふれあいにて稽古をして自宅へ連れ戻した折に駐車中の車にわたしの車がほんの微かに音もなく接触してしまった。 しまったと思いつつ孫と共に破損らしき箇所を確認したがまっ…

老いぼれの独り言

無断掲載 小学3年生になる大阪の孫が独りで電車に乗りわたしたちジイジバアバの家でホームステイするのだという。 未だ正式に本決まりには至っていないがこれはわたしらにしてはビッグなニュースに違いない。 家の中では我が儘放題だが外へ出るとからっきし…

老いぼれの独り言

無断掲載 孫の学友へのわたしからの Love Letter こんにちはお元気ですか。 先日17日に雑誌をもって参りましたたかはしです。 休みに入っても実習に参加したりして忙しいですね。 関係の薄いものが差し出がましく口を挟むことはよろしくありま…

老いぼれの独り言

孫は初段に挑戦してみたいという。 その為には級審査で一級を取らねばなるまい。 10月の審査に向けて「木刀による基本技稽古法」の修得に目下のところ鋭意取り組んでいる。 小学生の時、既に三級は取得しているので其の何たるかは凡そ知ってはいるが全部…

老いぼれ教師の回想記《123》

その六 石垣の 陰に潜みし 将中や 此の親ありて此の子あり。 畢竟、此のわたしが諸悪の根源でありわたしの子育て術に手落ちがあった事を証明する何物でもなかったのです。 今でこそ、そのことに気付くのです。 あの時、親と子共々に折檻を下された其の当事…

老いぼれの独り言

7月21日いよいよ夏休みです。 昨日までは隣町の公園まで出向き毎朝ラジオ体操に精を出すことを日課とした。 でも、子どもたちが夏休みに入れば当町会は例年の慣わしとして城谷公園にて執り行っている。 今日からはこちらに参加しようと喜び勇んで馳せ参…

老いぼれの独り言

半人前の洟垂れ小僧が今更武道精神を云云してみても始まらぬことぐらい百も承知だ。 考えて見れば戦後一時期少年剣道が隆盛を極め野球やサッカーを凌ぐ少年剣士たちの多くが町道場の門を敲いた。 世の親たちの多くは我が子に剣道を学ばせれば「良い子になる…

老いぼれの独り言

孫は看護師をめざし田鶴浜高校に入学した。 学業に併行して心身を鍛えるべく剣道部に籍を置き励んでいる。 ところが3年生の先輩たちが大挙して現役を引退したので止む無く小人数の弱小部隊に急変してしまった。 廃部寸前の窮地に陥ってしまったのだという…

老いぼれの独り言

額谷ふれあい公園 町内の有志の方々からグランドゴルフをやってみないかとお誘いを請けたので本意ではなかったが参加してみた。 実は、余りにも手広く手当たり次第に間口を広めすぎるのも好ましくないので兎に角頑なに躊躇したはずだった。 でも近所付き合い…

老いぼれの独り言

無断掲載 彼は小兵ながら筋金入りの筋骨マン而も度胸とて百点満点で申し分なし。 校舎の屋上最上段にて見上げる学友の真ん前で逆立ちを披露し話題となる。 今以ってその武勇伝は語り継がれ生々しく生きつづけている。 さしずめ、今様内村航平如き存在でした…

老いぼれの独り言

野々市市の武道館がリニューアルオープンした。 此処は剣道サークル「六水会」の本拠地でありホームグランドでもある。 奇数土曜日の午後8時より定例の稽古会が持たれてはいるがわたしは久しく其処へは参加していない。 理由は只単に時間的な噛み合わせが…

老いぼれの独り言

無断掲載 今年の町会長さんの呼び掛けに応じて新旧役員たちが近くの居酒屋に相集い会合を持った。 家族会の持ち方と町会発足30周年の記念行事の持ち方についての意見を交換し合った。 結論にこそ至らなかったが大方煮詰まった形であとは新町会長が裁断を…

老いぼれの独り言

お茶を嗜んだりお茶を立てる程風流ではありません。 ところが、何処で手に入れたか記憶はないのだが使ったことのない茶筅と抹茶入れの器が茶棚の奥から出てきた。 焼き上がった第二作目の抹茶茶碗と記念撮影と洒落込んだ。 このお茶碗は、つい誰の作かと見…

津田家のルーツを辿る≪8≫

東京大学駒場キャンパスにて 彫刻家吉田三郎作銅像『航空』と「JAXAの父」斯波忠三郎のレリーフ像 無断掲載 8 津田内蔵助正行の養子斯波蕃のこと 些か高慢ちき過ぎて鼻持ちならん事なんだがわたしの母方高祖父津田清三郎近猷の実の弟津田音五郎は人持ち…

老いぼれの独り言

出入り五日間の「東北の旅」でした。 三年越しの念願漸くにて適い何ら思い残すことはない。 ハンドルこそ握り得なかったが自由気ままに勝手気ままに奔放自在にコースを設定し得た。 本来の人生設計上の思惑通りに其の延長線上に設定された今回の旅支度であ…

老いぼれの独り言

当初の目論見では都心から千葉の市川に入り香取神宮をお参りしてから茨城の龍ケ崎を目指そうと考えたのだが折角のことだから東京湾アクアラインを渡って見るのも面白かろうと迂回路を走ることに相成った次第だ。 その為に時間的ロスが大幅に生じてしまい香…

老いぼれの独り言

スカイツリーに昇って東京中を見渡してこれは凄いと感嘆の声を上げる。 日本の国に生まれてよかったと優越感を味わもよし、日本国の国力とか経済力とか技術力の素晴らしさに驚嘆するもよし、日本人の一人として此のタワー力ツリー力を誇示するもよしこれ皆…

老いぼれの独り言

青森県庁から山口県庁間が凡そ1600kmらしい。 今回の全走行距離が2100kmを越えているので本州縦断より多く走ったことになる。 その間、息子はわたしにはハンドルを握る機会を与えては呉れなかった。 万が一を配慮してくれたのだろう。 助手席に…

老いぼれの独り言

始めあれば終わりあり、いよいよわれらが旅も終焉に近づいた。 フィナーレを飾るにふさわしい訪問地をみなは山寺こと立石寺に致そうと決めた。 東北道を南下し村田ジャンクションで右折し山形道に入る。 蔵王や月山を捜すが山が多くてまったく見分けがつか…

老いぼれの独り言

中尊寺の表参道を月見坂と云うらしい。 鬱蒼と生茂る杉木立、樹齢400年の古木が立ち並ぶ。 江戸の昔に伊達一族の者たちが植樹したものらしい。 息を整え森林浴しながら静々と昇れば光堂に至る。 見れば、くすんだコンクリートの壁に被われ光ってはいない…

老いぼれの独り言

最後に宿泊したのが平泉町の「そば庵しずか亭」で名が示す通り絶品の御蕎麦が振る舞われた。 敷地に栽培する春ソバが丁度白い花をつけていた。 すべてがお手製で格別の趣きがあった。 地酒「兵」も然ることながら手の込んだ料理に大いに満足したのだが一つ…

老いぼれの独り言

愈々この東北の旅も大詰めに差し掛かる。 一本松を後に国道343をほゞ西方に走って「猊(げい)鼻渓(びけい)」を目指す。 此の地に明治の頃佐藤猊巌と称す漢学者でもある村長さんが居られて難しい漢字で命名されたのだという。 北上川の支流砂鉄川の渓谷を…

老いぼれの独り言

6月25日午前5時、コロンビア戦のキックオフ時刻に此のつむじ曲がりの天邪鬼(あまのじゃく)は散歩を試みてしまった。 家内も同行するというのでJR福島駅を目当てに少し歩くことにした。 梅雨の最中にも拘らず快晴の早朝はまた格別だ。 人通りは途絶え…

老いぼれの独り言

ユースホステスの建物のお蔭で直撃を避け得たという 此処に不埒極まりない不届き者がいた。 全く呆れて物も言えない。 確かに塩害著しく枯死寸前ではあるが樹医さんたちの懸命の処置が功を奏し「奇跡の一本松」として見事活き返ったものと硬く信じて疑うこと…

老いぼれの独り言

古い地図帳にもウミネコ繁殖地とある 仙台からは主に一般道を通って三陸海岸沿いを北上し陸前高田まで至った。 せめて釜石までは入りたかったが日程上割愛せざるを得ない。 三陸鉄道に試乗することも垂涎の的ではあったが此れとて明らかに断念せざるを得ない…