老いぼれの独り言

イメージ 1
                                               額谷ふれあい公園
 
 町内の有志の方々からグランドゴルフをやってみないかとお誘いを請けたので本意ではなかったが参加してみた。
 実は、余りにも手広く手当たり次第に間口を広めすぎるのも好ましくないので兎に角頑なに躊躇したはずだった。
 でも近所付き合いもあることだし月に一二度の条件で参加してしまった。
 有らん限りの声を振り絞り全身全霊で打ち込み眼球は凄まじき形相で見開く。
 此れ総べて、全力投球の玉物快感が伴う。
 ところがこれは些か様子が違う。
 兎に角、中途半端だ。
 強からず弱からず、何事も程々にセーブしなければならない。
 何事も頃合が大事とは云えども、此れではスカッと一発発散が敵いっこない。
 快汗が伴わず只じんわりじっとり滲むだけでは面白くない。
 不完全燃焼ごとき仕種に此れは年寄りの暇潰しにすぎぬと酷評す。
 ところが確か七番ホールであったと思う、気持ちを静止し思い切りよく振り切れば球はコロコロと真っ直ぐに転がり旗の下のスチールのリンクの中に吸い込まれて仕舞ったではないか。
 やんやの喝采に沸く。
 突然、新米の強敵出現だ。
ライバル登場と大騒ぎ。
 不思議なもので此れまさに無欲の勝利かも知れぬが何のこっちゃない単なるマグレに過ぎない。
 これは「痛し痒し」難しい判断を為さねばならんことになりました。