2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれの独り言

先日舟田さんからビックなニュースをいただいた。 津田清三郎近猷は田中躬之の息の掛かった人物ではなかろうという。 ところが浅学非才の身、さっそく田中躬之を字引で探せば加賀藩校明倫堂の名たる國学講釈御用役であるという。 歌人であり國学者でもある…

老いぼれの独り言

これ常備薬 新聞から花粉情報がなくなったがわたしにはこの時になっても水洟ぼたぼた瞼しばしば喉むずかゆい。 だいぶ以前のことだがBSフジプライムニュースでとても面白いものをみたことを思い出した。 抱腹絶倒の末目からうろこが落ちていた。 歯に衣着…

「孫旅」の思い出

5 東京デズニーランドの巻(2) あれから12年の月日が流れた。 「孫旅」のフィナーレを飾るにふさわしい最善の策をわたしはけいたに果たして施したのであろうか。 かれは立派な青年に成長したのでそれでよかったのかも知れない。 とにかく、広い。にぎ…

敗者の条件«2»

「敗者の条件」=其の2 野々市中学校の剣道場に一篇の道場訓が掲げられている。 「敗者の条件」という。 勝者に徹するには「敗者の条件」を忌避しハードルをクリアしなくてはならない。 遠回しな表現ながら説得力はある。 とても独創的でもある。 其処で、…

老いぼれの独り言

悲喜交々あれやこれやありました ≪do≫ 弓の入門同期の中野さんが昇級審査でお見事一級に合格されたという。 一番出世に名乗り出られました。 皆から祝福されさすがに嬉しそう。 わたしは一番隅っこの巻藁の前から「おめでとう」と声を掛けて上げました。 …

老いぼれの独り言

先日、菊水時代の中村利雄君と55年振りに再会した。 専修大で学業を修め首都圏を拠点に幅広く活躍なされていたのだが御高齢の母上樣看護の為久方ぶりに郷里へ舞い戻られたのだという。 都会人らしく節々に洗練された仕種が見え隠れした。 しかし、実直そ…

老いぼれの独り言

昨日は公園周囲のドブ掃除にダメを押さんと一人挑戦した。 処がまだまだ相当量の残余が目立つ、些か魂消たが仕方がない。 素晴らしい花を愛でたその代償に他ならない。 当公園自慢の桜並木の為せるわざには間違いがない。 鋭意取り組んでいる最中、少年が一…

雑草園顛末記《29》

此れが絶品だ美味い ㉖浅漬けと沢庵 自慢じゃないがたくあんポリポりかきやまボリボリ、幸い自前の歯を二十六本保持するお蔭で生の悦びを細々と享受している。 しらす干しや牛乳などカルシューム補給には事欠くことなく心掛け、三度のメシの後には入念に歯磨…

老いぼれの独り言

今日はクリーンキャンペーンの日でした。 生憎の氷雨の中にも関わらず大勢の参加者を得て町内が美しくなりました。 ただ、此の気象条件を押して決行に及んだ執行部の判断と併せて 開会宣言も閉会宣言もなく中途半端に終結してしまった不手際にはお詫びの仕…

老いぼれの独り言

53の数値は多いのか、それとも少ないのでしょうか。 先日の朝刊社会面に大きく掲げられました。 天下の公器たる新聞は此の53の数値から何を訴えようとしたのか。 その意図が何であったのか知りたい。 学校の先生から体罰を受けた子供の数が53人もいた…

うらなりの記《115》

㉑あの日からもう六十年経った今、母に断りもなくわが青春の秘め事を暴露してしまいました。 でもこれらは、もうすぐあの世で我が母に再会した折に口下手なわたしが母に語りかける言葉のあらすじを認めた台本に他なりません。 母よ、わたしにとっては今以っ…

老いぼれのタイ行き《12》

タイ国ツアーに参加して=その12 この国に来て是非拝見したかったものの一つがお坊さんたちの托鉢姿でした。 処がお坊さんたちにはお目に掛かるのだが、どうしたことか托鉢されるお姿がない。 ノイさんに窺がってみれば早朝でなければ適わない事を知らされ…

老いぼれの独り言

3.11を機に地域のコミュニテイの重要性が指摘された。 「絆」と云う文字が日本國中のメデアを躍った。 「共助」と云う言葉も同時に流行った。 同じ地域に住むものは共に助け合い慈しみ合い喜び合える間柄でありたい強い願望が日本國中に渦巻いた。 この…

老いぼれの独り言

町内会の役員をなさる森さんに誘われ「カタクリの花」を見に行った。 高尾町の山里の外れから林道沿いに竹林の中へ入る。 単線の林道は簡易舗装こそしてあるが相当の悪路で急勾配だ。 両脇はまさに竹藪で延々と続く。 そこらの全山これ竹林のみでさすがお見…

老いぼれの独り言

「おのれの知られざるを憂えずおのれの能なきことを憂う」 おのれが他人から評価されぬことをくよくよ思い悩んでいてはいけません。 おのれには他人が有するほどの能力を持ち合わせていない事を思い悩みなさい。 孔子さんの言葉です。 とても良い言葉です。…

老いぼれの夕雲考《113》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(39) 畜生心を戒めた師夕雲 ㉜【世間上下おしなべて畜生心なる中に、取分け兵法者と云はるる者に、畜生心の張本多く出來る事の油斷すべき業にあらず、大切なる藝也、】 口語訳 世間一般において主従関係とか長幼の上下の間柄…

老いぼれの独り言

漫然とした悠々自適なる生活リズムに慣れっこになっていた怠惰な身には結構堪えます。 スケジュール表が矢継ぎ早に埋まってゆきます。 町内のお店や事務所への挨拶回りに始まり、最初の四役会と役員会を開催しこなす。 次いでお二人の新一年生の誕生を祝い…

老いぼれ教師の回想記《116》

その六 石垣の 陰に潜みし 将中や 職場の親睦=その1 時代は過ぎ去りました。 最早、斯くも悠長なことは夢のまた夢物語でありましょう。 許されるはずもなく厳しき世の糾弾を浴びること必至でありましょう。 信じ難きほど時代離れした、古き良き時代の一齣…

老いぼれの独り言

今年の桜はいつになく不憫に思える。 爆弾低気圧の通過しかり、今日はまた真冬並みの寒の戻りで敢え無く力なく淋しげに舞い落ちる。 若葉のベールで身を纏い凌いではいるものの寒さに怯えきっている。 わたしの七十七回目を数える花見の宴も敢え無く力なく…

老いぼれの独り言

野々市扇が丘のコンビニサンクス店の真横であり葬祭セレモニー会館村井兼六店の真向かいに位置したわたしの家庭菜園は今春のこの時をもって断念することを決意した。 自作のキュウリとナスの糠漬けの味との再会が叶いません。 自作の大根を高橋川で洗い清め…

津田家のルーツを辿る«1»

津田一幽近光家の家系 1 はじめに 郷土史家でいられる金沢在住の舟田敏氏に触発されて再度津田家家系に立ち入る事態に至った。 舟田氏は前田家重鎮の今枝家を分析中、要人なる人物が家格が異なる津田家に養子入りする。 その不自然さを追求為される内にわ…

老いぼれの独り言

昨日までの荒天が一変し入学式日和になった。 お顔もお名前すら存じ上げることはないのだけれど本町会より晴れて二名の新入生が入学される以上列席しないわけにはゆかない。 長い間腕を通した事のなかった古いスーツに身を包み颯爽と受付を済ませた。 “一番…

老いぼれの愛犬日記《26》

うちの犬の就寝前の仕草を今も忘れてはいない。 10時を過ぎるとお休みの時間となる。 決まってわたしはりりを連れ出し家の前の道路脇の植え込みで小用をさせた。 心得たものでりりは腰を屈めて小用を足した 。 分別がよかった。聞き分けのよいイヌであっ…

老いぼれの独り言

愚かなりし者が記す 謎の人物、津田香太郎が建立したという津田清三郎近猷の墓石の側面に夥しい字数の碑文が確認できた。 処が石質が砂岩のようであって風化が著しい。 剥落した箇所や文字自体が彫りが浅く実に見づらい。 郷土史家で墓の碑文にも詳しい舟田…

老いぼれの独り言

町内会の新役員としての初仕事は挨拶回りである。 町内にある店舗や事務所への顔出しである。 町費のご負担を強いている以上せめて前年度の決算報告書を携えての訪問であるべきです。 処が初っ端から失敗を仕出かす始末で先が思いやられる。 口上よろしく恭…

老いぼれの弓事始め《28》

㉖3月7日、今日は健康の日です。 道場は無料開放された。 天気も上々で本来なら吉日であるはずであった。 ところが差に非ず裏目と出てしまった。 またしても矢を真っ二つに圧し折ってしまった。 “気合の入れ過ぎじゃないですか”とお声が掛かりからかわれ…

老いぼれの独り言

大地をしかと踏み締めて 愚かなりし者が記す 知らぬ間に四月一日の通過点をやり過ごしてしまった。 Blogを発足させて丸二年が経ったことになる。 極めて細やかながらも「老いぼれの独り言」を支援して頂いた有志のお蔭に他ならない。 感謝の気持ちを常に…

老いぼれの独り言

それらしきもの、確認し検証すべし 愚かなりし者が記す 拙宅横で、市の委託業者さんが高橋川の浚渫工事を施工なされていた。 旧河川時の護岸ブロックの破片を除去し洪水時に備えるのだという。 防災工事がアベノミクスと相呼応しわたしの目の前で今まさに執…

老いぼれの独り言

野田山墓地にも春の女神「ギフチョウ」が舞い降りる 愚かなりし者が記す いつの間にか、外環の額谷から四十万へ抜けるコースと窪から長坂台を経由して野田に入るコースとに使い分けるようになった。 前者は子や孫たちへの思慕の情が為せるわざだろう。 後者…

老いぼれの独り言

愚かなりし者が記す 野田山に 咲くやきしみと さくらかな 野田山に 遠州手植えし さくらかな しきみ咲く はかしょに憩う 人の陰 野田山や しきみ香りし 読経かな 鐘の音 遠くて近し 春かすむ