老いぼれの独り言

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悲喜交々あれやこれやありました
 
≪do≫
 
弓の入門同期の中野さんが昇級審査でお見事一級に合格されたという。
一番出世に名乗り出られました。
皆から祝福されさすがに嬉しそう。
わたしは一番隅っこの巻藁の前から「おめでとう」と声を掛けて上げました。
 
斎藤さんから「審査を受けない限り何も当たりませんよ」のお声と共にわたしににこりと目配せされた。
わたしに気を使ってくれたようだ。
 
≪Re≫
 
公園の落ち葉拾いをする。
どぶ掃除の折、こぼれ落ちた木の葉の類いが路上に散乱している。
春風の悪戯でまた元のどぶへ舞い戻ろう。
掃き集め、また春風に乗って舞い上がり、また掃き集める。
此れも町会のお仕事なりと割り切ってせっせせっせと繰り返す。
通りすがりの御人たちは見て見ぬふりをして知らぬ存ぜぬお顔で平然としかも冷然と通り過ぎて行く。
偽善者ぶってあんた何やってるのとお顔には・・・
カルカッタの街中でアンタッチャブル称する手足の溶け果てた人肉の塊を見て見ぬふりして平然と通り抜ける光景と対比しながら考えあぐんだ。
 
≪Mi≫
 
 女性防火クラブ員を一名人選して公民館へ報告しなさいという通告を受ける。
 町内の心当たりの方々に個別に当たれどもみな体裁よく一様に決まり文句で忌避され辞退され拒否されるのです。
 その通りでみなお家のご事情があるのです。
 もうこうなったら、わたし自身が女装することなく堂々と名乗り出るしかないと本気で決意した。
処がその矢先に朗報が舞い込んだ。
町内の時国さんから実に前向きなご返答に与かった。
お引き受けする確約を頂戴した。
“捨てる神あらば救う神あり”で安堵の胸を撫で下ろした。
ご立派なお方にこころより感謝申し上げたい。
 
≪Fa≫
 
 夕方、公園の清掃用具置き場を点検した。
 違法放棄されたスプレー缶が大挙大枚返却されていた。
 いずれもエアー抜きされずに中には未使用の物も多数見受けた。
 ヘアースプレーの類いと化粧品だ。
 アベノミクスで客層が動き時代遅れの在庫品を一斉処分したのだろう。
 それにしても少しばかり常識外れの商法に呆れたりもした。
 水口さんとガス抜き作業にお追い捲られた。
 
 斯くしてわたしの一日が終わりました。