2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと(大阪行き)

今回の大阪行き小旅行のお目当てはやはり何と云ってもちびちゃんたちの発表会です。 招待券こそなかったが会場の最前列には専用の座席とまではいかないが座布団が敷き並べて大盛況です。 敬老の日には早過ぎるが今回はおじいさんおばあさんの招待会であるら…

老いのひとこと

今年の加賀百万石祭りは6月3日からです。 今年も新幹線に乗って多くの観光客が此処野田山の前田家墓所にお見えになることを見込んで清掃活動の呼び掛けがあった。 加賀藩主前田家墓所・史跡クリーン大作戦と銘打ってボランテア大募集の案内を新聞に見たの…

老いのひとこと

これは蓮月流に云えば埴( はに)細工のことであり手 ( て )捏 ( づく )ねで 捻(ひね)り上げた土器になる。 愛する肉親をすべて捥ぎ取られ失意の蓮月が神楽岡のふもとの陶土を捏ね上げて急須( きびしょ)を作ったことに「蓮月焼」の全てが始まった事を今し方勉…

老いのひとこと

金曜日は「ふれあい」にて居合いのお稽古、いつもの我が陣地に陣取って敵を見計らいながら徐に全剣連制定居合を抜く。 一本目「前」は懇ろに5回同じ動作を繰り返す。 今回は鞘引きに留意して腰骨( こしぼね)を確と正対させるように意識した。 二本目以降は…

老いのひとこと(大阪行き)

真葛庵 電車の終点四条河原町まで行き途中八坂神社をぶらりと一巡してから知恩院へと足を運ぶ。 知恩院に拘る理由がわたしにはあったのです。 伊賀上野の藤堂家の御曹司新七郎の落とし胤「お誠( のぶ)」は生後間もなく此処知恩院の寺侍 ( てらざむらい )をす…

老いのひとこと

お坊さんのお話はどうも気障っぽい上に理屈っぽくしかも分かりにくい。 騙されまいと聞いているうちにいつの間にかお坊さんの術に嵌まってしまっている。 其処がまたお説教の云うに言われぬ魅力なのかもしれない。 学校で教わった聖徳太子の十七条憲法は和を…

老いのひとこと(大阪行き)

梅田まで出て阪急京都線に乗る。 いつもの道案内人の家内を付けずに単独行動、標識を見ながら必死に歩く。 ラッシュの足並みがまるで襲い来るように追い迫り追い越していく。 みな大股で勇ましく闊歩する、おそろしく速い。 若者たちには敵わぬにしても中年…

老いのひとこと(大阪行き)

出入り六日間、五連泊の長旅になってしまった。 いくら親子の間柄であったにしろよくぞ受け入れてくれたものだと感謝するばかりです。 何せ、単身裸身で大阪に乗り出し職人技を修得し素晴らしき伴侶を得て四人の子宝にも恵まれ、おまけに此の際には超高層新…

老いのひとこと

おお、弟よ。 鉄二さんよ、ありがとう。 今年も初夏の時節がやってきた。 おお、兄貴よ。 俺のお古だ、使って呉れればありがたい。 相変わらずの、よれよれ兄貴よ、着て呉れ給え。 夏用背広に上っ張り、新品同様、純毛だ。 お古の匂いがするよ。 煙草の匂い…

老いのひとこと

わたしの家は野々市市に隣接し直ぐ近くに金沢工業大学の学舎がある。 学生さんはみな小奇麗できちんとしていてとても真面目そうにお見受けするのです。 自分たちはちゃんと学業に勤しんでいますという無言の雰囲気を辺りに醸し出している。 偶々、キャンバス…

老いのひとこと

65年むかしに野田中で机を並べた学友たちが今年も近江町の「市の蔵」に集い会食した。 わざわざ遠路富山県から馳せ参ぜられたし、脳内の大手術を克服為された元気なお姿にもお目に掛かれて何よりでした。 9名の仲間たちは無事生還の全快祝いに併せてお互…

老いのひとこと

上っ面の美味しいところだけを摘まみ食いする奴ほど下種なものはない。 何も知らないくせに上辺だけを見せびらかして恰も自分の手柄の様に振る舞う奴はもっと嫌らしい。 之はこの種の類かも知れない。 太田垣蓮月の詠んだ歌に 「仇味方 勝つも負けるも 哀れ…

老いのひとこと

無断掲載 白鵬関がまた駄目押しをしたとニュースは伝える。 審判部長は「なかなか直らない、実に見苦しい」と苦言を呈したという。 新進気鋭の正代関は大横綱に向かって誠心誠意全力でぶち当たる。 燃える闘志でぶち噛ましてこそ横綱への篤き礼儀ではなかろ…

老いのひとこと

日本人でありながらわたしは巣鴨拘置所がどこにあるかは今以ってよく知らない。 でも其処で多くの戦犯たちが処刑され日本国が断罪されたことはそれとなく知っていた。 また、此の巣鴨拘置所で日本国が断罪されたその時に事の一部始終を目の当たりに為された…

老いのひとこと

自慢にもならない連休中のバイクにまつわる武勇伝を世間話のネタにしていたら例の体操仲間の山鳥さんがとても素晴らしいことを教えてくださった。 ハッと気付かされ、目からウロコが落ちる思いにさせられた。 幕末の歌人太田垣蓮月が詠んだ歌を引き合いにし…

老いのひとこと

あべさんの政治姿勢には問題がないではないがあべさんは形振り構わず結構われ等の為に尽くしてくれているではないかと国民の多くは思っている。 満足はしていないが何とか今のしごと今の生活が保障されお飯を食べていけるんだから変に逆らってはまずい。 逆…

老いのひとこと

軒下にある猫の額ほどの広さのスペースがわたしの菜園になる。 今年ももう一人のわたしが催促し始めて仕事を急かせる。 草をむしりスコップを入れて掘り起こし石灰を撒いて鍬で地均しする。 地味を元気づけようと今年も額谷の林道に木の葉の堆積物を捜し求め…

老いのひとこと

古い背広の内ポケットに手を入れたらお札が一枚でてきたような変な気持に浸った。 今回の鶴寿園の宗教講座は願ってもない実に得難き御利益があったと云えまいか。 と云うよりも些かショッキングな衝撃を頂いたことにもなる。 浄土真宗の宋林寺の花山住職は自…

老いのひとこと

御先祖の御霊は皆一様であり軽重があるはずはなく決してあってはならぬ。 そんな思いを抱きながらもついついどうしても足は野田山の芝山の地へ向かってしまう。 御先祖の御霊に手を合わせ黙祷を捧げおもむろに我に返りふと足元に目をやれば芽吹き始めた大地…

老いのひとこと

翌朝には気になるバイクのもとへSUZUKI専用のCCISsuperOILを持参して駈け付けた。 香林坊までバスで行き序でに新緑の兼六公園を散策しながら本多の森ホールへ辿り着くまではとてもいい気分だったがその後が又しても全く戴けない。 余りに…

老いのひとこと

厚生年金会館へは原付バイクに跨って乗り込んだ。 何ら異常なくバイクは走ってくれた。 ところが帰ろうとキーを差し込んでキックするがエンジンが掛からない。 踏んでも踏み付けてもダメだ、やがてオイルランプが点滅し漸く原因が分かった。 此の時点で的確…

老いのひとこと

巌のような大男に木っ端どもがばらばらにぶち当たっても埒が明かぬ。 今になって漸くにして、やっとのことで野党共闘の結束が現実のものとなった。 東京から今回は上智大学の中野晃一先生が応援のために駈け付けてくださった。 先回の孫崎亨先生や小林節先生…

剣道はすごいぞ≪9≫

『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー 孫娘の高校の剣道部が風前の灯火になった。 御身一人で懸命に新入部員の勧誘に当たったが駄目だったという。 不憫なことだが孫だけに責任を取らせることはもっともっと不憫だ。 あの…

老いのひとこと

早とちりでは済まされません。 誤りは誤りで訂正いたさねばなるまい。 曖昧な読解力、読解力の無さの為せるわざでしょう。 事実誤認は許されません、直すべきは直すべしと然るべき筋からご指摘を受けました。 明治2年の年に津田十之進近明は降格人事で左遷…

老いのひとこと

歴史を検証する力のないものが只々適当に我流の仮説を弄んでいる。 津田家本家を辿れば和三郎には十之進がいて後を継いだ。 此の本家筋にはどちらかと云えば武芸に長じた人物が見える。 初代和三郎こと津田平左衛門近英は御小将頭までなっているが御先弓頭( …

老いのひとこと

妙典寺の御住職は既にお亡くなりになられた。 間違いなしに此の御住職の手になる直筆の「津田近三 穴水町2番丁2番地」の保管文書を此の目で確と閲覧した。 これこそが、唯一絶対の信頼できる証文に違いはない。 此の住所に拘らざるを得なかった。 津田和三…