老いのひとこと

イメージ 1




厚生年金会館へは原付バイクに跨って乗り込んだ。


何ら異常なくバイクは走ってくれた。


ところが帰ろうとキーを差し込んでキックするがエンジンが掛からない。


踏んでも踏み付けてもダメだ、やがてオイルランプが点滅し漸く原因が分かった。


此の時点で的確に事態を判断し即座に此の駐輪場にバイクを一泊させるべき決断を為すべきであった。


やっぱし歳を取り過ぎました。


何を思ったものかふらふらと外に歩み出てエンジンオイルを求めて街中をさ迷い始めたのです。


何分、「携帯電話持たない主義者」の悲哀はこんなところにある。


漸く公園下の派出所で尋ねれば大手町の松村物産店を案内してくれた。


幸い営業中で早速要件を問い正したが此処はガソリンはあるがオイルはないという。


セルフサービス店に付修理メンテナンスは一切していませんと実に連れない。


諦めざるを得ない、バスを2台乗り継いで家路についた。


生温い風が吹き荒び小雨が落ちてきたが濡れずに済んで何よりでした。


何と云っても、折角の素晴らしき集会の余韻が台無しになってしまったことは残念だった。


 


しかし、よくよく思うにメインの成果のほかにもう一つ得難き体験を与え給えし本日の集会に感謝の気持ちを素直に表現できる日の到来は果たして此のわたくしには何時の事でありましょうか。