老いのひとこと

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どうしても解からない。

新聞を開けば一方的に中国が恐ろしい悪者扱いにされている。

ミサイルがEEZに落下、首相は演習中止を要求したのだとセンセーショナルに記事は伝える。

 

しかし事の発端はペロンが大統領府内部の合意を執り付けぬまま独断的に訪台したことにあるのではないか。

社会の公器たる新聞は其の理由や背景等を事細かく分析し読者に報道しなけば此れまさに偏向と言われても仕方がない。

日本の国を民主主義国家と言い辛いのです。

 

少なくとも電話会談でバイデンは「一つの中国」論を堅持すると習近平に表明したと云うニュースについては何ら詳報されてはいない。

 

恰も鬼の首を獲ったかのように専制主義を攻撃するだけの新聞では民主主義の神様は日本の国を嘲笑してはいまいか。

どうぞお頼み申します。

老いのひとこと

大阪の孫たちから暑中見舞いが舞い込む。

開けてびっくり玉手箱のように一瞬白髪のお爺さんではなく真逆に丸坊主のハゲ頭に白髪が生えて来たではないかいね。

半切紙に特筆大書された作品が飛び出し此れにはビックリ仰天だ。

暑い最中、暑気が何処かへ取り払われてゆく。

これ程の清涼剤はない、部屋に飾り目で愛でながら冷たいビールを呑み干した。

実に圧巻だ、お見事だ、いずれも優劣つけ難し。

塾にて学び居り既に有段者にして或いはひょいとしていずれは書道の大家に成らんとも限らないぞ。

 

早速、老輩はそそくさと墨汁を取り出し筆を執り渾身の力振り絞り一気呵成に書きなぐる。

孫たちの重厚なるどっしり感乏しく如何にも貧弱で線が細い、当り前なことながら先が短く案じられましよう。

でも孫たちと肩を並べることが適って至ってご満悦なのだ。

 

 

 

 

老いのひとこと

雷鳴が鳴り響き大粒の雨足が地面を叩きつける。

愈々こちらにも線状降水帯なるものがやって来そうな嫌な雰囲気だ。

突然にも広報スピーカーからアラート音が鳴り響き騒々しさに輪が掛かる。

急転直下、昨日までの熱中症アラートが洪水避難勧告アラートに切り替わる。

お天道様も大忙しの天手古舞だ。

 

でも避難する人影もなく城谷川の濁流にもまだまだ余裕が在って決壊の恐れはなさそうだ。

 

見れば健気にも手植えしヒマワリが此の豪雨に立ち向い見事に開花したではないか。

雨にもめげずに咲き誇る。

 

 

しかし断続的に降雨と雷雲が絶えることなく閃光のあとを追って轟音が耳をつんざく。

昼過ぎのピーク時には水嵩増すも溢水の恐れはなさそうだ。

 

同時刻に高橋川の濁流を撮影したが大自然が荒れ狂うように逆巻くさまは実に胸が痛い。

 

地球温暖化の為せる業か、無為無策の為政者たちよしっかり頼んマッセ。

権力抗争にだけにうつつを抜かすなよ、見苦しいですよ。

 

 

老いのひとこと

民主党下院議長ペロン氏を乗せた飛行機は事もなく台湾に着きそして離れたと云う。

何ゆえ以って危険な火遊びをアメリカが仕出かしたかと言えばやはり中間選挙を意識し国内向け世論喚起が必要不可欠だったのでしょう。

 

一触即発の重大危機を習近平はよくぞ忍の一字で耐え抜いた。

中国側にこそ大人の対応が在ったようにも見受けられて仕方がない。

当然三期目を狙う習近平にすればメンツにかけても威嚇行動で阻止する必然性があったにせよ今日四日の現時点までは我慢の糸を切らす事なく表向きは平穏だ。

願わくば明日以降もそう在って欲しいと祈るしかない。

更なる願いは台湾を取り巻く海域での示威運動にも自粛の兆候が現われはしないものかと只ひたすら祈るばかりだ。

 

 

 

悠久の歴史を誇る太古の文明国家、非戦と絶対平和を説いた孔子孟子、そして墨子らの全ての思想家たちを再確認し再評価して習近平は自ら再学習し一皮も双皮も剥けた大指導者に変容しなければならない。

そして千々に乱れる戦乱の此の現世を平穏に鎮める責務と使命が彼方には在りはしまいか。

 

習近平よ、一つ生まれ変わって彼方の国の優れた先人たちの遺志を今の世に再現してみたら如何なものだろうか。

巨大なインフラ投資ではなく此の先人たちの秀でた智慧を旗印にして「一帯一路」構想を練り直さねばならない。

西洋の先に立って東洋の雄は全世界に平和をもたらせねばならない。

 

 

老いのひとこと

セメダインで接合したはずの差し歯の部分が其の日の夕食時に口を開けた途端にポロリと脱落したではないか。

落胆より憤りが逆巻く、こん畜生あのヤブ医者メと精いっぱい侮る。

 

翌日には早速処置を願い出るが恰も既成路線を走るが如く

「たかはしさんもうダメですわ」

「直ぐに入れ歯への切り替え措置に入ります」よと有無を言わさぬ早業でグラインダーが口の中で回り始める。

麻酔なしでこりゃ拷問だと悲鳴を上げようにも声にならない。

凡そ10分間ほど荒砥ぎが終わり中砥ぎに入り、これは仕上げ砥ぎかなと思いを巡らす余裕が生じていたではないか。

歯神経に触れる激痛からは全く解放され此ればかりは大いに助かり申した。

四つ目の総仕上げの優しいモーター音を意識するまで全てを観念し容認したことになる。

此の医師の腕を全幅信頼し、入れ歯を受け入れざるを得ない。

 

しかし商売気に長けた歯医者さんには違いない。

 

老いのひとこと

犬の腐乱死体が気になって仕方がない。

果たして役所は善意の処置を執って呉れようものか一抹の不安感に駆られ休日明けの月曜に然るべき筋へ電話を入れるが案の定執務日でありながら一向に通じない。

益々不信感が募る、止む無く市のごみ収集センターへ電話して用件を説明し担当部署へ確認を執るように確と要請した。

 

悪い性分だ、午後暑い最中額四峠の現場へ恐る恐る近付けば紛れもなく嫌な臭いが辺りを包むが現物はなかった。

幾ら公務とはいえ3Kの最たる仕事に携わる方々に敬意を表さねばならない。

つい今しがた撤去が完了したものだとわたしは判断した。

 

 

老いのひとこと

又しても失態、夕餉の最中に突然差し歯が抜け落ちる。

何んとも無慚な姿を曝け出すが此れ年寄りの宿命なりと洗面所へ逃げ込み適当に誤魔化す。

幸い翌日には掛かり付けの歯医者さんが対応してくれたので助かりましたが次に失敗すれば差し歯を入れ歯に差し替えますとクギを刺された次第だ。

セメダインで接合処置を受けるのが今回で三回目になり此れが限度だと諭された。

それにしても2月に接合以来半年間は持ち堪えたのだから来春の入歯の次期までは精一杯養生して生き永らえたいものだ。