
孫からどえらいものが届いた。 中国の古書かと我が目を疑ったがよく見れば此れは間違いなく孫が揮毫した作品なのだ。 あっという間に長足の進歩を遂げ、あれよあれよという間に一角の書家にまで成長したではないか。 でも読めるはずがない、解かるはずもない。 見慣れない文字をIMEパットに手書きで入力し漸く「似蘭斯馨」をパソコンに入れれば、何も言わぬのにAI君が気を利かせて即座に解答を寄せて呉れたではないか。 大変な時代になったものだ、AI時代の到来に魂消たわたしは腰を抜かしました。 随→唐とつづく中国の時代区分で、隋の2つ手前になる「梁」の時代に「周興嗣(しゅうこうし)」という優れた文人がいました。 此の周興嗣は王羲之(おうぎし)が著わした書家集の中から一千個の文字を選び出し「千字文」という漢字を勉強するための学習帖を作成し、中国の子どもたちは此れで以って漢字の勉強をしたのだという。 また、此の「千字文」は習字のお手本としても大切に使われて来たのだという。 「千字文」は中国の子どもたちだけではなく日本の国でも書道を志す人たちの大切なお手本になったという。 更に驚くべきことは、此の「周興嗣」なる人物は驚異的な文才の持主で、此の一千文字を駆使して4文字づつの全250句で構成される漢詩集を創作し、それはお習字のお手本にもなった。 其の各々には格調高い意味合いが含まれ実に恐るべき歴史的人物だったのです。 大阪の孫は書道塾で王羲之の「蘭亭序」を学び、今また周興嗣の「千字文」を学んで更に一段ランクを上げた。 今此処に書写した文字は80文字に過ぎない。 然らば、まだ920文字が待っていますね。 更に、奮発して奥義を極めて欲しい。 がんばれよ。 ジイジは応援してますよ。







