2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

つい先日の事、遠きご縁あるお方であり遠き知己の間がらにあるお方がお亡くなりになられた。 でも、面識も相識もないお方ではありました。 満百歳の慶事と奇しくも弔事が重なり合ってしまわれたことになる。 祝い事に続いて弔い事が続いてしまわれたことにな…

老いのひとこと

初年兵の一か年があっと言う間に過ぎた。 あれよあれよと手を拱いている内に二年生に進級することが決まってしまった。 改まった進級テストをクリアするまでもなく決まったことは決まったこととして此処は快く請け給わらねばなるまい。 本日は、大先生の総締…

老いのひとこと

5月に開催される全国植樹祭に向けての地域リレー植樹のイベントが金石の海辺で執り行われた。 街中で見かけた竹竿と竹簾の嫁ぎ先を尋ねるうちに此処金石の浜辺に行き着いた訳なのです。 今日の主役は金石小3年生と金石中1年生の児童生徒ら諸君でした。 松…

老いのひとこと

車の中でラジオを付けたら何処かの民放で在原ノ業平の話が出てきて洒落た和歌の一句を紹介していました。 わたしはどちらかと云えばこのような風雅なる世界とは縁遠い存在です。 でもなんとなく興味をそそる内容だったので一瞬引き寄せられ耳をそば立ててい…

老いのひとこと

釉薬が熔け落ちて恰もカタツムリの角のようになった自慢の茶碗を持ち合わせます。 以前の失敗作だがゴミの日に不燃物処理するのもいとも憐れなので此の際見苦しく伸びた角の部分を撤去摘出する手術を思い立った。 手持ちの金鋸で挽いてみるがまったく歯が立…

老いのひとこと

時たま年甲斐もなくネットショッピングをする。 「アマゾン」にカード登録済みなので手続きは至って簡単ポンとキーを叩けば売買契約は瞬時にして完了する。 確かに間違いなく便利です。 細々とした雑貨ばかりだが「書物」「健康食品」「プリンターインク」「…

老いのひとこと

素焼き済みの均整を欠くいびつな花器です。 円筒形の形を自然な流れでしだいに方形に近付けようと試みたのだが上手く行かなかった。 おまけに、輪積みの襞がところどころ醜く残ってしまった。 そこで、此の目障りな襞の部分を敢えて深く抉って窪みを誇張して…

老いのひとこと

生身の人間だから怪我もしよう、失敗も仕出かしましょう。 予期しない失策に泣かされたり地団駄を踏まされたりしたものです。 地稽古の最中、巻き技を喰らい我が竹刀が天井へ舞い上がってしまった苦い経験がある。 手の内の甘さを見透かされて強烈に叩き落さ…

老いぼれの居合稽古《15》

よこしまでうぬぼれた 魅せ掛けのいやらしい 抜き打ち 波打つ刃先 切先動かぬ棒振り 横一文字 気取らずに冷徹に 先を読む 所詮 空間打突 空間両断 詮無きこと 無の境地 なぜ 無心で抜けぬのか

老いのひとこと

健康ボーリング教室の凡その正体が見えてきた。 潮が引くように衰退した一時のボーリングブームの再来を期して協会が編み出した窮余の一策であることが漸く分かりました。 ボーリング人口の新地開拓の為に受講料なしの講座開設を新聞チラシでPRした訳なの…

老いのひとこと

額谷や みどり微かに 山うごく 額谷に キジ鳴きひびく 山ふかし 額谷に 齢古るままに 春めぐる

老いのひとこと

ボーリングの在り方を貶したり中傷したりする気は毛頭ない。 先般は独り善がりな年寄りの一面的なしかも薄っぺらで安っぽい一見解を掲載してしまいました。 ピンを倒すことが敵わない実力の無さを棚に上げて独善的な言い掛かりを口にするなんて以ての外で下…

老いのひとこと

六時半 お目覚め体操 春ひなが まだ固き つぼみに朝日 差し込めり 襟たてて ゴミ拾う人 今朝もまた

老いのひとこと

何一つ物にした験しはない。 抜きんじて他の追従を許さぬような物は何もないということだ。 ただ何でもござれ手当たり次第に手懐けてきただけのことでしょう。 ふれあい球場でノボール六人衆で投げたり取ったり打ったりして楽しんだものだ。 館内では板宮ご…

老いのひとこと

預金金利が下げ止まれば結構なことだしガソリン価格は下げ止まらずにもっと下がればなおよいことになる。 金利や物の値段や株や為替相場はいざ知らずわたくしのHbA1cの数値は下げ止まって欲しくはない。 どんどん下がって限りなく標準値6.2に近付い…

老いのひとこと

とうとう北陸新幹線が開通し「かがやき」号が颯爽とやってきました。 50年越しの念願が今漸く叶いみな小躍りし万雷の拍手で迎えました。 新幹線景気が上乗せし相乗効果を巻き込んで地方創生とデフレ脱却にまさに一石二鳥三鳥の恵比寿顔で湧き立っているで…

老いのひとこと

新幹線開通の日の朝は快晴とまではいかぬが昨夜来の雨も上がり何もかもピリッと引き締まった早暁でした。 何時ものように自転車に跨り隣町の公園まで急いだ。 日課のスタート地点ラジオ体操会場へ勢いよくペタルを踏み込んでいた。 横断歩道を渡りミスタード…

老いのひとこと

夢かうつつか幻か、「いろは歌」に託して只いたずらに時の経過をもてあそんだ。 何故かしら同時に、鉄幹の詩の一片「あゝ われダンテの奇才なく バイロン・ハイネの熱なくも 石を抱きて野に謳う 芭蕉のさびをわれ知らず」のフレーズを何となく、それとなく結…

老いのひとこと

小舟にゆられて四か年 往く宛てもなくさ迷い波間に漂う 風まかせ波まかせ 意のまま気の赴くままに一人旅 往き先知れず操舵の気力萎えるまで 船上より発信し尽くす 艱難辛苦に耐え忍び 見返り無しに我を通す 意地を張り我執を立て 一念で岩をも貫通せん 執念…

老いのひとこと

ふと「いろは歌」を思い付いた。 例の一件は既に忘却の彼方へ追いやってしまったのだが今一度冷静に総括してみた。 脇が甘かったし相手に取り入る隙を与えてしまった汚点は大いに反省致さねばならない。 人恋しと寂寥感を漂わせていたのだろう、閑散としたM…

老いのひとこと

3.11から4年目が来ました。 よわい八十の大台に近付きました。 ゼロからの出発が晴れて参萬の大台に近付きつつまります。 此れすべて見ず知らずの皆さま方のお蔭です、皆さま方から頂いた無言の伝言テレパシーのお蔭なのです。 此れすべてわたしの身元…

老いのひとこと

竹竿と竹簾の嫁ぎ先を確認いたすべく金石海岸へ赴いた。 3月5日午後1時30分からの植樹イベントに参加いたすべく遠路馳せ参じてみたのです。 金石小のグランドに隣接する一角にその植林地は確かに在ったのだが誰一人として人っ気まったくなし。 小中学生…

老いのひとこと

手持ち無沙汰で暇を持て余している訳ではないのだが図らずもシルバー人材センターのことを思い付いた。 何とか精神的にも肉体的にも余力を有する今の内にお役に立てるものなら何でもよい遣ってみようとふと思い付いた。 実は此のわたくしは十数年むかしに此…

剣道はすごいぞ≪7≫

無断掲載 『剣道はすごいぞ』 ―伝統と文化を大切にしてよりよい日本国をめざそうー 剣道はすごいぞ 競技としての剣道 剣道は競技スポーツなので相手と対戦し勝敗を競い合います。 だから試合に出て勝たなくてはなりません。 それでみんな勝つための稽古に励…

老いのひとこと

横川町のラウンドワンは金沢随一の総合娯楽施設なんでしょう。 ボーリングのみならずカラオケやバッチングセンター、卓球台、ビリヤード場にむかしはゲームセンターと云うたドでかいアミューズメント施設が併設される。 まさに不夜城の如し日本経済は復活せ…

老いのひとこと

「人生劇場」 一. やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂じゃないか 義理がすたれば この世は闇だ なまじとめるな 夜の雨 なまじっか男と生まれた以上は煮え切らぬ半端な仕打ちは許されまい。 例えそれが嘘八百いかさま師の権化のような存在であったに…

老いのひとこと

一笑に付したいがそう簡単に一笑に付すわけにもいかない。 馬鹿げていると一蹴すべき事柄かも知れないが若しや対象が善意の固まりであれば安々と一蹴するわけにはゆきますまい。 半信半疑おっかなびっくり反面怖いもの見たさに結末を垣間む好奇心、このジレ…

老いのひとこと

異次元の世界に迷い込んでしまいました。 まるで桃源郷をふわふわとチョウチョのように舞い踊りました。 ところがそれもつかの間いきなり謎の暗闇の中に放り込まれてしまったのです。 決して疾しき魂胆は何処にもなかったが急転直下緊迫の事態に陥ってしまっ…

老いのひとこと

最近はタイガーマスク出没のニュースはない。 いっとき伊達直人現象が全国津々浦々に走った。 心和む痛快なる美談として華が咲いた。 何処かで郵便受けに現金やら商品券が散りばめるようにばら撒かれた。 首をかしげる不可解な出来事としてみな唖然とした。 …

老いのひとこと

とうとう的前に立ってみました。 10本射て2本中りました。 我ながらびっくり驚いた。 マグレに決まってるがやはりうれしい。 その時、級審査を決意した。 受けてみようと気持ちが高ぶった。 おのずと自然に足は皆中堂へ向いていた。 分相応な矢と矢筒を買…