老いのひとこと

イメージ 1


イメージ 2




5月に開催される全国植樹祭に向けての地域リレー植樹のイベントが金石の海辺で執り行われた。


 街中で見かけた竹竿と竹簾の嫁ぎ先を尋ねるうちに此処金石の浜辺に行き着いた訳なのです。


 今日の主役は金石小3年生と金石中1年生の児童生徒ら諸君でした。


 松くい虫被害で枯死する海岸林の保全の為に全国規模で此の植林作業が展開されているらしいのです。


 抵抗性クロマツと称するだけあって病虫害には強い苗木らしいのです。


 50センチほどに育った単価500円の苗木350本をまさに瞬く間に一気呵成に植え込んでいったのです。 


 これこそ、人海戦術の為せるわざと云えまいか。


 当日は生憎、春うららの陽射しではなく冷たい寒空の下での作業であったが何ぶん子供たちはみな元気溌剌で気持ちがいい。


 やがて、彼らが成人となりそして老域に入ってゆく数十年先という長いスパーンでの物語なのです。


 大樹に生育した此のマツ林は今日手植し彼らの成長を確と見届ける事と相成りましょう。


 併せて、此の黒松林は数十年先の我が国土を海蝕作用と冬の季節風から身を挺して防護してくれる事なのでしょう。


 このような頼もしい国土防衛策ならば日本人として諸手を挙げて大賛同の意を表したい。


 日本国はこのようなソフトな意味での国土防衛だけで十分なのではないでしょうか。


集団的自衛権のお話しは何処から何ゆえ以って湧き出て来たものなのかわたし如き疎い年寄りには皆目わからないのであります。