老いのひとこと

イメージ 1


イメージ 2




能登の自然を求めて、能登半島の美しい海を求めて大阪からやって来ました。


此処大島海岸は白砂青松の景勝地で岩場の磯海岸へと繫がりまた意富志痲( おおしま)の神を祭る祠が建つ


程ない沖合には大小散りばめた孤島が浮かぶ。


自然豊かな風光明媚な土地柄此処はキャンプ場としても名高い。


松林にテントが林立し家族連れや若き男女が群れている。


 


 


海の水は何処までも透き通ってなんと青いことか。


我が人生の楽園に身を沈めながら或いは此れが最後の沐浴となるかも知れぬ緊張感を抱きつつ海中に潜りまた孫たちと大いにはしゃぐ。


 


 


何の気なしに海底に目をやれば藻屑が漂い稚貝の残骸が沈む中さらに目を凝らせば何と其処は花火の残滓の数々が散りばめられるゴミ捨て場ではないか。


折角の海の楽園が一瞬にして傷つき汚れ穢され悲鳴を挙げ始めた。


 


 


地域社会へ観光資源が落とされるだけでは済まない。


満天の星空を見上げながら打ち上げられた花火大会の燃え滓が波打ち際に散乱し打ち寄せる波と共に海底に沈み墓場と化した。


心無い一握の不届き者たちの仕業なのだ。


此の何処までも美しい能登を海を貶したのは誰だ。


恥をしりなさい!


 


 


穢れを知らない孫たちは何の邪念もなく嬉々として燃え滓芯棒を拾う。


微々たる貢献に過ぎぬだろうが懸命に能登の海底を清掃する。


わたしも息のつづく限り潜っては拾い拾ってはまた潜った。


 


 


願わくば孫たちよ此の美しい能登の海を貶す元凶に毅然と立ちはだかる人物たれ!


 


 


目を凝らせば白砂青松の浜辺には至る所にゴミが散乱する。


対岸の隣国から流れ着いたものも在ろうが他国に責任転嫁するは瑞穂の国の倫理観には馴染まないだろう。


 


 


真実、美しい国日本を希うのなら日本国民みな一丸となり此の海岸線の美化に総決起しなくてはならない。


此れこそが最強の国土防衛策ではないだろうか。