老いのひとこと

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大阪の三男が孫たちを伴って里帰り。


みな大きく育ったものだ。


中学生になったマサ君は見違える大男に映る。


翌朝には一番の早起きして手にしたばかりのスマホを持っていそいそと散歩に出かけるではないか。


身体だけではなく中身も大きく成長したものだ。


海水浴場でのテント張りの作業を自主的に取り組む姿は実に頼もしい。


小2の双子ちゃんカオ・ナオも健康優良児、ばあばが作った手料理を慣れた手付きで甲斐甲斐しく運ぶ。


一角のウエイトレス振りを発揮する。


末っ子のルイちゃんもお姉ちゃんたちを見習いお手伝いに余念がない。


ご膳一杯の持て成しの品々も旺盛な食欲を前にあっと云う間に平らげられてゆく、ばあばは至って満足気である。


 


お習字に興味ある双子ちゃんには秘蔵の大筆を持たせてやった。


やる気満々これも頼もしいではないか。


 


 


此の気忙しさを何気なく感受できるのも此の後幾年もなかろうことよ。


 


みんなで仏壇に手を合わせ、弥が上にも惜別の情高まりゆく中手を振りながらみな帰りゆく。


寂しさがまた戻った。