老いのひとこと

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双子ちゃんと末子のルイちゃんの発表会へ招待された。


最前列の座布団敷き特別指定席でした。


区民ホールの体育館は所狭しとギュウギュウ詰めの大盛況、確かに所変われば品変わることをつくづく実感する。


大都会という個々バラバラな個々人の集合体の中でみな生活する。


それであるが故に猶の事何かを契機に俄か作りのコミュニテイを良く好む、そして其処に所属しみな安堵いたすのでしょう。


何かそんな気がしてならない。


オープニングが「乾杯」であってフィナーレは「世界に一つだけに花」で締め括っていた。


何せ此れが保育園児とは思い難い程みんな見事な名演技でした。


此の一糸乱れぬ統率ぶりは只者ではない。


ロボットや人形ではない生きた人間それも幼子たちを斯くも厳格に仕込んだ保育士さんたちの熱意に只々絆された。


とかく政争の具にまでされた彼女らの勤労意欲は一体どこから発せられるのか。


此の旺盛なる志気は恐らく此の保育園の経営方針に根付くのだろう、老練な理事長さんの手腕に負うところが大きいのしょう。


美女と野獣」とか「シンデレラ」の長編劇を名演技でこなしていた。


長い長いセリフをよくぞ憶えたものだ、いや厭きずによくぞヤル気を持続させ見事に憶えさせたものだ。


きっと裏には近隣の保育園同士の熾烈な競合があるのでしょうか。


此の園児たちの熱演が当然ながら当園の名声に諸に繋がるわけなのでしょう。


複雑な思いで双子ちゃんと末子のルイちゃんの舞台での大活躍ぶりを血眼で追い此の目に見修めたのでした。


 


何かしらむかしに「ゆとり教育」なんて言葉をよく聞いたことを思い出した。