2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

下手糞老いぼれ剣士の独り言

川渡る 目覚ましのベル 初夏の朝 朝風に 竿振る水面に 地アユかな 返り咲く 八重山吹や 二つ三つ 想定外 八重山吹も 狂い咲く ねた不足 夏ばて怠さの ブログかな

下手糞老いぼれ剣士の独り言

修行と菅さん 明治二十一年(1888年)に山岡鉄舟は五十三歳の生涯を終えた。 胃がんであったという。身の丈188センチ、体重105キロの巨漢であったという。 記録によれば、友と7升の酒を飲み干し、饅頭108個、卵97個を食らうほどの大酒豪で大…

下手糞老いぼれ剣士の独り言

修行と菅さん 政治のことはよく分らないのだが、確かに菅さんは政策に首尾一貫性がないことは素人目にも分る。 だから、政治家として信頼できない人物として烙印を押され不人気の象徴のように落魄れてしまった。 とにかく、野党のみならず政府与党の中からも…

下手糞老いぼれ剣士の独り言

修行と菅さん 政治のことはよく分らないが、菅内閣支持率が16%に低迷し、もはや国民からも見透かされて末期症状を呈しているのだという。 処が、わたしは愚鈍なのかそれとも天邪鬼なのか現今日本国が危機寸前の沈み行く状況にあるとは余り感じない。 震災…

下手糞老いぼれ剣士の独り言

先日ある新聞で養老孟司先生は、人は誰でも修行を重ね最期にはあたかも自画像のような作品を残してあの世へ旅立つのだと言われていた。 人それぞれの人生に適った作品であり、それなりにみんな立派な作品に違いないのだとおっしゃる。 ただ修行といっても必…

老いぼれへぼ教師の回想記《18》

立山連峰をわが裏庭のように闊歩された健脚の持ち主であり、且つ又驚くべき酒豪でいられた上田栄一先生は既にもうこの世には居られない。 半世紀の疎遠であった開祥一郎先生と不思議なご縁で今年になって二度ばかりテニスに興じた。 かねてには県のランキン…

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《18》

未熟に付き画像添付の操作いまだ為らず、口惜しい限りなり。 憚りながら、われはわが両親はもとより祖父母の歳をも凌駕してしもうた。 祖母への面影は微かに残る。今日ある、わが身の成り立ちのもといとなる為ばーちゃんなのである。 その二 高橋 爲(1) …

下手糞老いぼれ剣士の独り言

勝負は長いぞ 勝負は長いぞ、ずーと先の遠い先に決着するのです 決着が付いた時、その時に最後に笑えばよい 一番最後に得心が行く満面の笑みを勝ち取ればそれでいい 目先の勝負はどうでもよい 今日の勝負に勝ったとて至高の幸せが保証されるわけでは決してな…

下手糞老いぼれ剣士の夕雲考《17》

無住心流剣術を編み出した針谷夕雲は、守破離を地で行った人だ。 事もあろうに、流祖上泉伊勢守信綱のみならず師匠小笠原源信斎をも否定し、それを乗り越えて前代未聞の独創的剣術を創造した。 今日謂う所の「応じ技」をも拒絶し、ただ只管「相打ち」技に終…

老いぼれへぼ教師の回想記《17》

僻地校から尾山の名門校へ、武者震いしながら幾多の試練に遭遇するのでした。 其の二 紫錦台 気ままに生きて 小手試し 渡り歩いた分校生活(前) 戦後のベビーブームの申し子たちが中学生に成長した。謂う所の団塊の世代に違いない。いずこも、収容し切れな…

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《17》

わたしのじい様は昭和3年に66歳で亡くなっている。わたしの生まれる前だ。 従って、今わたしの孫たちがじいちゃんとかかなざわのじいじと言って寄り添ってくれるようなことは元より知らないし顔をも知らない。 のみならず、思い出などもあろうはずがない…

下手糞老いぼれ剣士の夕雲考《16》

なでしこジャパンも魁皇関も徹底した勝負への執着心が見事に結実し、前人未到の金字塔を打ち立てた。 勝利を一途に追及する健気な姿からは多くの国民は感動をいただいた。 すがすがしい清涼感をいただいた。 処が、人の命の遣り取りをする剣術ではそんなわけ…

老いぼれへぼ教師の回想記《16》

さらば菊水 ここ菊水の地は、自然的・風土的な制約という宿命を背負っている。それ故に、この地の住人はこの悪条件を克服し脱却しようと懸命に生きた。その生き様が皆美しかった。 彼らは其処を蔑むこともなく、淡々と安住の地として確信し、こよなく愛し続…

下手糞老いぼれ剣士の独り言

憤慨=糞害やる方なし 歳を取ると僻み心が根付いてしまい物事を素直に直視できなくなる。 今朝も高橋川河畔をそぞろ歩く折に河原の浅瀬に異物を発見する。 よくよく見るに巨大な廃棄物ではないか。 スーパーの買い物籠を数倍したプラスチック製の容器に野外…

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《16》

此の連休に大阪の三男夫婦が孫たちを伴って墓参に来てくれた。むしろ、こちらが催促される程に彼らの信仰心は厚い。 数珠や線香の類の七つ道具は常に車中に常備しているのには驚かされる。 野田山墓地に高橋家と鉄二家、西芳寺墓所に中川家と廻る。 和紙仕上…

下手糞老いぼれ剣士の夕雲考《15》

今の世にかつて聖人と称した誠の剣士が、もはや存在するのかしないのか。 「相抜け」の技を幻の剣技に終わらせてしまうことは、余りにも口惜しいことだと思いませんか。 もしや、此の「相抜け」の技が現世において一般的に普及され、世間に流布し浸透したと…

老いぼれへぼ教師の回想記《15》

二人のこと 私にとって最初の卒業生は下田俊勝と中村利雄の二人以外にはいない。共に支え合い励まし合いながら切磋琢磨した間柄だっただろう。ある時には共に手を取り合って歓び、また義憤の涙に暮れたこともあったろう。 男同士の二人は友人であり仲間であ…

下手糞老いぼれ剣士の独り言

昨日の出来事でした。 両者しばし剣先の攻防、彼我双方のいずれかがす―うっと攻め入りし瞬間、他方も乗るがごとくに鋭く攻め込めども既に勝負は決していた。 スーうっと攻め込まれるのを見てしまったのか、すうっと攻め入る動きを予見しつつ同時に相面へ持っ…

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《15》

齢七十を過ぎたいい年をしながら宗教心とか信仰心は皆無に近い。恥ずかしいというのか哀れむべきというのか、なんと葬式のことしか頭には無いではないか。 確かに、ご先祖様に見習うべきとは思う反面、己をどのように処して行けばいいものか思いが前へは進ま…

下手糞老いぼれ剣士の夕雲考《14》

直心影流の奥義の秘伝「まろはし」を山田八郎翁が行ずるを見た山岡鉄舟は、大いに感嘆し、剣道といえども其の深遠さが此処にまで達したものがあったのか、此の「丸橋」を修めれば座禅の要なし、立禅の真体なりと申したのだという。 インターネット上の動画配…

下手糞老いぼれ剣士の独り言《下》

復興相辞任の顛末記(その3) 柔和に映った松本龍前復興相は世の動向を肌で感じ取り逸早く態度を硬化させ急変された。 ところが、とんでもない方向へ舵を取ってしまった 新手の手法に転じたが、まさに新手は荒手に変じてしまった。 間違いなく被災民の心中に…

下手糞老いぼれ剣士の独り言《中》

復興相辞任の顛末記(その2) 松本龍復興大臣は就任の弁で、わたしは民主党も自民党も公明党も嫌いだ、と吐き出すように言われた。 この火急のさ中、党利党略に走り政局にうつつを抜かす時には非ず。確かに名言だ。 被災民の心中を代弁する意味合いでは紛れ…

下手糞老いぼれ剣士の独り言《上》

復興相辞任の顛末記(その1) 311 大震災発生 620 復興基本法成立 628 松本龍復興相就任 705 松本龍復興相辞任 705 平野達男復興相就任 遅々として進まぬ復旧復興の槌音 あわただしき復興人事 素人の目で、焦点を絞って 考えて見ました。 3…

老いぼれへぼ教師の回想記《14》

わたしの人生の成り立ち上関わり深い人物として末岡敬正氏を上げざるを得ない。忘れえぬ人物に他ならない。 既に、わたしのブログ四月十九日(火)号ならびに四月二十日(水)号にて 末岡敬正先生を偲んだ特集記事を掲げてある。 いろいろ御世話になりまして…

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《14》

わたしのヒイジジ様は日蓮宗徒から一向宗徒へやむなく改宗せざるを得なかった。 また、檀那寺をこれまた止む無く善福寺から善行寺へ移さざるを得なかった。ところが明治4年の火災で善福寺が焼失し一切が灰と化した。 その間の経緯を知る手掛かりをなくして…

下手糞老いぼれ剣士の夕雲考《13》

剣の道を究めると此処まで到達するのでしょうか。 決してフィクションの世界ではないし、想像上の理想郷でもない。 現実に、剣技を純粋培養すれば此処まで到達することを実証した剣客がむかし居たことを小川忠太郎先生は説諭された。 勝ったとか負けたとか、…

下手糞老いぼれ剣士の独り言(その4)

剣道は「礼に始まり礼に終わる」というのだが 13 もちろん、面を打ったならば“めえーんー”と長く長く伸(の)ばして、そして尻(しり)上(あ)がりの発声(はっせい)を出さねばなりません。全身(ぜんしん)全霊(ぜんれい)で面を打ったのならば、かりに面に当たら…

下手糞老いぼれ剣士の独り言(その3)

剣道は「礼に始まり礼に終わる」というのだが 10 剣道では皆(みんな)大きな懸声(かけごえ)(掛(か)け声)を発(はっ)します。耳を劈(つんざ)く凄(すさ)まじい掛け声なのです。 直木(なおき)三十五(さんじゅうご)氏は剣法(けんほう)夜話(やわ)の中で次のよう…

下手糞老いぼれ剣士の独り言(その2)

剣道は、「礼に始まり礼に終わる」というのだが 5 剣道では大きな声を出さないと相手の人に失礼(しつれい)になります。無礼(ぶれい)なことになります。 失礼とか無礼というのは礼儀(れいぎ)を失(しっ)する、礼知らず者ということです。相手の人を敬(うやま)…

下手糞老いぼれ剣士の独り言(その1)

年を取るとだんだんずうずうしくなり、ずけずけとものを言うようになる。 そういうわけだから、お前さんは何にもものを知らないくせに知ったかぶりしたりもったいぶってものを言うのだと揶揄されましょう。 それでもまあいいでしょう。 でも現今の日本国の様…