#宗教

下手糞老いぼれ剣士のルーツ《15》

齢七十を過ぎたいい年をしながら宗教心とか信仰心は皆無に近い。恥ずかしいというのか哀れむべきというのか、なんと葬式のことしか頭には無いではないか。 確かに、ご先祖様に見習うべきとは思う反面、己をどのように処して行けばいいものか思いが前へは進ま…

老いぼれへぼ教師の回想記《12》

幅を利かすことに長けたサイベこと中西政雄が水淵家へ婿入りし芳子とめおとと相成った。 とにかく世話好きで世間様に対し如才なく立ち振る舞っていた。地域の学童野球チームを率いて監督業にも専念していた。 ところが政雄は男盛りのさ中に夭逝してしもうた…