2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

週に一度の日曜稽古、歳を忘れ汗を流す。 厭わず道場の床を踏む。 分け隔てなく受け容れて呉れる若き剣士と老練なる高段者に感謝の気持ち忘れずに手を抜くことなく身一杯の胆力で掛かりゆく。 一息の切り返しを心掛けるがままならず息を継ぐ。 遮二無二、で…

老いのひとこと

素焼きのために窯入れが完了、先輩諸氏に倣い手を合わせ無事なる焼成を祈願する。 ・四角の香炉、本体と蓋との相性が合いますように願った。 ・五角の湯飲み、額四土を精魂込めて磨き上げた。 手製の名もなき陶土ながらも肌艶うるわしく焼き上がることを願う…

老いのひとこと

今年のわたしの芋栽培はどうも裏年であったようだ。 薩摩芋に続いて里芋もナリが悪い。 おまけに親芋の子離れが下手くそなのか子芋の親離れが悪いのか親芋の周りに子芋たちがべったりくっ付いたまま一塊になって御出ましされるのです。 子芋の自立心が足りま…

老いのひとこと

戦時中、池田町に居た頃には裸足はへっちゃらだった。 勿論アスファルトは竪町通り以外は砂利道だったはずだ。 また菊水時代の山っ子たちも裸足を慣わしにして生活の一部であった。 しかし今や素足では一歩たりとも歩けはしない。 足の裏がひ弱になり至って…

老いのひとこと

セイタカアワダチソウのシーズンの真っ只中にもかかわらず一時の盛況さがない。 厚かましくも原野が独り占めされ、あのけばけばしくも毒々しい花の色で辺り一面が埋め尽くされた。 どうしても此の花だけは切り花にして花瓶に差す気にはなれなかった。 嘗ては…

老いのひとこと

あすなろ公園で二つの用件を済ませ家路に付いた。 額新町の交差点の直ぐ手前の小路から杖を突いたご高齢の奥方が出て来てわたしの前を行く。 信号を渡りきりフラワー薬局の方へ歩みを執られた。 わたしは其の数メートル後ろを行けば角の自動車修理店から乗用…

老いのひとこと

はしたないことながら朝起きてから水道水をがぶ飲みする、それは便通を促すための苦肉の策になる。 また9時頃にお出掛けに際し水分補給のため此処でも鱈腹呑み干す。 そしていつものコースを辿りタカちゃん横の踏切を渡るころにはそろそろ生理現象を催す頃と…

老いのひとこと

運動機能の劣化退化は歳相応に見事に進化する。 偶にYシャツに腕を通せばボタンを懸けるのがたどたどしくも捗らない。 ズボンならふら付きながらも辛うじて穿けるのだが下手をして転倒しオデコを打つだけで済めば良いが骨折沙汰になれば笑いものだ。 靴下は…

老いのひとこと

剣道のお面に挑んだ。 縮尺何分の一か全く不明、兎に角厚紙を適当に組み合わせ簡単なミニチュアセットを作った。 従って寸法も当てずっぽで好い加減過ぎよう。 元々ぞんざいな性分ゆえ辛気臭い細かい作業はえらく往生してしもうた。 腰がやめるし手が震えお…

老いのひとこと

古城の石垣もいつかは朽ち果てよう。 老いた松はやがては立ち枯れしましようぞ。 いつまでも永遠なるものは此の世にはない。 人の心も変わる、決して不変ではない 信頼しきった心の絆も音もなく何の前触れもなく千切れ去る。 心変わりは世の常、人の常。 嗚…

老いのひとこと

無断掲載 学卒後三か年寝食を共にした我が第二の故郷とも言うべき菊水の地が甚大なる被害を被った。 8・4豪雨の情報は迂闊にも知り得なかった。 小西清君より後聞するに与かったわけだ。 彼は膨大な記録写真を携えて通報して呉れたのです。 至る所で県道が…

老いのひとこと

時代の波に翻弄され塵埃のように漂う。 為せるまま言われるまま全て他律的に盲従する。 ブロバイダーがBBエキサイトからソフトバンクへ、それが此度ケーブル光へと流転してしまった。 何処に落とし穴が潜むかを詮索いたす間もなく勧誘の魔術にまんまんと引…

老いのひとこと

ほぼ6か月ぶりにフルコースを歩く。 腹を突き出し胸張って上を向いて歩こう。 青空を見上げよう樹々の葉の輝きを見よう鳥たちの囀りを聞こう。 柳と葉を落した枝垂れザクラを背景に早くも枇杷の花芽が芽吹く。 角家の娘さんに子が出来てヨチヨチ歩くではない…

老いのひとこと

夢や野心を叶えようと倦まず弛まず努力を重ね念願の目標を達成した秀でた人物が此の世には多数居よう。 しかし「継続は力なり」の名言はエジソンやイチロウのような天才にだけに付与されたものではなかろうと凡人ながも自負している。 鈍牛のような重々しい…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 絶好の農作業びより、終日かけてタマネギの苗植え付けに精を出す。 果たして歩留まりは如何なものか、また例によって例の如くテメエの育てし苗はもやしっ子ばかり。 恐らくは根が活性化する前に自然消滅いたしましょう事よ。 何んと一袋4…

老いのひとこと

正五角形が歪な五角形になったが其のお蔭で此の歳にして改めて黄金比を学び直す機会をいただき何としても有り難き事ではありませんか。 古代ギリシャのパルテノン神殿を修復したと云うペイデイアスなる人物が始めて黄金比の原理を実用化しあの均整のある美し…

老いのひとこと

神経質な割には雑な一面がある。 正五角形の内角は何度ですか。 ボケ防止の頭の体操だが速やかなる閃きが涌き出ない。 弱ったものだと鉛筆を取り出し描いてみれば三つの三角形に分割された。 やれやれそうかと 180×3=540度 540÷5=108度とたどた…

老いのひとこと

洗面所の片隅から入れ歯が出てきた。 紛れもなく手前のものには違いない。 下の入歯で左3歯に右4歯よく似たものに見覚えがあると装着するのを外して並べてみればまさにドンピシャリ同じではないか。 何ゆえ同じものが二つもあるのだろう。 記憶をたどるが皆…

老いのひとこと

無断掲載 マンションに住む都会っ子あやは小学三年生。 両親は共働きで祖父母ももう此の世には居ない。 大の仲良しだったアッキーとは仲違いし今や口も利かない。 そんなあやは寂しさと孤独感を紛らわそうと大好きな猫たちと戯れる。 それも実在する猫ではな…

老いのひとこと

自慢の生け垣が息絶え殺風景な人工竹 に入れ替わった。 「野葡萄」や「屁糞葛」に大いなる期待を寄せたが巻き付き絡み付く頼り甲斐のある主「カイズカイブキ」が居なくなった所為か全く元気がない。 偉大なる鳥たちの糞がもたらした種が芽吹き「万両」が一二…

老いのひとこと

老いのひとこと

食害にあった落花生を思い出した。 デジカメデーターの中に偶々1匹写っていた。 拡大すれば頭に触覚、尻尾の先っちょには鋏を有する異様な昆虫のようだ。 調べればハサミムシの仲間でコバネハサミムシのようだが翅の痕跡らしきものが無いのでヒゲジロハサミ…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 申し分のない絶好の農作業日、石灰を撒いたタマネギ用地に腐葉土をばら撒き軽く鍬打ちし拡散させる。 その上へ鶏糞と化成肥料を被せて再び鍬を打つ。 スチール製熊手を鍬代わりに地ならししながら畝幅を広める。 元肥とは言えタマネギなら…

老いのひとこと

老いのひとこと

抹茶を嗜むことすら知らぬ野暮なヤツ。 そんなヤツが茶器 棗(なつめ)作りに取り掛かる。 実は三度目の挑戦になる。 三度目の正直と言うではないか。 蓋がしっかり締まり密閉され中のモノが湿らせないような陶器の棗作りを密かに狙った。 抹茶を知らないも…

老いのひとこと

手取り額はボーダーライン320万を遥かに下回るが遂に医療費2割負担の仲間入りだ。 たんまり待たされ診察は2分前後でそれでも治療費は1600円、薬局で2500円の薬代とは恐れ入る。 別院で血液ササラ剤をいただく際は診察1分で治療費は1000円で薬屋で1000円。 下…

老いのひとこと

余りにも美しいので敢えて一輪を切り花にして酒盃に生けた。 純米酒にはあらずして真水にHB-101を一滴たらした。 混ざり気のない純白の紛れもない蝶そのもだ。 胡蝶の胡の字には長い髭をたくわえた辺境の世捨て人がぼやけるように佇む姿を意味すると言…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 歓びと失望の落花生顛末記 馬替地内のとある農家の畑の獲り残された落花生の実を数粒ほど失敬してしまった。 それを今年の早春にポットに埋めて発芽を待った。 ところがどうしたことか1株しか芽が出なかった。 此の掛け替えのない大切な1…

老いのひとこと

無断掲載 11月3日恒例の全日本剣道選手権で村上哲彦選手が愛媛県勢初の賜杯を手にした。 愛媛県警30歳五段が快挙を成し遂げた。 生粋の伊予っ子で松山の中高で学び大学へと進んだ剣士だと云う。 並み居る強豪勢を下し最後は安藤翔選手からものの見事に面技二…

老いのひとこと

旧統一教会との腐れ縁断ち切れず、接点が明るみに出る輩が続出し与党自民党は困惑の色隠せず疲れ果てているようだ。 カラスとて隙あらば攻撃を仕掛けましょう。 虎視眈々と目を光らす野党は空かさず動いた。 菅直人さんのヒットラー発言で組みつ解れつ咬みつ…