老いのひとこと

食害にあった落花生を思い出した。

デジカメデーターの中に偶々1匹写っていた。

拡大すれば頭に触覚、尻尾の先っちょには鋏を有する異様な昆虫のようだ。

調べればハサミムシの仲間でコバネハサミムシのようだが翅の痕跡らしきものが無いのでヒゲジロハサミムシに間違いなかろうと其の様に命名した。

大事な収穫物を喰い荒らした忌み嫌われる昆虫だが猿や猪の被害から見れば取るに足らない微々たる損害だろう。

昆虫マニアには此の虫を飼育する変人も居るのだと云う。

雑食性で茸やダンゴ虫の幼虫を食するらしいが落花生が好物とは書いてはない。

恐らくは此の尻鋏で落花生の殻を抉じ開け侵入したのであろう。

やはり憎むべきヤツに違ない。

此の✄で噛みつかれたら大変だったぞ。

収穫はしたものの此れをば口にして噛み砕く気には中々なれないのだ。