2015-01-01から1年間の記事一覧

老いのひとこと

この様な理窟なものがあるとは知らなかった。 アイロンと霧吹きだけで裏打ちが適う用紙を見付けたのです。 ふと思い付いてしたためて置いた般若心経で試してみました。 一つ手を焼いたのは本体の寸法より裏打ち用紙の方が若干大きかったのでその部分がアイロ…

老いのひとこと

鶴来日曜会稽古の稽古納めは27日でした。 一時は随分隆盛をきわめ賑わいを見せていたのだが ここのところは転勤とか転職とか転居がもとで少々寂しくなってしまった。 働き盛りの錚々たる面々なので此れ又止むを得まい。 此の日は帰省される方もいて総員五…

老いのひとこと

無駄掲載 至って気取った気分で我が身の薄幸振りを実しやかに「うらなりの記」で表わてきた。 此の世で我こそ一番の不幸せ者だと決めつけてきた。 万引きとか不登校を強いられた不運なる境遇を殊更誇張してきた。 ところが、つい先日のことテレビで中国残留…

老いのひとこと

齢を取ると同じことを何度も何度も繰り返して言うても一向に気にしなくなる。 又しても、自慢にもならんことを呪文のように唱えねばならぬ。 つまりは、我が家は幕末の頃までは前田家に仕える足軽の分際でありました。 それも、高が年に米20俵の微禄者に過…

老いのひとこと

体育館の管理人さんから帰り際に「あなたは齢を召している割には卓球お上手ね」とお世辞が心地よく振り掛かる。 「そりゃーそうですよ、わたしには名コーチャーが付いてますからね」と言葉を返すのです。 偶々、テレビで石川選手に福田選手と奥園選手が挑む…

老いのひとこと

年賀状の時期が嫌でも押し迫る。 業者さんに廻せば事足りることを今年もまた手間暇かけて手作り手製に齷齪する時代遅れの輩が此処に一人いるのです。 そこへ、下手な句を詠んでみなければ気が済まない。 此れはパソコンに入れてプリンターの御世話にならざる…

老いのひとこと

翳 花器のような壺、壺のような花器。 気取らないヌーボーとした面構え。 ずっしりどっしりした象のような足構え。 野暮ったく田舎臭い風貌。 剛毅にして朴訥とした佇まい。 ふてぶてしさにはにかみ宿す半端もの。 時代遅れのセンスなき武男 ( ぶおとこ )猛 …

老いのひとこと

県連の稽古納めに参加した。 まさか防具を担いで二刀流を仕出かすわけにはいかないので前半の居合の部にだけ顔を出すことにした。 今年はどうした事かジュニアの人たちが目立ち道場が手狭に感じるほどの賑わいであった。 皆さん夫々程よい空間を確保して無心…

老いのひとこと

今日は打って付けの小春日和です。 例年通り他人の手を煩わすまでもなく自分の手で冬支度雪支度、「南天」と「千両」の木に雪害対策を施した。 赤い実はいずれが「南天」か「千両」か。 いずれ劣らぬ真紅の華やいだ艶やかさを競い合っている。 「南天」は「…

法定の事≪6≫

無断掲載 法定の事=八相発破その6 次いで最後の工程となる送体へと移ってゆく。 打太刀、仕太刀ともに閉足直立の姿勢から打太刀は仕太刀を最初に立ち会った位置まで送り届ける動作と相成る。 ㉓-1 閉足直立正眼の構えから打太刀は左足、右足、左足と3歩…

老いのひとこと

46億年の地球の営みの申し子が今手にする額四峠の額四粘土そのものなのです。 そりゃ46億年の歴史は重いはずです、ずっしりした重量感です。 市販される既成の粘土ではない、46億年の地球の歴史から生まれた初にて珍奇なる生粋の天然産の純潔粘土です…

老いのひとこと

額谷から四十万に抜ける峠道を名付けて額四峠と命名した。 此の峠道の一角に竹林がある。 季節を問わず好んでこの竹林の横を自転車で通り抜ける事がならわしになっている。 秋口の頃、わたしは此処竹林の地で粘土層に気付き採集したのです。 そもそも粘土の…

老いのひとこと

新聞では待ったなしの地球温暖化対策を「パリ協定」として採択したのだと伝えている。 12月に台風が接近したり三重県では夏日を記録したのだという。 もう梅が咲いた、桜まで咲いてしまったという。 我が家の椿はもうとっくに咲き乱る。 そう云われれば確…

老いのひとこと

テレビのリモコンの調子がおかしい。 全くおかしいのではなくデジタル放送への切り替えがなかなか思うようにいかなくなった。 とにかく神経がイリイリするのでヤマダ電機で新調することにした。 ところが何のことはない我が家のパイオニア製テレビは最早生産…

老いのひとこと

無断掲載 町内の自主防災会のお勉強会があるというので顔を出した。 災害は忘れたころにやってくるという、備えあれば憂いなしというではないか他人ごとではない自分のこととして出席してみることにした。 市の職員から土砂災害のレクチャーがあったが此処は…

老いのひとこと

無断掲載 視聴率が云云された大河ドラマでしたがわたしにはとても興味深く「花燃ゆ」に魅せられ続けました。 主人公杉 文の波乱の半生から降り懸かる幾多の困難にもめげることなく挫けることもなく弱音を吐くこともせず雄々しく立ち向かう事の大切さを沢山教…

老いのひとこと

一つのことに何時までもくよくよとこだわり続ける わたしは嫌な性分です。 何の役にも立たない詰まらぬことに異常にこだわる脳足りんの愚か者なのです。 つまりは、お馬鹿さんということになる。 しかも、優柔不断であって物事をてきぱきと的確に判断し即座…

老いのひとこと

体力と精神力の現状維持作戦に取り組む。 その為に、ラジオ体操は家の中でブログ発信は非公開とするやり方もありましょう。 ところが、未だに泥臭い俗人であって聖人の域には程遠いわたくしには外界との接触から遮断された殻の中に籠もることはとてもじゃな…

老いのひとこと

年金や医療・介護等社会保障給付費が110兆円を超え火の車だ。 ところが、消費増税に伴う軽減税率の対象品目をめぐる与党内のどんちゃん騒ぎの茶番劇を無理やり見せ付けられもううんざりだ。 見え透いた選挙目当ての安っぽい猿芝居は主権者国民を虚仮にす…

老いのひとこと

ラジオ体操は躰を動かす僅かばかりの空間があれば何処ででもできよう。 家の畳の間でやれば殊更寒空目掛けて隣町の公園まで出向く必要性は何処にもない。 飽くまでも自分の健康維持の為の体操なら家の中で十分なのに何ゆえ早起きまでして隣町へ行くのか。 一…

老いのひとこと

何処へゆく 明けゆく空に 鳥ふたつ 体操の 準備体操 息白し 朝冷えや 待つは広場の 六時半

老いのひとこと

無断掲載 しょむないことながら朝寝坊してラジオ体操をすっぽかしてしまった。 冬至が近付くにつれ白々と夜が明けはじめる時刻が随分と遅くなったものです。 黎明と共に目覚めるのが正しければ、体内時計が狂ったのではなく正常に作動してる何よりの証拠かも…

老いのひとこと

早暁のしじまをやぶってサイレン鳴り響き消防車や救急車が激しく行き交う。 どうも体操広場の辺りのようだ。 風上からきな臭い匂いが漂うが煙も火柱もない。 ボヤ程度で済み何よりでした。 其の場でラジオ体操を終えその足で息子宅を弔問した。 玄関の土間に…

老いのひとこと

中越地震で人命救助をしたレスター君が13歳の天寿を全うし天国へ旅だったと新聞は伝えました。 息子夫婦の愛犬バンフ君はもうすぐ12歳の誕生日を迎えるのだという。 バンフには人命救助の功績はない。 強いて上げれば衆人に惜しげもなく癒しの微笑みを振…

老いのひとこと

下総の国の住人でいられる加藤剣士より貴重なるご智慧をさずかった。 小太刀の部三本目で仕太刀は残心姿勢を示したのち元の位置に戻る際に左足より動作に入る根拠と云おうか剣の理合いを見事に解説していただいた。 仕太刀はおもむろに左足を退きながらも小…

老いのひとこと

無断掲載 101歳にして未だ現役の報道写真家でいられるという。 笹本恒子の写真展を21世紀美術館でみてきた。 激動の20世紀をフイルムに収めた貴重な記録の宝庫そのものでした。 数百枚に及ばんとするその夥しさに圧倒され、館内の熱気も手伝い目元足…

老いのひとこと

小林節さんが金沢に来て講演を為された。 雷鳴轟く中、金沢市文化ホールに足を運ぶ。 荒天にも拘わらず客席数900は既に満席、此の日は1100人の聴衆で溢れた。 此の人の到来をみな満を持して待ち構えていたのだろう。 頼もしくこの上なく頼りになる応…

敗者の条件

「敗者の条件」=其の11 野々市中学校の剣道場に掲げられる道場訓『敗者の条件』をわたくしなりに独断と偏見に基づき分析してきた。 余りにも意味深長で含蓄深い字句が並び随分戸惑いも致したのだが、その意味することは結局のところ剣道人個々人が夫々お…

老いのひとこと

我が家には娘はいないので雛人形とは縁はなかった。 恐らく義母の形見分けの品が紛れ込んだにちがいない。 「吊るし飾り」なるものが一つあって加賀手毬が吊り下がる。 対になるようにもう一個あれば良しかろうと手捻り作陶に挑戦してみた。 作業は極めて単…

老いのひとこと

百六歳の御身ゆえ自宅ケアーでは万が一に際しては何かと覚束ない。 万全を期して金吾大おじいさんは総合病院に入院なされた。 わたしの実母としの祖父近吾の産みの母が鉚さんなるお方である。 此の鉚さんと金吾大おじいさんとは直系の血族であられるのでわた…