老いのひとこと

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花器のような壺、壺のような花器。
気取らないヌーボーとした面構え。
ずっしりどっしりした象のような足構え。
野暮ったく田舎臭い風貌。
剛毅にして朴訥とした佇まい。
ふてぶてしさにはにかみ宿す半端もの。
時代遅れのセンスなき武男 ( ぶおとこ ) ( たけ ) ( お )さんよ。
 
あなたよ、あなたはよくぞ此の世にお出ましだ。
もっと近こう寄れ。
愛嬌振り撒け、遠慮はいらん。
あなたよ、よくぞ吾が朋輩に仲間入りした。
今宵は歓待の宴、酒盛りだ。
 
一政画伯の名器に肖ろうと秘かに挑んでみたもののご覧のような無様なる結末に終わったのでした。
でも、そうであったにしろ他人様がどう評価しようがわたしには宝物に違いない。
よくぞ、吾が朋輩に仲間入りしたものだ。
感謝申したい。