2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

回覧板でラジオ体操扇台大会を知る、今日は会場を小学校のグランドに変え集結す。 会場狭しと埋め尽くす盛況ぶりとはお世辞にも言えまい。 児童育成の意味合いから出欠を執るくらいがの意気込みが在っても好いのではなかろうか。 むしろ引率の保護者が目立つ…

老いのひとこと

罰が当たって明日にも脳卒中で半身不随の身と相成りましょう。 地元では著名なる脳神経科病院へお薬を貰いに参らねばならない。 したたか待たされ漸く診察室に入れば手短に体がふら付くかと訊かれ目を瞑り直立する。 次いで片足立ちを少々よろけながら致せば…

老いのひとこと

維新の会の馬場伸幸名乗る政治家は日本の国を侵攻し席捲せしめんが為に御身を第二自由民主党の党首に祀り上げて仕舞った。 そして岸田さんの第一自民党との二大政党の下やがては政権を奪取し日本維新の会は第2自民党と改名し然るべく国政を担当する旨その公…

老いのひとこと

70年むかしに出た高校の同窓会の案内状らしき封書が何年振りかで届く。 恒例の10月15日130回目を迎える創立記念日の式典に出席いたすや否かのアンケート葉書が添えられる。 未だかつて一度たりとも出席無きものが今更何をか言わんや、不参加を明記しご意見欄…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 畑長の大西さんから小豆を撒くタイムリミッツだとの伝言あり。 若し所望するなら種を提供するとの好意的お言葉を戴く。 有り難き御誘いに従いさっそく気力を注入し喝を入れる。 豆類は幸い元肥は不要、腐葉土の上に消石灰と苦土石灰をばら…

老いのひとこと

風がないむしむしし顔が火照る、息切れし足元重く自由が利かない。 道場の隅っこを歩く、早や足を試みるがままならず歩幅を広める気力失い其の場に立ち竦む。 動悸がし目元定まらず、その時観念した。 此れはヤバイ、稽古の断念を決意した。 暫し其の場に転…

老いのひとこと

真夏の暑さに耐え切れずコースを徒歩からママチャリへ、そして額四峠越えを敬遠し今や先祖返りしてしまった。 この冬頃には歩いた所を自転車で回るが体力的には丁度手頃なり。 馬替の神社で手を合わすわけには参らぬが車の上から願懸け祈祷を為す。 到着報告…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 カボチャに病変現る バイレトン水和剤5に頼らざるを得ない症状を呈するに至る。 白い粉が着き纏い葉は気味悪く変色してしまった、二三枚ではない辺り一面がうどん粉病に冒されてしまった。 折角結実した二つの実の成育が気掛かりだ。 晴れ…

老いのひとこと

荒ら家なら荒ら家らしく草ぼうぼうで好かろう、又窓の網戸は経年劣化でぼろぼろの方が似付かわしくも在ろうが此れどうしたことか此れではやはり体裁が悪かろうと外聞をば気にするのです。 然すれば明らかにボケてはいるが未だ軽度の認知症状で済み居るかと高…

老いのひとこと

再度嘆きのコメント NHKラジオ第一放送、朝の6時30分より年中無休で 恒例のラジオ体操が始まる。 雨さえなければ自転車に跨り会場へと馳せ参ず。 手持ちの携帯ラジオをガンガン鳴らして待機いたせばスピーカーから男性の音声響かば胸撫で降ろす、甲高き女…

老いのひとこと

孫娘のりなが正式にお嫁に行くことが決まった。 フィアンセのなおきくんと初対面の初顔合わせと相成った。 風の便りに聞いていた通りなかなかの好カ男さんではないか。 屈託のない自然な笑みは今流行りのタレントさん以上に魅力的だ。 長身でキリリとし、そ…

老いのひとこと

自由奔放に思いのままに運筆の筆勢がまるで生蛇の如く躍動する。 此れ驚く勿れ、何時の間にか一丁前の書家に変身したではないか。 書道塾のお手本に王羲之の「蘭亭序」を宛がわれたのだろう。 世界的書聖の名品を前に悪びれることもなく恐れることもなく怖い…

老いのひとこと

雨雲のレーダー観測網からキャッチしたらしく孫は一雨ありそうだ、海釣りは控えた方がよさそうだと進言する。 予報をくつがえし現下は晴れ間の見える天候だが老いては孫に従うべしと折角の釣りは断念した。 その代わりに海でも見に行きましょうと孫とのドラ…

老いのひとこと

元来読書は苦手で下手くそだ、資本論も貧乏物語も源氏物語も理解できない二三行でお手上げだ。 悔しいけどどう仕様もない、兎に角積んで置くだけの安っぽい気休めを求めて営々と此の齢まで積み重ねつづけた。 脳裏の隅っこに何れかには鋭気を囲って再挑戦し…

老いのひとこと

姫碗がぐい呑みに化けてしまった。 殊の外縮小率が大きかったのでしょう。 今お気に入りの八角面削ぎと併せて此れをぐい呑みとして愛用いたそう。 色形も手触りもなかなか上手くできたと感心するよ。 清酒・ワイン・お湯割り焼酎なんでも御座れだ丁度よし。

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 キタアカリを収穫した。 男爵に比べ茎葉の成育が雲泥の差で大きい、葉が黄色くなるのを待たずに掘り起こす。 拳ほどの上物も混じり男爵に比べれば収穫量も雲泥の差と言えり。 三割増もあったのではなかろうか。 弟に義妹、孫にもお裾分け…

じいちゃんシロギスでも狙いにゆきませんかと一番孫から願ってもない嬉しいお誘いがはいる。 あちこち探したが車横付けの好釣り場はやはり羽咋川河口がどうでしょうかと訊ねて来た。 わたしの足を配慮して呉れて有り難いことだ、嘗てセイゴを狙った箇所に違…

老いのひとこと

一点の曇りなく真っ正直な直心を貫き徹した山岡鉄舟にはわたくし如き薄汚い邪なる魂胆を宿す輩には鉄槌を下したのであろう、イヤそうで在るに決まっている。 根性がひん曲がるものの作は必ずや斯くの如く歪に捻じ曲がってしまうのだ。 焼成窯の窯の神様も相…

老いのひとこと

本焼き窯出し完了、初々しき焼き立てのほやほやを手にする。 得心行く自信作ばかりではないか。 おいおい自己評価しながらの自己採点を楽しむことに致そう。 一作目はマグカップ 公民館の陶芸教室に籍を置いて早や二年目、其の初っ端に手掛けし作がマグカッ…

老いのひとこと

鬱陶しいのは長雨だけではないあの好からぬ雑草の繁茂だ。 牧野博士には相済まないが此ればかりは退治いたさねば男が立たぬ。 何気なくスマホを見ればあの小さな画面一杯に鋸の歯のような草刈り道具が大写しだ。 まさに購買意欲をくすぶる絶好のタイミング、…

老いのひとこと

農作業雑記 其の一 欲張り爺さん、カボチャの摘芯時期を気に掛けながら見守るうちに何時の間にか三子を儲けたではないか。 慾の皮の突っ張った此のお爺さんは第四子を見届けてから漸く芯をちょん切る始末、案の定三番目の子は育つことはなかった。 全て世の…

老いのひとこと

灼熱の日光がまともに照り返す家並みは風が閉ざされそれこそ灼熱の地獄と化す。 目がくらくらし身の危険を感ずる、当分は徒歩での巡回は避けてママチャリでの別コースに決めた。 例年通りの額四峠越えに切り替えた。 自転車本体のみならず当の本人の体力の経…

老いのひとこと

日毎日参する石踏み公園へのコースで往路は馬替下橋復路は馬替中橋と使い分ける。 何気なく下橋の袂で護岸ブロックの隙間に自生する大木の葉を見ればナンキンハゼそっくりではないか。 それにして其の小鳥は乙な所に糞を垂れたものだと感心する。 そして橋を…

老いのひとこと

此の炎天下見栄は禁物、男とてさり気無く日傘を差すとは言えどもそれは雨傘に過ぎない。 道行かば此の日射し中今日もI工務店の旦那が副業の畑仕事に精を出す。 予ねて言いそびれていたことを今日は思い切って口にしてしまった。 図々しくも厚かましく「オト…

老いのひとこと

その足で市民課生活衛生室の門を叩けば兎に角ガードを固めて役所の仕来たり通り守秘義務を楯に秘密漏洩に豪く神経質な仕草に恐れ入る。 吉村重正の実名を語れば狼狽色隠せず何処から入手したかと怪訝そうな眼を注ぐ。 吉村家の墓地に得体知れぬ能路家の崩壊…

老いのひとこと

体操を終え帰り際に世話役さんに呼び止められた。 地域の広報誌をみせて此の意味を教えて欲しいとの尋問に面食らう。 教養の程度を試され少し狼狽える。 「疾風に勁草を知る」、何んとか読む事だけは出来るのだが勁草の意味を知らない。 甚だ学識乏しきこと…

老いのひとこと

野田山墓地管理事務所でわたしの墓地に隣接する能路姓の人物の名が墓地台帳に記載されることを確信して問い質したところ見当たらないという。 そして其の地の地番1462-2には何んと吉村重正なる人物名が登録されていたではないか。 処がそこには吉村家の墓石…

老いのひとこと

今年も五人の姉弟たちがお揃いで粟津のおびし荘なる共済組合の保養所で一夜の宿を共にした。 家内が確たる情報を得て皆をお連れ申した次第になるのだが実はちょとしたハプニングに見舞われたのだ。皆がたっぷりと湯に浸かり、たらふく美味しい夕餉朝餉に舌鼓…

老いのひとこと

高橋家の墓地にべったりくっ付くように能路家の朽ち果てた残骸が姿を留める。 ところが能路家ではなく能路氏と刻まれる墓石は恐らく為次の父能路小左衛門が亡くなる2年前の安政2年に建てたものと推測できる。 此の安政2年時点では為次は若干13歳の少年で父と…

老いのひとこと

本家のお墓を引き継ぐ栄誉に与かったが殊更あからさまにお寺さんに読経を営む仰々しい慣わしは一切執り止めにした。 樹齢数百年の杉の古木があたかも御佛供(おぶく)杉のように背後にデーンと控える。 ただ其の杉の木の前に我が墓地にくっ付くように一基の朽…