老いのひとこと

70年むかしに出た高校の同窓会の案内状らしき封書が何年振りかで届く。

 

恒例の10月15日130回目を迎える創立記念日の式典に出席いたすや否かのアンケート葉書が添えられる。

未だかつて一度たりとも出席無きものが今更何をか言わんや、不参加を明記しご意見欄には要らん事乍らも余計なことを付記してしまったようだ。

 

「同窓会の名のもとにご参集の皆さま方は夫々色とりどりの勲章を誇らしげに掲げ、先ずは勲章の品評会やがては武勇伝を声高にお披露目為さるるそんな会合にはわたくし生来馴染むことは出来かねます。」。

悪しからずどうぞよろしくと書いた。

 

加えて、幹事さんの労をねぎらってお世話様ですと付記した。

母校の永久なる栄えを礼讃することを忘れはしなかった。