老いのひとこと

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何があろうともお悔み欄には目を通す。


先日のこと同級生のお名前を拝見した。


通夜・葬儀とも終了とある。


道理で同窓会の世話役からも何の連絡も入らなかったわけだ。


勿論、そのお方とは交誼とてあるわけでなく辛うじてお名前だけは存じ上げれる間柄に過ぎない。


ただ、弐年前の同窓会に出逢った折にそのお方と言葉を交わしたことだけは鮮明に記憶するのです。


わたしの母方の遠いご先祖に杉山波江なる者が養子縁組をして入籍している事を題材に二言三言交わしたことを思い出したのです。


杉山の姓が同じであったので若しや或いはひょっとしてと話題を越中の武将佐々成政公に貴女のご先祖も関わっていやしないかと持ち掛けて見たのです。


確かに主人の実家は越中富山だがドン百姓に過ぎませんと云う。


しかし、鍬を槍や剣に持ち替えれば易とも容易く地侍に早変わりしよう。


成政の家来衆として同じく松根城に陣取ったかも知れません。


妄想のような憶測に過ぎないがあの際には意外と親近感を覚えたのです。


其の杉山愛子さんが淋しく此の世を去られてしまわれた。


あなたは通夜も葬儀も人知れずに執り行われましたか。