2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

カイズカイブキの生け垣に攀じ登るのは南瓜だけで結構です。 ところが今年は攀じ登りが大得意の蔦(つた)と屁(へ)糞(くそ)葛(かずら)が悠然と占拠いたすではないか。 此れには些か閉口する。 根元から断ち切ろうと茂みに潜り込み手探りで大元を捜す内に右腕の…

現役のころには安いっぽい見栄を張って庭師さんに冬支度をお願いした。 処が今やお構いなしで枝が折れようが枯れようが全くの無頓着で完全に落ちぶれたものだ。 無用の長物と化した竹竿だけは物置に隠されていた。 廃物同然だが活用の手立てがあることに気が…

老いのひとこと⑲

三代藩主利常の生母寿福院は桜を好んだと云う。 利常は母を想いここ野田山の地に桜の木を幾本となく移植したという。 早春には全山がさくら色に染まるにはそんな経緯があった。 400年の長きに亘り年年歳歳咲き誇った。 兼六園以上と豪語しても決して過言…

老いのひとこと

わたしはしがなき又小作人です。 農具はスコップとちゃちなアルミ製三角鍬一本のみの零細耕作人です。 支柱すら持ち合わせがない。 処が実はお隣さんは耕作放棄のまま耕地にはビニールシートを敷き其の上に石ころや支柱の類が無造作に置きっ放しの状態にある…

老いのひとこと

城谷川の護岸の為に築かれたコンクリート製の堤とアスファルトを敷き詰めた市道との僅かばかりの隙間に路傍の野草たちが此処を安住の地と勘違いし根を張り巡らす。 今年もマツバウンラン=松葉海蘭がお出ましです。 奇麗に行儀よく整列しています。 まるで八…

さやえんどうが白い花をつけ実を結ぶ。 ようやく最盛期を迎えその都度収穫の喜びを味わう。 シャリシャリした歯ざわりで殊更自作の収穫物は猶美味い。 二人世帯ゆえひと握り程をポケットに捻じ込む。 その都度その都度いつも思うことだが足元を見れば小鳥た…

老いのひとこと

自粛生活が当てどもなくつづき自ずと私流の生活様式も定まりつつある。 不要不急が頭にこびり付き閉じ籠りが発散の機会を奪い去った。 元々寡黙だ、口数は極めて少ない。 それが馴れっこで当たり前の生活様式ではあったが唯一貴重なる発散の機会がわたしには…

老いのひとこと

朝の散歩で親子連れによく出逢うので尋ねてみれば宿題のプリントを先生に提出しに行くのだという。 保護者同伴での登校の意味はどうも休校中の家での様子など生活指導面をも兼ねているのだろう。 中には親の都合で参加が敵わぬ子も居て何となく不憫に思う。 …

老いのひとこと

面白いことがあるものです。 畑仕事でひと汗かき一服いたす時ふとタマネギ畑に目を遣るとやっぱし薹(とう)が立っている。 とうとう御出ましかと近づけば薹ではなさそうだ。 よくよく目を凝らせば何んと小っちゃなカタツムリ君が木登りならぬ玉葱の茎登りの芸…

老いのひとこと

ふてぶてしくしかも無頓着である反面至って気が小さく神経質だ。 折角、若苗を植え付け畝を築いたのに茄子たちが伸び伸びと根を張り巡らす領域が少なかろうと再びスコップの刃を踏み込み掘り返す。 案の定、耕運機の恩恵に被ってはいない未墾の大地の固まり…

老いのひとこと

往時にはコゴミやワラビに山ウド、センナなどの山菜を求めて遠路を厭わず良くぞ行ったものだ。 番場を目指し先陣を争うかのように早起きしたものだ。 今やその気力も体力も何処へこそ行ってしまったのかものの見事に失った。 ところが不思議なものだ、先日野…

老いのひとこと⑱

母方の曾祖父近吾は妻操との間に2男3女に恵まれたが近吾にはもう一人死産もしくは流産したと思しき三男坊がいて小さな墓を建て手厚く葬った。 愚かしくも罪深き邪推に過ぎぬが近吾はわが水子を此の甕の御棺に葬った。 今、匿名香太郎の名で建立せし父清三郎…

老いのひとこと

無断掲載 検事長の定年延長を定めた検察庁法改正案を断念するとの大きなニュースが飛び込む。 さすがに民衆の迫り来るどよめきやざわめきには抗する術を失ったのです。 政治を動かすのは民衆の団結力であり、政治を動かす主権者は民衆であると云う古の教えが…

老いのひとこと⑰

山ザクラも良いが新緑したたる野田山墓地も素敵だ。 我が母方の曾祖父近吾の面影を求めて五月晴れの野田山を彷徨する。 跡形もなく姿を消した跡地に寂然と佇む。 数珠を手に暫し合掌しつつ相済まなかったと罪業妄想に陥る。 ふと足元の後ろの樹木の根元に目…

老いのひとこと

さくら色で塗りたぐられた野田山も今や全山瑞々しい若みどり色に化粧直しをした。 梢からの木漏れ日が新緑に映えて黄金色に輝く。 あたかも額縁の中の一幅の風景画を見るかのようだ。 どれもこれも逸品ばかり思わず感嘆の唸り。 感動のあまり涙ぐむ。 緑色に…

老いのひとこと

無断掲載 風雲急を告げる検事長の定年延長審議が13時50分より始まる。 ネットで待機し「衆議院インターネット審議中継」をクイックするが繋がらない開かない。 少々狼狽えながら色々試みるうちに別口にて漸くつながる。 森法相でなく昨日同様武田特命相…

老いのひとこと

裏手の隣家に接する空き地は草が生い茂り余りにも見苦しい。 むしり取るうちに雑草に混じって野ブキの一群が少々自生するのに気づく。 処分するのも詮無きことと小まめに摘み取り胃袋にて処分いたすことにした。 根元は少しばかり木質化していたが重曹と共に…

老いのひとこと

外出自粛要請以来極力人通りを避けて専ら裏道を選りすぐりながら歩く。 人目は避けるが花を愛でながらの花見遠足は乙なものである。 風薫るこの時期は世にある花は一斉に咲き乱れ咲き誇る。 その中でもとある一軒の御宅の庭先の花園がお気に入りなのだ。 二…

老いのひとこと

ネットに疎いわたしとてやはりネット社会に組してみたい。 SNSにも無縁の無頼なる老輩だが我も関与致さんとしゃしゃり出て埃まぎれのツイッターにツイートを試みました。 尤も、検察庁法の改正案の骨子も複雑怪奇な絡繰りも能くは理解できぬにしても曲者…

老いのひとこと

7,6%から8,0%へ逆戻り、好い波に乗り境界線を一気に突破したかったが元の木阿弥、束の間の喜びに終わった。 でも一進一退こそ世の常、決して一喜一憂してはいけません。 彼のドクター長尾の名言である年齢のTenパーセントまでは許容範囲の学説を…

老いのひとこと

緊急事態が月末まで日延べとなった、自粛要請がまだまだつづきそうだ。 それに逆らうように4時半過ぎに起きて畑に出て畑を打ち畝を起こす人あり。 ラジオ体操に精を出し朝めしを掻き込んで苗の購入にいそいそとお出掛けだ。 千両茄子3株、夏みずきが在庫切…

老いのひとこと

ソフトバンク本社の巨大赤字とリンクいたすのでしょうか兎に角執拗にソフトバンを勧誘された。 敢え無く陥落しフレッツ光ネクストからNTTソフトバンクへ切り替えてしまった。 工事不要工事費も不要で一か月の経費が500円安くなるとの謳い文句宣伝文句…

老いのひとこと

家内が懇意とする農家から特大タケノコをいただいた。 天秤にこそ掛けなかったが優に1kgは軽く超えそうだ。 鮮度が売り物の朝取りタケノコは大変な御馳走だ。 早速、家内は処理し昆布煮に仕出してくれた。 食物繊維の塊りで低カロリ、思い切りよくかぶり…

老いのひとこと

O先輩のご好意のお蔭で畑の土は掘り起こされた。 機械化農業の恩恵に与かりました助かりました。 尤も粗起こしまでが限度で畝上げも基肥を施すことも苗の植え付け種蒔きまでは其れは願っても無理でしょう。 後は老骨に鞭打ちながら手作業が待っている。 黙…

老いのひとこと

MyYmobileから料金の明細を確認しようと試みるが何んとお粗末なことに契約時に取り交わした暗証番号を奇麗さっぱりと失念している。 どうしようもないので取次店へ赴いて尋ねた。 6000円近い金額に内3000円分は契約時に支払うべき手数料で在ることが…

老いのひとこと

安倍さんの政治に何時も可愛げのない態度しか執らない所為か未だに我が家には布製マスクが舞い込まない。 まさか10万円の給付金まで素通りする筈はなかろうと思いつつもやはり気になる。 郵便物を待つ先にオンラインで試してみようとやはり人間の裸の素性…

老いのひとこと

我ながらしみったれの貧乏性に呆れはてる。 通帳の記帳を為せばソフトバンクへのスマホ経費が何んと6000円近くに恐れおののいた。 何せ通話回数ゼロ回誰からも掛かってはこない。 メールもeメールもSMSもSNSもツイッターも使った試しもないのに此…

老いのひとこと

コロナ旋風は止まることなく吹き荒ぶ。 依然として外出自粛が声高に鳴り響く。 成る程、収束への道は此れしかない事ぐらいは理屈としてはよく分かる。 故に分別を以ってわたしは軒下道場と夜回りを自粛して5/31まで手放した。 ところが矢張り手元が狂いペ…

老いのひとこと

行動の自粛が要請され家の中に閉じ込められる最中に突然もの憂い音声が唸りはじめる。 午前11時を指すと何時ものように気だるい言い草が又してもはじまる。 小役人面をした主が屋上のてっ辺から見下ろすように侮るかのように安っぽい公共サービスの押し売…

老いのひとこと

ラジオ体操をお世話くださるDEGUTIさんからアンケート用紙が手渡されました。 内容は此のコロナ禍のさなかラジオ体操の存続の可否についての意見集約でした。 勿論、諸手を挙げ無条件で賛同いたしたいのだが此の時期にアンケートを募る意味合いを十二…