2020-05-17 老いのひとこと さくら色で塗りたぐられた野田山も今や全山瑞々しい若みどり色に化粧直しをした。 梢からの木漏れ日が新緑に映えて黄金色に輝く。 あたかも額縁の中の一幅の風景画を見るかのようだ。 どれもこれも逸品ばかり思わず感嘆の唸り。 感動のあまり涙ぐむ。 緑色に染まり漂う大気を贅沢にも独り占めしふんだんに森林沐浴す。 人口に膾炙した上高地や軽井沢にはない、最早ない筈だ。 奥入瀬渓谷に匹敵するほどの景観ではないか。