老いのひとこと

農作業雑記

其の一

欲張り爺さん、カボチャの摘芯時期を気に掛けながら見守るうちに何時の間にか三子を儲けたではないか。

慾の皮の突っ張った此のお爺さんは第四子を見届けてから漸く芯をちょん切る始末、案の定三番目の子は育つことはなかった。

全て世の中、そう旨くいくはずがない。

さらに愚かしいことに勿体ない主義者の此の爺さん折角元気よく四方八方に張り巡らす子ツルを傷め付けるは憚るべきと放置したがやはり教科書通り子蔓2本を残し此の際目を瞑って切り放った。

其の二

男爵を収穫したが殊の外芳しくない、小粒で1株56ッ個では話にならない。

キタヒカリはまだ葉が青々しいのでもう暫し様子を見よう。