老いのひとこと

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植物の種族保存本能は凄まじい。

去年のこと、わが畑中に1株の赤紫蘇が根付き秋には実を結び、始末に負えぬので初冬の頃引っこ抜き処分した。

其の落とし子たちが今年一斉に芽吹き何時の間にか紫蘇畑が形成された。

自然の赴くままによく育ち繁茂した。

肥料も水遣りも一切施すことなくなく自然児のまま逞しく育った。

真夏の土用を迎え梅干しとは関わりなしに紫蘇干しを思い立った。

葉を一枚一枚切り離し水洗いしザルに受けて乾かし、それを塩揉みし樹液を捨てては又揉んで天日干しにした。

 

此れ又始末に負えない。

「御所望のお方はご自由にお持ち帰り下さい」の

立て看板でも掲げようかな。