老いぼれの独り言

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 露地植えのハクサンシャクナゲがしっかり根付き見事な花を咲かせてくれる。
 例年は五月連休頃に見ごろ満開を迎えるのだが今年はどうしたことかもう盛期が過ぎたようだ。
 片やその花の側には繁茂した雑草が我が物顔ではびこっている。
 アンバラスで見苦しい限りだ。
 連休には大阪から孫たちが大挙してやってくる。
 とに角それまでには片付けねばなるまい。
 ところが生憎の腰の状態では引っこ抜き作戦はままならない。
 三角鍬のお出ましだ。
 根っこ諸共に掘り起こし薙ぎ倒し作戦に切り替えた。
 立ったままでの作業なので患部への負担が掛からず効率的で大いに助かった。
 程よく成長しているので返って一気呵成に片付けられたようだ。
 
 
 作業中図らずも、放置されたままの原発被災地でのことを考え合せていた。
荒廃し果てた彼の地に思いを馳せた。
 そうだ、来たる東北訪問の折には何としてでも浪江町の帰還困難案内板と進入禁止のゲート前までは辿り着き其れを見聞致したい。
 せめて居住制限が解除された区域内に鬱蒼と生い茂る雑草を見掛けたならば体力が許す限り精一杯の誠意を躰を張って表わさねばなるまい。
 その為にも此の野暮ったい三角鍬は是非とも持参しなければならない。
 どっちみち、此のわたしは線量計を必要とはしないので持参する気は毛頭ない。