老いのひとこと

一点の曇りなく真っ正直な直心を貫き徹した山岡鉄舟にはわたくし如き薄汚い邪なる魂胆を宿す輩には鉄槌を下したのであろう、イヤそうで在るに決まっている。

根性がひん曲がるものの作は必ずや斯くの如く歪に捻じ曲がってしまうのだ。

焼成窯の窯の神様も相槌を打ってそう致しましょうと加担したに違いなかろう、そうに決まっている。

 

何時如何なる時点に於いても変わらぬお姿で在られる「不二の山」に眞實あやかるべきなのだ。