老いのひとこと

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小林節さんが金沢に来て講演を為された。


雷鳴轟く中、金沢市文化ホールに足を運ぶ。


荒天にも拘わらず客席数900は既に満席、此の日は1100人の聴衆で溢れた。


此の人の到来をみな満を持して待ち構えていたのだろう。


頼もしくこの上なく頼りになる応援団長の登壇を心待ちに待った。


気っ風の好い歯に衣着せぬ語り口にみな固唾を呑んだ。


重々しい事態を吹き飛ばし笑い飛ばす軽妙洒脱な小林(ぶし)にみな心地よく酔い痴れる。


次から次へと次なる展望を解き明かされる。


話題が野党共闘に及べば自ずと拍手が沸く、拍手の色合いに少しばかりは濃淡に差こそあれ一人区こそ正念場なりと何んとも楽観的に望みを繋ぐ。


紛糾絶え止まぬ国際社会に在るべき日本国の姿は平和憲法を旗印しに『止め男』に徹することだと力説為さった。


優者に組して抑止力を云云するよりも『止め男』として国際貢献いたす方がずっと恰好がよい。


地道でまだるっこいが民意を整えるには署名集めしか手がなさそうだ。


 


こちら側のやる気と行動力が問われる。


「民主主義」は無償では手に入るはずがない、厳しい代償を覚悟いたさねばなりますまい。


今夜は、熱しやすく冷めやすい此のわたしにほとぼり醒めぬうちにと熱き焼きを入れて頂きました。


お蔭でシャキッと目覚めました。


本当の「民主主義」を取り戻すためには老骨たりとも我が身に鞭打つことを此処に誓う。