老いのひとこと

抹茶を嗜むことすら知らぬ野暮なヤツ。

そんなヤツが茶器 棗(なつめ)作りに取り掛かる。

実は三度目の挑戦になる。

三度目の正直と言うではないか。

蓋がしっかり締まり密閉され中のモノが湿らせないような陶器の棗作りを密かに狙った。

抹茶を知らないものが斯様なモノを作ったとて意味がない事は十分承知の上でつまりは男の意地を張った。

 

今回は若きお師匠さんからの素晴らしい卓見と手解きを戴いて何んとか様になったようなのだ。

土鈴の要領で中が空洞な棗状の固まりを作り教室から借用したたたら板14枚を固定台にして糸切りで蓋の部分を思い切りよく切断した。

台を固定するのに家内の助力を貰った、流石これは独力では不可能でありました。

後はこまめに縁取りを削って成形は完了した。

 

満更でもないと自作自讃する。