2022-11-13 老いのひとこと 洗面所の片隅から入れ歯が出てきた。 紛れもなく手前のものには違いない。 下の入歯で左3歯に右4歯よく似たものに見覚えがあると装着するのを外して並べてみればまさにドンピシャリ同じではないか。 何ゆえ同じものが二つもあるのだろう。 記憶をたどるが皆目思いつかない。 作ったのは掛かり付け医、わたしが何か不都合を訴えたからこそ二つ目のモノが出来上がったのであろう。 確かに金具の形容に違いはあるにはあるが果たして二つ目を作る必要性が本当にあったのであろうか。 患者の懐具合に寄り添い親身になって治療を施して呉れたのであろうか。 患者のためを思い合理性を追求しムダ感覚勿体なさ感覚で接して呉れたのであろうか。 半分ボケ掛けている事を好い事に営利を優先し過剰診療の犠牲に嵌められたのではなかろうか。 或る種の不信感が募る。 当時の負担は一割で済んだと云えども大枚を吸い取られたものだ。 医療行政・医療体制の改善と併せてモラル確立を強く求めねばならない。