老いのひとこと

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孫たちの通う保育園の発表会はとても盛大に執り行われました。


年長組が歌う「乾杯」の歌で始まり最後はやはり年長組の大合唱「世界に一つの花」の曲で締め括られました。


大きな感動をたくさん頂きました、ありがとう。


 


その感動を大きく増幅させたもう一つの理由が此処にある。


それはちょうど12年前の2005年の此の時期に大阪の息子夫婦は晴れて結ばれ此の地にて祝言を挙げたのです。


その披露の宴で新郎の未だ幼き甥御と姪御がマイクを握って懸命に「世界に一つの花」を歌ってうたげを精一杯盛り上げてくれた。


また、此のうたげのBGMには「乾杯」の曲が流れ


うたげのフィナーレは此の「乾杯」を参加したものみんなが声を張り上げ歌い上げ二人の門出を祝福したのでした。


奇しくも此の二つの曲が今日の発表会のメイン曲の様に歌われ、その合唱隊の中には紛れもなく12年前の新郎新婦の申し子の双子ちゃんがいて懸命に大きなお口で歌ったのです。


12年の時が流れたものの二つの場面が交錯し何とも複雑な気持ちにひたったのはわたくし一人ではなかったはずです。


加えて吾らが三男坊はまさにシンデレラボーイに他ならない。


学業半ばで単身大阪に乗り出し苦労の末に職人技を身に付け自立し更には見目麗しき才女を射止めた今様シンデレラボーイに間違いはない。


そのシンデレラの劇をいま我が孫たちが演ずる不思議な巡り会わせには殊の外感慨深く興味深いのであります。


感動の場面が幾重にも重なり合って我が胸中を去来したのです。