老いのひとこと

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最寄りの小学校のグランドの片隅に丸太ん棒を組んだ平均台がある。

学校がお休みの日には幼き孫たちを連れて此の平均台でよく遊ばせた。

と申すより此のわたしは孫たちが大きくなってからも一人前に世渡りができる事を願ってか此の丸太ん棒の上を独り歩きをさせたものだ。

でも若しや落下して大怪我でもしたら此れ一大事とわたしは孫の手を引いて寄り添ったことを思い出す。

ただ大阪の双子ちゃんのお姉ちゃんだけはわたしの手を振り切っておっかなびっくりのヨチヨチ歩きながらも渡り切ったことを思い返す。

 

散歩をしていてよく見かける光景にグランドで子どもたちがキャキャ飛び跳ねながら遊んでいる。

何んと此の丸太ん棒の上をキャキャとまるでお猿さんのように軽快に渡りきる。

中には地上と同じ感覚で疾走を試みる子も居る。 

みな我先にと飛び乗り軽妙に妙技を披露する。

教師の指導は要らない、子どもたちが互いに切磋琢磨し合い互いに刺激し合いながら見事に成長を遂げている。

しかし、若しや万が一にも事故に繋がりはしまいかと悪夢が過る。

やはり、案の定或る日を境にして此の遊具に近寄る子どもたちの姿が消え失せた。

管理職の先生方は遅ればせながらも本来の職務に気付かれた模様なのです。

まさか此の丸太ん棒を撤去なされることはあるまいに、わたしは其ればかりは如何なものかと懸念する。

 

幸い今のところ安泰だ。