老いのひとこと

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ボーリングの在り方を貶したり中傷したりする気は毛頭ない。


 先般は独り善がりな年寄りの一面的なしかも薄っぺらで安っぽい一見解を掲載してしまいました。


 ピンを倒すことが敵わない実力の無さを棚に上げて独善的な言い掛かりを口にするなんて以ての外で下劣で恥ずべき行為でしかありませんでした。


 要はわたしが今少し素直にインストラクターの諸注意に耳を傾け聞きいれるように努力致すべきであったと猛省致すのです。


 それを怠ったまま何という我が儘を平然と語ったものかつくづく情けない。


 


 我が立ち位置に心静かに呼吸を整え力むことなく右脇きにボールを構える。


 半眼のまま2番スパットに目線を注ぎ其処に狙いを定めてボールを転がす。


 寸分の違いなく2番スパットという一点に全神経を集中させる。


 一点の曇りなき全神経の昂ぶりを維持したままボールの重力に任せて4歩目のステップで踏み出した左足にスムーズに体重移動を完了させる。


 研ぎ澄ませた集中心を毎回毎回の投球であなたはちゃんと試みましたでしょうか。


 実は然に非ず、只ひたすら無造作に投げ続けたに過ぎなかったのです。


 ボーリングで対峙する相手は生身の人間ではない。敵は、コンピューターに制禦された単なるマシンに過ぎないが勝負する段に於いては実に高度な精神力が要求されることをつぶさに教えて頂いた。


 此処にも、おのれ自身との戦いおのれの非心を斬る『非切』の教訓が脈々と流れていることを知らされたのでした。


 


 同時に、あのカーリングの小笠原選手のように一点を見据えた真剣な眼差しからボーリングのノウハウをしっかり学び取らねばならないことを知らされたのです。